尾崎世界観、クリープハイプは「変なバンドだから、変な人にちゃんと届いた」

J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜担当ナビゲーター:尾崎世界観<クリープハイプ>)。10月8日(月)のオンエアでは、9月26日にリリースされたクリープハイプのニューアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』について語りました。


■新アルバムに感じる「悔しさ」とは

発売後の心境は……。

尾崎:やっと発売されてよかったなという気持ちと、あとは「発売されてしまったな」「発売してしまったな」という気持ちが混ざってますね。でも今日、ものすごい量のメールが来ていて。まあ2週間分溜まってたのもあるんですけど、読みながらすごく嬉しい気持ちになりました。アルバムの感想を読んでいるときは、なんともいえない気持ちになりました。ちょっと感動しましたね。

と語る尾崎。しかし「悔しいな」という思いもあるようです。

尾崎:「届いた」という実感もあるんですけど、やっぱりもっともっと上を見ていたので、まだまだやれることがあるなと思って。「届かなかった」「悔しいな」という気持ちは、そのまま続ける理由になると思うので、いいことではあるんですけど。

そして、リスナーからの感想を読んでいて改めて感じたこともあったそう。

尾崎:感想を読んでいて、(自分たちは)そういうバンドなんだなと思いました。こういう感想をくれる人たちが支えてくれているし、そういう人たちに救ってもらって、こっちも救って……っていう関係である以上は、なかなか世の中の真ん中にいくのは難しいんだろうなと思って。でも今回はそこを目指して作って、それが少し届いた実感もあるので、これからどうしようかまたゆっくり考えながら。本当に、変なバンドだから変な人にちゃんと届いたんだなっていうのは、救われますね(笑)。ありがたいなと思います!


■「自分に絡めて感想を言う」のはイタくない!

リスナーから届いた感想メールを「今日は多めに」とたくさん紹介し、「皆さん、素敵なメールを送りつけてきてますね」と尾崎らしい一言。「やさしくなった」という感想が多かったようで、これについて尾崎は……。

尾崎:自分で聴き返して、確かに「丸みがあるな」という感じはしますね。丁寧に作ってるからだと思うんですけど。時間もすごくかけたし。こうやって感想を見ていても、今までとは伝わり方も違うと思うので、すごく嬉しいです。

尾崎は「自分の生活に絡めてしっかり感想を言うこと」が「イタい奴だと揶揄される」という風潮をおかしいと思っている、と話します。

尾崎:ありがたいし、全然恥ずかしく思うことではないと思う。さっきも「嘲笑された」というメールがありましたけど、そうやって言う人はホラー映画で最初のほうに死ぬ奴っぽいですよね。誰とでも同じような格好をして、同じような感じで……まあ、あんまり言いすぎると「これのこと言ってる」ってわかっちゃうからアレなんだけど。

尾崎はライブでも、ひとりで下を向いて、手も挙げられない人のほうが「主人公感がある」と感じると言っていました。放送では他にも、尾崎が「最近イラっとしたこと」について語りました。そして次週はクリープハイプのメンバーが全員集合するようなので、どうぞお聴き逃しなく!

この記事の放送回をradikoで聴く
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/spark/

関連記事