フランスの自動車メーカー・ルノーが先日、フルハイブリッドカーで800㎞の道のりを無給油で走り切るメディア対抗のチャレンジ企画「メディア対抗ルノー ルーテシア E-TECH FULL HYBRID燃費チャレンジ」を開催した。J-WAVEからは朝の情報番組『MORNING VOYAGE』(毎週金曜~日曜日 05:00~06:00)のナビゲーター・nicoと、番組スタッフ3名の計4名が参戦。そのときの模様を、3月19日、26日放送の同番組内にて、nicoのレポートに音楽をミックスした音声コンテンツとして届けた。ここでは放送内容の一部抜粋をテキストとして紹介する。
nico率いる男性4名からなるJ-WAVEチームは3月12日、『MORNING VOYAGE』の生放送終了後に集結。番組として旅をするのは初めてとあって、nicoの胸は高鳴る。
「ただいま、時刻は6時40分です。先ほど番組が終わりまして、準備をして六本木ヒルズを出たばかりです。これから愛媛県松山に向けて800kmのドライブへ行ってみたいと思います!」
目指すゴールは、フランスルネサンス様式の洋館で、国の重要文化財にも指定されている「萬翠荘」。サービスエリアやパーキングエリアで休憩を挟み、ドライバーも適宜交代するなど、安全運転に十分配慮することを念頭に置き、東京・六本木から愛媛県松山市に向けて出発した。
「まず最初は足柄SAを目指していってきます」
nicoの一言の直後に流れる小沢健二の「ぼくらが旅に出る理由」が、旅立ちの気分を盛り上げる。
スタートから1時間20分ほどで足柄SAに辿り着いた一行。小休止を取って再び走り出すと、Vanessa Hudgensの「Drive」をBGMに、nicoは「今、実際にハンドルを握って東名高速道路を走っています。シートがいいですね。ちょうど良い反発。運転しやすいですね。これなら800km以上いけちゃうかもしれないですね」と、運転席の乗り心地に太鼓判を押した。
その後、愛知県を通り過ぎ、三重県へ入ると、同県を代表するテーマパーク「ナガシマスパーランド」の大観覧車が見えてきた。nicoは「でっかいですね! ジェットコースターも観覧車もあって敷地がでかい!」とその大きさに驚きつつ、「どうですか、皆さん。ちょっと寄ります?(笑)」とスタッフに提案。先を急ぐため、もちろん却下だ。
そうこうしているうちに、ランチタイムに。
「もうすぐお昼だな。食べる時間ありますよね? ……よかった。やっとわがまま聞いてくれた(笑)」
時刻は12時30分。滋賀県の土山SAで昼食として「近江牛食べ比べ弁当」にありつけたnicoの安堵感を代弁するかのように、The Isley Brothersの優しい歌声による「The Highways Of My Life」が心地よく響く。
ここまでの走行距離はおよそ400km。中間地点での腹ごしらえを済ませたJ-WAVEチームは、名神高速道路、神戸淡路鳴門自動車道と乗り継ぎ、神戸市と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」を渡る。橋長3911m、中央支間長1991mという世界最大級を誇る吊り橋のスケール感に、nicoは「うわぁ、こんなに大きいんですね……!」と思わず声を漏らし、その高揚感と駆け抜ける疾走感を表したかのような、Mêléeの楽曲「Drive Away」が軽快に流れる。
淡路ハイウェイオアシスで一休みした後、四国に入り、香川県へ至れば、気になるのはやはりあの名物についだ。
「今日のスケジュールをアレンジしてくれた方はたぶん、おいしいうどん屋さんを用意してくれてるんですよね?」
nicoが尋ねるも、3人いるスタッフの誰からも期待した返事が得られなかったらしく、「食べたかったなぁ~。おいしいんだろうな……」とぼやき、その一言と同時にかかる“夕暮れ時の高速道路”を意味するMette Hartmannの「Sunset On The Highway」が哀愁を誘う。
讃岐うどんを諦めたnicoを乗せ、「ルノー ルーテシア E-TECH FULL HYBRID」はなおも走る。そして日没が迫る夕刻に、とうとう愛媛県へ突入。ゴールが間近に迫る中、眼前に見える稜線のはるか向こう側で滲む美しい夕日が、長旅に疲れているはずのnicoを饒舌にする。
「今トンネルの中なんですけど、愛媛県に入りました。間もなく日が沈みそうな時間帯で、綺麗なサンセット、優しい光に包まれている時間なんですよね。これでゴール……。最高じゃないですか。ちょっと途中にわか雨もあったのですが、お天気も回復して今、綺麗な夕焼けの中、目的地に向かっています。日没が先か到着が先か。明るいうちにゴールしたいですね」
目的地まであと少し。Pet Shop Boysの代表曲「Go West」が、ハンドルを握るJ-WAVEチームを後押しする。有料道路を降りて一般道に入り、そしてちょうど19時にライトアップされた「萬翠荘」に到着。日没からはだいぶ経ち、出発から12時間20分でのゴールで、走行距離は811kmに達していた。nicoは「到着です! お疲れ様でした!」と、スタッフの労を労った。
燃費チャレンジの結果は、全参加メディアの挑戦が終了した段階で集計。4月上旬に開催される結果発表会で明らかになる。4月中に『MORNING VOYAGE』でも結果をお伝えする。
・『MORNING VOYAGE』公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/original/morningvoyage/
(構成=小島浩平)
(ゴール地点の「萬翠荘」)
スピードではなく、平均燃費のよさを競い合う
本チャレンジ企画は、ルノーのフルハイブリッドカー「ルノー ルーテシア E-TECH FULL HYBRID」で、一度も給油をせずに愛媛県松山市まで走行し、平均燃費の良さを競い合うというもの。参加メディアが同日に一堂に会して行うのではなく、期日までに個別で実施する方式を取り、優勝チームには賞品として、フランス・パリ近郊にあるルノー施設の取材旅行が贈られる。ということでこの企画は、決してスピードを争うレースではない。法定速度を守りつつ、燃費効率良く、一定の速度を保って走るということがポイントとなるのだ。nico率いる男性4名からなるJ-WAVEチームは3月12日、『MORNING VOYAGE』の生放送終了後に集結。番組として旅をするのは初めてとあって、nicoの胸は高鳴る。
目指すゴールは、フランスルネサンス様式の洋館で、国の重要文化財にも指定されている「萬翠荘」。サービスエリアやパーキングエリアで休憩を挟み、ドライバーも適宜交代するなど、安全運転に十分配慮することを念頭に置き、東京・六本木から愛媛県松山市に向けて出発した。
「まず最初は足柄SAを目指していってきます」
nicoの一言の直後に流れる小沢健二の「ぼくらが旅に出る理由」が、旅立ちの気分を盛り上げる。
「もうすぐお昼だな。食べる時間ありますよね? ……よかった。やっとわがまま聞いてくれた(笑)」
時刻は12時30分。滋賀県の土山SAで昼食として「近江牛食べ比べ弁当」にありつけたnicoの安堵感を代弁するかのように、The Isley Brothersの優しい歌声による「The Highways Of My Life」が心地よく響く。
nicoが尋ねるも、3人いるスタッフの誰からも期待した返事が得られなかったらしく、「食べたかったなぁ~。おいしいんだろうな……」とぼやき、その一言と同時にかかる“夕暮れ時の高速道路”を意味するMette Hartmannの「Sunset On The Highway」が哀愁を誘う。
讃岐うどんを諦めたnicoを乗せ、「ルノー ルーテシア E-TECH FULL HYBRID」はなおも走る。そして日没が迫る夕刻に、とうとう愛媛県へ突入。ゴールが間近に迫る中、眼前に見える稜線のはるか向こう側で滲む美しい夕日が、長旅に疲れているはずのnicoを饒舌にする。
・『MORNING VOYAGE』公式サイト
https://www.j-wave.co.jp/original/morningvoyage/
(構成=小島浩平)