映画『ボヘミアン・ラプソディ』にパワー負けして号泣…ネバヤン・鈴木が語るオススメのシーンは?

J-WAVEで放送中の番組『THE KINGS PLACE』(水曜担当ナビゲーター:never young beach)。11月21日(水)のオンエアでは、ドラムの鈴木健人がソロでお送りしました。この週もリスナーからのメッセージにたくさんお答えしました。

まずは10月にリリースされた楽曲『うつらない/歩いてみたら』でのドラムについて。メッセージを送ってくれたリスナーは、友人と「新曲のスズケン、ヒマそうだね(笑)」という話に。音数が少ない中で、こだわりなどはあるのでしょうか?

鈴木:実際、ヒマっちゃあ、ヒマなんですよね(笑)。2曲とも。音数が少ないながらのプレイでのこだわったところは、ちょっと逆説的になっちゃうんですけど、「音数が少ない」っていうのが今回の2曲のこだわりなんですね。

メンバーと話し合って音数を少なくした、と話す鈴木。ドラムは激しく叩いたり、音数が多いとテクニックやこだわりが詰まっているイメージがあるかもしれませんが、「ドラマーにとって音数を少なくすることがいかに難しいか」ということを今回のレコーディングで実感しました。

鈴木:というのも、フィルをたくさん入れたり、シンバルを“ジャンジャンジャジャン”といくのは、正直そっちのほうが簡単なんですね。音数がほぼないビートだけで、しかもテンポもゆっくりでってなると、もうライブとかは特に苦行みたいなところがあるんですよ。ちょっとでもズレたら終わりだし、それしかやってないってなると、そこを極めないと何もドラムを成り立たせられないというか。

これまでのキャリアの中で、この2曲が個人的に一番気に入っているドラミングだと語る鈴木。ぜひ改めてドラムに注目して『うつらない/歩いてみたら』を聴いてみてください!


■ 映画『ボヘミアン・ラプソディ』でネバヤン全員が号泣?

先日、札幌でのライブの前日に、映画『ボヘミアン・ラプソディ』をバンドメンバーとスタッフ全員で観に行った鈴木。映画を観るまでは、Queenについては有名な曲を数曲知っているだけで、ほとんど知識はなし。前評判も高く、周りのバンド仲間もみんな泣いたという話を聞いていたのですが、「全員が泣く映画なんておかしいだろ」と疑問を感じながら観に行ったのだとか。

そもそも鈴木は映画を観て泣くことがあまりないようで、映画を観て泣いている友人に「泣くところあった?」と聞いて、ケンカになったこともあったそう。

鈴木:そういう感じで、映画で泣くっていうのがわかんなかったんですよ。まぁ結果としては、大号泣してしまったんですけど(笑)。この映画、感動でもあるし、すごいバカだなぁと思って。

それは冒頭でいきなり流れる“ある音”。ここではネタバレも含むため伏せますが、本当に冒頭部分なので、観に行こうと思っている方は、ぜひ時間通りに行くことをオススメします。

鈴木:たっさん(ベースの巽)が「フレディが死ぬとこで泣くんじゃなくて、途中途中のフレディの寂しそうな顔とか、そういうところがすごい凝ってる」って言ってて。細かいフレディの心の感じとかも演技されてて、最後に感動的なライブのシーンがあるんですけど、そこで1曲目に『ボヘミアン・ラプソディ』っていう曲を歌った瞬間のパワーがスゴすぎて、そのパワー負けして泣いた映画でしたね。

「自分は絶対に泣かない」と自負していた鈴木を号泣させた映画『ボヘミアン・ラプソディ』。気になる方はぜひチェックしてください!

その他、ギターの阿南と一緒に仙台で見た、紅葉の思い出について語りました。

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【番組情報】
番組名:『THE KINGS PLACE』
放送日時:月・火・水・木曜 25時-26時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/kingsplace/

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