アジカンの音楽がテクノロジーと融合! 『INNOVATION WORLD LIVE PLUS』で楽しめる“新しいライブ体験”を川田十夢に訊く

テクノロジーの力で、まったく新しいライブ体験ができる。そんなイベントが2019年1月24日、豊洲PITで開催されます。

その名は『J-WAVE INNOVATION WORLD LIVE PLUS Supported by CHINTAI』。2018年9月に開催された、J-WAVEが主催するテクノロジーの祭典『INNOVATION WORLD FESTA 2018 Supported by CHINTAI』(通称・イノフェス)の「リベンジ公演」です。

イノフェスは2018年9月に六本木ヒルズにて2日間の開催予定でしたが、残念ながら台風の影響により、2日目のアリーナで予定されていた演目は中止を余儀なくされました。すでにリハーサルまで終えていた、アーティストとクリエイターから「ぜひ実現させたい!」と声が上がり、開催が決定しました。

出演するのは、ASIAN KUNG-FU GENERATION feat. AR三兄弟、androp feat. 武藤将胤、カサリンチュ×宇宙兄弟、Awesome City Club feat. Nu.inkの4組。テクノロジーと、音楽や漫画が組み合わさり、これまでにないパフォーマンスが繰り広げられます。

具体的には、どんなイベントなのでしょうか。J-WAVE NEWS編集部では、イノフェスが生まれた番組『INNOVATION WORLD』のナビゲーターで、AR三兄弟として活動する川田十夢さんにインタビューを実施しました。ライブハウスに“街”が広がり、音楽が溶け込んでいく……誰も見たことがないパフォーマンスとは?


■アジカンの音楽と“街”のプロジェクションマッピングが融合

――イノフェスは2日目のアリーナ公演が中止となってしまいましたが、1日目はeスポーツの試合からライブまで、さまざまな演目で盛り上がりましたね。川田十夢さんは、どんな気持ちでご覧になっていましたか。

川田:ナビゲーターとして俯瞰で見ていましたが、いい番組だし、いいフェスだなと思いました。テクノロジーに従事している人たちと新しい音楽を作ろうという人たちが、有機的に、共通の目的に向かってトークをしたりライブをしたりというのは、他にないフェスですよね。

――1月24日は、川田さんのパフォーマンスもリベンジですね。ASIAN KUNG-FU GENERATION feat. AR三兄弟は、どんな演出を行うのでしょう。公式サイトの説明には「映像とライブのサウンドがリアルタイムに上下左右に移動」とありますが、ちょっと想像がつきません。

川田:ASIAN KUNG-FU GENERATION(以下、アジカン)のゴッチ(ボーカルの後藤正文)とは、番組を通じて会話を続けていて。アジカンのサウンドは、迫力がありつつ、その場の風景に溶け込むような感じがしますよね。“場所”に紐づくようなパフォーマンスができないか、ということを、ゴッチと会話をしていて受け取ったんです。そこで、会場である六本木ヒルズ全体をプロジェクションマッピングしたらどうなるか、拡張現実(AR)でシミュレーションしたものを作りまして。その演出とアジカンの曲が融合するんです。リハまで終えていたのですが、お客さんがいなくても手応えを感じました。リベンジ公演ではリブートして、六本木の名残を残しながら豊洲にピットインする感じに仕上がっています。1曲1曲にすべて拡張現実的な仕掛けを用意しています。



――世界に没入できそうですね。テクノロジーにあまり詳しくない人は、ARと言うと「スマートフォンを掲げると立体や音声が流れる」みたいなイメージかと思いますが、観客側も何か機械を使うのでしょうか?

川田:いや、普通に観ているだけで楽しめます。スマホであれ、人間の目であれ、そのとき感じたものに何かがオーバーレイされていたら、それはARだと思うんです。ARも場所によって使えるものがあって。その場所ごとに、拡張できる装備をプログラムで整備して、総合演出的に出すという感じですね。

――なるほど。もうひとつ、カサリンチュ×宇宙兄弟の出番でも、AR三兄弟が参加するそうですね。漫画である『宇宙兄弟』と、ヒューマンビートボックスとアコギを組み合わせた音楽ユニットのカサリンチュ。そしてAR三兄弟ということで、絵なのか映像なのか音楽なのか……「どんなふうになるのだろう?」と感じますが。

川田:AR三兄弟と『宇宙兄弟』は親戚みたいなところがあって、これまでもMVを撮ったりしていたんです。ライブに際して、『宇宙兄弟』は2017年で10周年だったので、物語のなかを言葉で検索できる仕組みを作って。その仕組みと、カサリンチュの映像と、漫画の世界が“接続”するようなパフォーマンスです。リアルタイムVJに、ARでしか表現できないことを補完しながら共演します。これも肉眼で楽しめるARです。食べるラー油みたいな感じですね(笑)。


■テクノロジーの進化で、表現はどう変わるのか?

――テクノロジーとライブの融合と言うと今、光るリストバンドの「Xylobands(ザイロバンド)」(※)が広まってきましたよね。ARもライブで一般的になっていくのでしょうか。

※リストバンド型の演出ツール。発信機からの信号を受け取り、リズムに合わせて光るなどして、一体感が高まるという効果がある。2012年にColdplayが初めて採用し、日本でも、ももいろクローバーZやBUMP OF CHICKENのライブで導入されている。

川田:ARという名前じゃないかもしれないけれど、新しいものは世界中の誰もが作ろうとしていますよね。Xylobandsはひとつわかりやすい例だと思います。こういったフェスでプロトタイプを作って、世界に広がることもあるかもしれません。今、テクノロジーで最も注目されるトピックは「5G」。通信が速くなると、できることがぐっと増えます。表現者が表現したいことが、リアルタイムで伝わる。アーティストたちのイメージが、よりカラフルに届けられる。そんな未来がくると思います。今はまだステージ上で、準備しておいたことしか表現できていないと思うんですよ。イノフェスでは、リアルタイムでその人が感じていることを可視化できる仕組みを入れています。


■「遠くにいるけど近い人」と接続するきっかけに

――『INNOVATION WORLD』は、毎回さまざまな分野のイノベーターをゲストに迎えています。リスナーに、どんなことを届けたいですか?

川田:ラジオでは僕の感じたこと、考えたことを言葉にするようにしています。というのも、すごい人の話って、つい黙って聞いちゃうじゃないですか。でもそれは、その人がどこかで書いていることかもしれない。オンエアを聴くことが「答え合わせ」になったらつまらないと思うから、僕はゲストとリスナーの接続口を探したいなと。

――ゲストとリスナーで、業種、分野が違っても、接続できるものでしょうか。

川田:接続できる“感覚”が、必ずあると思います。ゲストが専門家であればあるほど、一般の人と接続する部分が多いんじゃないかな。今って、SNS的な、近くの人の感覚に接続する口はいっぱいありますよね。自分とは距離のある物語に感動するより、近くの人が結婚してよかったね、みたいなところに流れされているような気がします。それはそれでいいんですけど、生活圏内から離れているけど出会ってよかった感覚や価値観って、絶対あって。人の感覚を知ることって、豊かなことですよね。「この人みたいにはなれないけど、この人の感覚で生活してみたら、ちょっと違う気づきがあった」とか、きっとあるはず。番組やイノフェスが、そういうものに出会って体験するきっかけになったらいいなと思っています。




■体験したことのないパフォーマンスは他にも!

テクノロジーが照らし出す未来を体感できる『J-WAVE INNOVATION WORLD LIVE PLUS Supported by CHINTAI』。川田さんのお話に登場したアーティスト以外では、andropがALS患者でクリエイターの武藤将胤とコラボレーション。両手が使えない武藤は、眼球や顔の動きだけで音や映像をコントロールするメガネ型ウェアラブルデバイスを使って、andropとセッションを披露します。Awesome City Club feat. Nu.inkは、観客のスマートフォンをシェイクすることでスクリーンを変化させたり、手拍子をマイクで収集してリアルタイムでスクリーン映像を変化させるなど、これまでにない一体感のあるライブを繰り広げます。

チケットは現在、一般発売中。まだ知らないパフォーマンスを味わいに、ぜひ足を運んでみてください。

【開催情報】
『J-WAVE INNOVATION WORLD LIVE PLUS Supported by CHINTAI』

・日時
2019年1月24日(木)
17:30開場/18:30開演

・場所
豊洲PIT
〒135-0061
東京都江東区豊洲6丁目1-23
公式サイト:https://toyosu-pit.team-smile.org/access/

・出演
ASIAN KUNG-FU GENERATION feat. AR三兄弟
androp feat. 武藤将胤
カサリンチュ×宇宙兄弟
Awesome City Club feat. Nu ink.

・チケット情報
指定席:4,500円(税込)
スタンディング:3,500円(税込)
学生(スタンディング):2,500円(税込)

<チケットぴあ>
http://w.pia.jp/t/iwl0124-t/
0570-02-9999
Pコード:135-657

<ローソンチケット>
https://l-tike.com/iwplus
0570-084-003
Lコード:70110

<イープラス>
http://eplus.jp/jwave30thiwlp/
※チケットご購入の方全員に、AI Tommyのステッカープレゼント!
※ドリンク代別途(500円)

【学生チケットについて】

引換券での発券で公演日当日に24歳以下の方は、会場にてIDチェック後にチケット引き換えを行います。
引き換えは16:30から開始致しますので、対象の方はご入場前に学生チケット引き換え受付へお越しください。
学生証もしくは年齢を証明出来る身分証明書をご持参ください。
学生チケットご購入のお客様にはイノフェス2018のスタッフTシャツまたはオリジナル手ぬぐいを先着でプレゼント致します。

■NOTICE
・チケットはお一人様5枚まで/未就学児童は入場不可/就学児童はチケット必要
・客席エリアを含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。予めご了承ください
・チケットのお申込み後のキャンセル、および受付終了後の券種・枚数の変更はできません
・出演者のキャンセル・変更、またイベントの途中終了の場合も、チケットの払い戻しは一切行いません
・会場に駐車場はありません。周辺の有料駐車場をご利用ください

主催:J-WAVE/筑波大学
企画制作:J-WAVE/筑波大学/HOT STUFF PROMOTION
特別協賛:CHINTAI

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