インフルエンザの予防には「紅茶」がおすすめ! 医師が理由を解説

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』。1月15日(火)のオンエアは、おやすみ中の別所哲也に代わり、nicoがナビゲート。「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」のコーナーでは、インフルエンザが猛威をふるうこの時期に知っておきたい「紅茶」の健康効果に注目。イシハラクリニック副院長、石原新菜さんに話を伺いました。


■紅茶ポルフェノールがインフルエンザ感染を阻止!

石原さんによると、紅茶には、この時期に注目の健康効果があります。

石原:最近の研究で、紅茶がインフルエンザの感染を阻止することがわかりました。インフルエンザウイルスの表面には“スパイク”と呼ばれる突起状のタンパク質がたくさん出ていて、スパイクが私たちの気道の粘膜にくっついて、体内に入って感染するんです。
nico:なるほど。
石原:でも「紅茶ポリフェノール」がこのスパイクにくっついて、突起がなくなるようなイメージになり、感染を阻止できると言われています。


■一度使ったティーバッグでもOK

インフルエンザ対策として紅茶を飲む場合の、上手な取り入れ方を伺いました。

石原:紅茶ポリフェノールが入っていればウイルスをブロックする効果は変わらないので、どんな銘柄、種類でも大丈夫です。ノンカフェインでもOK。一度使ったティーバッグを再使用して、薄くなった紅茶でも効果が期待できます。紅茶の赤い色素“テアフラビン”といわれているポリフェノールに、そういった効果が強いようです。
nico:飲み方のポイントを教えてください。
石原:この時期はインフルエンザがとても流行していますから、できれば毎日、紅茶を飲んでほしいです。研究の結果では、紅茶を毎日飲んでいる人と、飲んでいない人とでは、インフルエンザの発病率が9.7パーセントも違うことがわかっています。できれば毎日、もっと言えば1日に2、3回、こまめに飲んだほうがいいと思います。

どうしても紅茶が苦手……という人は、うがいをするのも効果が期待できるとか。

石原:紅茶でうがいをした場合、インフルエンザウイルスは15秒で感染する力がなくなると言われています。紅茶うがいも、一度使ったティーパックを使った紅茶でも効果があります。

インフルエンザにかかると、自分がつらいだけでなく、周囲にも気を遣いますよね。ぜひ、日々に紅茶を取り入れてみてください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr

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