アリアナ・グランデ「もう泣かない」強さを振り絞ってシェアした2年ぶりの新曲【特集】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。8月22日(水)のオンエアは、Licaxxxとのコンビでお届け! ここでは「FEATURE TOPICS」のコーナーをピックアップします。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナーです。この週は、先日ニューアルバム『Sweetener』をリリースしたばかりのアリアナ・グランデをピックアップ。3日目となる今回は、彼女の音楽性の変化や、2017年に起こった出来事とその後についてお届けしました。

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【特集2】アリアナ・グランデ、女性アーティスト史上最年少記録を塗り替えた楽曲とは?


■歌いたい音楽と歌う曲にズレが…

2014年にリリースしたセカンドアルバム『My Everything』が大ヒットを記録。世界の音楽シーンでもひときわ輝く存在になったアリアナですが、同時に歌いたい音楽と実際に歌っている音楽の間に少しズレが生じてきたと気づき始めます。

2016年にリリースしたシングル曲『Dangerous Woman』は、今までのキュートでかわいいアイドルのようなイメージを大きく変えるナンバーでした。

女性はかわいいだけじゃなくて、誰でも危険な部分を秘めている。そんなメッセージが込めらた楽曲。アリアナが黒いバニーマスクをかぶったビジュアルも披露され、世間を驚かせました。

サードアルバムはこのシングルと同じタイトルの『Dangerous Woman』。ポップな曲もあるものの、これまでの作品と比べると全体的に少しダークで重さのあるサウンドが目立つ1枚に仕上がりました。アルバムのプロデュースは、ポップスサイドをマックス・マーティンが、ソウルサイドをトミー・ブラウンが担当し、アルバムの色分けをしました。

アリアナの成長に合わせて音楽性やアーティスト性も少しずつ変化。「アイドルのようなキュートガール期からバッドガール期に突入か」とささやかれることもありましたが、その時々の自分自身を素直に作品に反映させていたといいます。まだ20代前半だったアリアナが、ブレない自分をすでに持っていたということでもあるのかもしれません。

作風の変化に疑問を持つ人もいたものの、彼女のアーティストとしての評価が落ちることはなく、『Dangerous Woman』も大ヒットしました。


■人生を大きく揺り動かす事件に遭遇、そして立ち上がる

2017年はアルバムツアーもスタート。ここでアリアナは、自身の人生を大きく揺り動かす事件に遭遇します。5月、イギリスのマンチェスター公演の会場で、公演終了直後に自爆テロ事件が発生。自身のライブを観に来ていたファンたちを中心に多くの死傷者が出ました。

アリアナ自身にケガはありませんでしたが、この悲惨な事件で心を痛めた彼女は事件後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを後に明かしています。

事件の2週間後、自身も大きな傷を負いながらも、「被害に遭った人々のために何かできないか」と考えたアリアナ。その考えに賛同する多くのアーティストたちがマンチェスターに集まりチャリティーコンサートを開催します。短い期間にもかかわらず、立ち上がり、みんなにその姿を見せるアリアナの勇気ある行動は、世界から大きな賛同と称賛を集めました。

藤田:当時アリアナは24歳でした。20代前半の1人の女性ということで、自身の音楽活動に対して大きな葛藤や不安を持ち続けたことだと思います。しかし、責任ある立場であると自覚を持って人前に立ち、チャリティーコンサートも開催するなど、あらためて彼女のすごさを感じます。

『Dangerous Woman』のリリース後、しばらく作品のリリースは遠ざかっていましたが、今年4月に2年ぶりとなる新曲『No Tears Left to Cry』を発表しました。

藤田:タイトルを直訳すると「流す涙はもう残っていない」。もう泣かない、私は上を向いて歩んでいくというメッセージですよね。すごく傷を負ったけど、マンチェスターの人たちも上を向いて進もうという気持ちを受けとめました。ここでアリアナは強さを振り絞ってみんなとシェアしている気がします。

『No Tears Left to Cry』も収録したニューアルバム『Sweetener』が8月17日に世界同時リリース。すでに世界中で大きな話題を集めています。

「FEATURE TOPICS」3回目はここまで! 次回、アリアナ・グランデ特集の最終回は最新作『Sweetener』について掘り下げます。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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