J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。9月18日(火)のオンエアは、DAOKOとのコンビでお送りしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、今年でCDデビュー20周年を迎え、9月19日(水)にニューアルバム『ソングライン』をリリースする、くるりをピックアップ。
京都出身のくるりは現在、岸田繁さん(Vo.&Gt.)、佐藤征史さん(Ba.)、ファンファンさん(T&Key)の3人で活動中。CDデビューから20年で、これまでリリースしたアルバムは11枚。アルバムごとにまったく違う音楽性を見せ、毎回リスナーを驚かせている変幻自在のバンドです。今回の特集ではアルバムごとにその軌跡を振り返ります。
■1stアルバム『さよならストレンジャー』
メンバーチェンジが多いバンドですが、結成からずっと同じなのは岸田さんと佐藤さん。このふたりが出会ったのは高校時代。その後、同じ立命館大学に進み、音楽サークルに入部。サークルで当時のドラム、森信行さんと出会い、1996年にくるりは誕生しました。
インディーズで活動後、1998年10月にシングル『東京』でメジャーデビュー。翌年4月、プロデューサーに佐久間正英さんを迎えて1stアルバム『さよならストレンジャー』をリリースします。このアルバムではアコースティックやフォーキーなサウンド感とロック感のあるアルバムに仕上がっています。90年代後半はメロコア、パンクロックのバンドが全盛。英語で歌うバンドが多い中、くるりは日本語で聴かせるバンドとして注目されました。
■2ndアルバム『図鑑』
続いてリリースした2ndアルバム『図鑑』。このアルバムは全体的にオルタナティブロック色が強く、激しいギターサウンドをかき鳴らしているのですが、一方ではピアノやアコースティックギターの優しいサウンドの曲が入っていたり、エレクトロの要素も入っていたりと、一癖も二癖もあるバンドであることを感じさせます。
■3rdアルバム『TEAM ROCK』
そして2001年にリリースした3rdアルバムは『TEAM ROCK』。打ち込みサウンドが印象的で『図鑑』とはまた違う世界観を出したアルバムで、彼らの代表曲のひとつとも言える『ばらの花』が収録されています。
DAOKO:今回、打ち込みを使ってますね。『ばらの花』もそうなんですけど、温度感が絶妙で好きなんです。なんかちょっと冷たいところがありつつも、めっちゃ踊れるし。このアルバムはそんな感じがして、悪い男だなと(笑)。
■4thアルバム『THE WORLD IS MINE』
このアルバムをリリース後、ギターの大村達身さんが加入。2002年に初の海外レコーディングをしてリリースしたアルバムが『THE WORLD IS MINE』です。
DAOKO:収録曲の『ワールズエンド・スーパーノヴァ』は私すごい好きで、完全なる打ち込みなんですよ。まさにダンスミュージックなんですが、今ではサカナクションをはじめ、エレクトロな要素が入っているバンドもそんなに珍しくないという印象なんですが、当時は衝撃だったんじゃないでしょうか。
藤田:このアルバムは多くのバンドに影響を与えると同時に、日本の音楽シーンの幅を広げてくれたなと感じますね。
■5thアルバム『アンテナ』
このアルバムツアーの終了後、ドラムの森さんが脱退。サポート・ドラマーを迎えて活動を続けます。
その後、『ジョゼと虎と魚たち』、『リアリズムの宿』といった映画のサウンドトラックを制作。シングル『HOW TO GO』をリリースした後、ドラムにクリストファー・マグワイアが加入。再び4人組となって2004年3月に5thアルバム『アンテナ』をリリースします。こちらは英グラスゴーでレコーディング。ダンスミュージック色が強かった前作とは打って変わり、初期に近いストレートなロックサウンドが印象的なアルバムとなりました。
2004年は初の日本武道館公演を行い、さらなるツアーや作品を作っていこうとするも、10月にクリストファーが脱退、再び3人編成となります。……というところで初日はここまで!
【2回目】くるりは「何千年も楽しまれる音楽を作っている感じ」その歴史を追う
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、今年でCDデビュー20周年を迎え、9月19日(水)にニューアルバム『ソングライン』をリリースする、くるりをピックアップ。
京都出身のくるりは現在、岸田繁さん(Vo.&Gt.)、佐藤征史さん(Ba.)、ファンファンさん(T&Key)の3人で活動中。CDデビューから20年で、これまでリリースしたアルバムは11枚。アルバムごとにまったく違う音楽性を見せ、毎回リスナーを驚かせている変幻自在のバンドです。今回の特集ではアルバムごとにその軌跡を振り返ります。
■1stアルバム『さよならストレンジャー』
メンバーチェンジが多いバンドですが、結成からずっと同じなのは岸田さんと佐藤さん。このふたりが出会ったのは高校時代。その後、同じ立命館大学に進み、音楽サークルに入部。サークルで当時のドラム、森信行さんと出会い、1996年にくるりは誕生しました。
インディーズで活動後、1998年10月にシングル『東京』でメジャーデビュー。翌年4月、プロデューサーに佐久間正英さんを迎えて1stアルバム『さよならストレンジャー』をリリースします。このアルバムではアコースティックやフォーキーなサウンド感とロック感のあるアルバムに仕上がっています。90年代後半はメロコア、パンクロックのバンドが全盛。英語で歌うバンドが多い中、くるりは日本語で聴かせるバンドとして注目されました。
■2ndアルバム『図鑑』
続いてリリースした2ndアルバム『図鑑』。このアルバムは全体的にオルタナティブロック色が強く、激しいギターサウンドをかき鳴らしているのですが、一方ではピアノやアコースティックギターの優しいサウンドの曲が入っていたり、エレクトロの要素も入っていたりと、一癖も二癖もあるバンドであることを感じさせます。
■3rdアルバム『TEAM ROCK』
そして2001年にリリースした3rdアルバムは『TEAM ROCK』。打ち込みサウンドが印象的で『図鑑』とはまた違う世界観を出したアルバムで、彼らの代表曲のひとつとも言える『ばらの花』が収録されています。
DAOKO:今回、打ち込みを使ってますね。『ばらの花』もそうなんですけど、温度感が絶妙で好きなんです。なんかちょっと冷たいところがありつつも、めっちゃ踊れるし。このアルバムはそんな感じがして、悪い男だなと(笑)。
■4thアルバム『THE WORLD IS MINE』
このアルバムをリリース後、ギターの大村達身さんが加入。2002年に初の海外レコーディングをしてリリースしたアルバムが『THE WORLD IS MINE』です。
DAOKO:収録曲の『ワールズエンド・スーパーノヴァ』は私すごい好きで、完全なる打ち込みなんですよ。まさにダンスミュージックなんですが、今ではサカナクションをはじめ、エレクトロな要素が入っているバンドもそんなに珍しくないという印象なんですが、当時は衝撃だったんじゃないでしょうか。
藤田:このアルバムは多くのバンドに影響を与えると同時に、日本の音楽シーンの幅を広げてくれたなと感じますね。
■5thアルバム『アンテナ』
このアルバムツアーの終了後、ドラムの森さんが脱退。サポート・ドラマーを迎えて活動を続けます。
その後、『ジョゼと虎と魚たち』、『リアリズムの宿』といった映画のサウンドトラックを制作。シングル『HOW TO GO』をリリースした後、ドラムにクリストファー・マグワイアが加入。再び4人組となって2004年3月に5thアルバム『アンテナ』をリリースします。こちらは英グラスゴーでレコーディング。ダンスミュージック色が強かった前作とは打って変わり、初期に近いストレートなロックサウンドが印象的なアルバムとなりました。
2004年は初の日本武道館公演を行い、さらなるツアーや作品を作っていこうとするも、10月にクリストファーが脱退、再び3人編成となります。……というところで初日はここまで!
【2回目】くるりは「何千年も楽しまれる音楽を作っている感じ」その歴史を追う
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/