J-WAVEで放送中の『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「MEET UP」。8月10日(金)のオンエアでは、KREVAさんが登場。8月22日(水)に発売される新作『存在感』と、8月29日(水)にKICK THE CAN CREWとして約15年ぶりに発表するシングル『住所feat.岡村靖幸』についてお話を訊きました。
■瞬発力で書いた新曲『存在感』
まず、ソロ名義では約1年半ぶりにリリースした新作EP『存在感』について伺いました。
渡部:今回は面白い曲の作り方をしたと?
KREVA:今まではバックトラックをたくさん作りためて、そこに言葉を当てはめていってたんです。でも今回は、言葉先行、フレーズ先行で。タイトルトラック『存在感』なら「存在感がある」とか、『健康』という曲なら「健康」って言いたいから言うとか、そのフレーズに対して音をくっつけていくという作り方をしました。
渡部:先になんとなくフレーズを考えてからというのは、今まであまりないんですか?
KREVA:今まで音先行でやってましたね。
渡部:リリックの書き方とかテーマに対するアプローチが、変わってきたのでしょうか。
KREVA:テーマというより、フレーズに対するアプローチなんで、瞬発力勝負というか、自分が今まで培ってきたもので勝負する感じでしたね。
渡部:今回の『存在感』は無駄のない、省エネな楽曲というか。これはなかなか潔くないとできないと感じました。
KREVA:「その日のうちに形にするぞ」というパワーで、早く完成させたいという力がそうさせたんだと思います。じゃなければ、出すのをやめようかなってなっちゃうかもしれないですね。
渡部:サウンド的なアプローチは、あとから「こんな感じかな」と?
KREVA:「存在感がある」っていうフレーズがあったんですよ。そこに対してコードを付けて、リズムを組んで、それからバース部分の歌詞を書いて、録ってというのを、1日でやりました。3、4時間くらいでダッシュするような。最後まで完成させたものでは最速ですね。
渡部:改めて聴き直してみてどうですか?
KREVA:「今だったらこうしないんじゃないかな」というのが詰まっている感じはしますね。『存在感』は、がんばっている人にはものすごく響く曲だと思います。
■世の中、「頑張れソング」が多いから…
渡部:『存在感』は、誰に向けて書いた曲なんですか?
KREVA:「存在感はある」というフレーズを思いついたときは、とにかく世の中、「頑張れソング」が多いから、「説教ソング」を思いっきり書いてやろうと思って。とにかく早く完成させたかった、その気持ちでブワーッと書いたんです。書き終わってから、「自分のことを言っているような気もするな」というのもあったし、「KREVAがそんなこと言ったら俺はどうすんだよ」という奴もけっこう多いかなと、それも面白いなと思った感じですかね。最初に書いたときは「説教ソングいったれ」という気持ちだったんですけどね。
渡部:久しぶりに曲が作れない時期もあったんですか?
KREVA:俺、19歳くらいから曲を書きはじめて、二十数年やってるんですけど、ずっと作るのが楽しかったんですよ。だけど、今年のはじめくらいに、初めて「何やってんだろ、これ」と思う時期があって、全然面白くなくて。バックトラックばっかりたまっていっちゃって、言うべきことが出てこない感じになってしまったので、「言葉から書いてみよう」っていう方向にいったんです。
渡部:このやり方は、今後もありですか?
KREVA:ありという感じがしましたね。自分としては聴かせるつもりもなかったんですけど、スタッフとかも楽しんでくれていたので。
■岡村靖幸の印象は?
2017年8月にKICK THE CAN CREWとして、14年ぶりのアルバム『KICK!』を発表し、日本武道館でのワンマンライブや、全国ツアーも展開したKREVAさん。今度は15年ぶりのシングル『住所feat.岡村靖幸』をリリースします。作詞をKICK THE CAN CREWと岡村さん、メロディをKREVAさんが担当し、岡村さんが歌い、サウンドプロデュースを蔦谷好位置さんとKREVAさんが担当するという豪華布陣です。まず、岡村さんを起用した理由について訊きました。
KREVA:岡村さんと個人的に面識があって、「一緒になにかやりたいね」という話をしていたんですけど、KICK THE CAN CREWの新しい動きとして誰かとやっていくという提案があったときに、「岡村さんは俺ひとりでやるよりKICKとやったほうが合うんじゃないか」という直感があったので、お願いしたらOKしていただいたという感じです。
渡部:ソロも制作しながらKICKの制作もするというのは、どういうチャンネルの変え方をしているんですか?
KREVA:ソロのときは徹底的にこだわり抜いてやる感じなんですけど、KICKのときは、スタッフも含めてみんなの意見をバンバン聞いていくという、その場の流れに乗っていく感じにして、その代わりサウンドのイニシアチブだけとってという感じで、分けてます。
渡部:仕上がりはどうですか?
KREVA:岡村さんって、だいぶ言葉を慎重に選ばないといけないけど、本当にスゲエな、やべえなと思いました(笑)。すごい。面白い。
渡部:まず、メロディを岡村さんに預けて、詞が返ってくる感じですか?
KREVA:はい。で、「住所か!」って、タイトルもすぐに決めましたね。でも、一行だけでも「岡村ちゃん」のハンコをドンと押された感じで、さすがだと思いました。
今回は『GOLD RUSH』の300回放送記念ということで、KREVAさんにジングルの生録音をお願いしました。KREVAさんによるニュージングルは、今後のオンエアでも登場しますので、注目してみてください。またKREVAさんは8月いっぱい、J-WAVEの番組『SPARK』(月曜~木曜の24時~25時)にて、マンスリーナビゲーターを担当しています。こちらも要チェック!
主催イベント「908 FESTIVAL 2018」は、8月31日(金)に日本武道館にて開催。翌日の9月1日(土)には、KICK THE CAN CREW「現地集合~武道館ワンマンライブ~」をい、9月8日(土)には「クレバの日スペシャルライブ〜大阪編〜」をZepp Osaka Baysideで行います。各イベントの詳細は、KREVAさんのオフィシャルサイトをチェックしてみてください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分ー20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/
■瞬発力で書いた新曲『存在感』
まず、ソロ名義では約1年半ぶりにリリースした新作EP『存在感』について伺いました。
渡部:今回は面白い曲の作り方をしたと?
KREVA:今まではバックトラックをたくさん作りためて、そこに言葉を当てはめていってたんです。でも今回は、言葉先行、フレーズ先行で。タイトルトラック『存在感』なら「存在感がある」とか、『健康』という曲なら「健康」って言いたいから言うとか、そのフレーズに対して音をくっつけていくという作り方をしました。
渡部:先になんとなくフレーズを考えてからというのは、今まであまりないんですか?
KREVA:今まで音先行でやってましたね。
渡部:リリックの書き方とかテーマに対するアプローチが、変わってきたのでしょうか。
KREVA:テーマというより、フレーズに対するアプローチなんで、瞬発力勝負というか、自分が今まで培ってきたもので勝負する感じでしたね。
渡部:今回の『存在感』は無駄のない、省エネな楽曲というか。これはなかなか潔くないとできないと感じました。
KREVA:「その日のうちに形にするぞ」というパワーで、早く完成させたいという力がそうさせたんだと思います。じゃなければ、出すのをやめようかなってなっちゃうかもしれないですね。
渡部:サウンド的なアプローチは、あとから「こんな感じかな」と?
KREVA:「存在感がある」っていうフレーズがあったんですよ。そこに対してコードを付けて、リズムを組んで、それからバース部分の歌詞を書いて、録ってというのを、1日でやりました。3、4時間くらいでダッシュするような。最後まで完成させたものでは最速ですね。
渡部:改めて聴き直してみてどうですか?
KREVA:「今だったらこうしないんじゃないかな」というのが詰まっている感じはしますね。『存在感』は、がんばっている人にはものすごく響く曲だと思います。
■世の中、「頑張れソング」が多いから…
渡部:『存在感』は、誰に向けて書いた曲なんですか?
KREVA:「存在感はある」というフレーズを思いついたときは、とにかく世の中、「頑張れソング」が多いから、「説教ソング」を思いっきり書いてやろうと思って。とにかく早く完成させたかった、その気持ちでブワーッと書いたんです。書き終わってから、「自分のことを言っているような気もするな」というのもあったし、「KREVAがそんなこと言ったら俺はどうすんだよ」という奴もけっこう多いかなと、それも面白いなと思った感じですかね。最初に書いたときは「説教ソングいったれ」という気持ちだったんですけどね。
渡部:久しぶりに曲が作れない時期もあったんですか?
KREVA:俺、19歳くらいから曲を書きはじめて、二十数年やってるんですけど、ずっと作るのが楽しかったんですよ。だけど、今年のはじめくらいに、初めて「何やってんだろ、これ」と思う時期があって、全然面白くなくて。バックトラックばっかりたまっていっちゃって、言うべきことが出てこない感じになってしまったので、「言葉から書いてみよう」っていう方向にいったんです。
渡部:このやり方は、今後もありですか?
KREVA:ありという感じがしましたね。自分としては聴かせるつもりもなかったんですけど、スタッフとかも楽しんでくれていたので。
■岡村靖幸の印象は?
2017年8月にKICK THE CAN CREWとして、14年ぶりのアルバム『KICK!』を発表し、日本武道館でのワンマンライブや、全国ツアーも展開したKREVAさん。今度は15年ぶりのシングル『住所feat.岡村靖幸』をリリースします。作詞をKICK THE CAN CREWと岡村さん、メロディをKREVAさんが担当し、岡村さんが歌い、サウンドプロデュースを蔦谷好位置さんとKREVAさんが担当するという豪華布陣です。まず、岡村さんを起用した理由について訊きました。
KREVA:岡村さんと個人的に面識があって、「一緒になにかやりたいね」という話をしていたんですけど、KICK THE CAN CREWの新しい動きとして誰かとやっていくという提案があったときに、「岡村さんは俺ひとりでやるよりKICKとやったほうが合うんじゃないか」という直感があったので、お願いしたらOKしていただいたという感じです。
渡部:ソロも制作しながらKICKの制作もするというのは、どういうチャンネルの変え方をしているんですか?
KREVA:ソロのときは徹底的にこだわり抜いてやる感じなんですけど、KICKのときは、スタッフも含めてみんなの意見をバンバン聞いていくという、その場の流れに乗っていく感じにして、その代わりサウンドのイニシアチブだけとってという感じで、分けてます。
渡部:仕上がりはどうですか?
KREVA:岡村さんって、だいぶ言葉を慎重に選ばないといけないけど、本当にスゲエな、やべえなと思いました(笑)。すごい。面白い。
渡部:まず、メロディを岡村さんに預けて、詞が返ってくる感じですか?
KREVA:はい。で、「住所か!」って、タイトルもすぐに決めましたね。でも、一行だけでも「岡村ちゃん」のハンコをドンと押された感じで、さすがだと思いました。
今回は『GOLD RUSH』の300回放送記念ということで、KREVAさんにジングルの生録音をお願いしました。KREVAさんによるニュージングルは、今後のオンエアでも登場しますので、注目してみてください。またKREVAさんは8月いっぱい、J-WAVEの番組『SPARK』(月曜~木曜の24時~25時)にて、マンスリーナビゲーターを担当しています。こちらも要チェック!
主催イベント「908 FESTIVAL 2018」は、8月31日(金)に日本武道館にて開催。翌日の9月1日(土)には、KICK THE CAN CREW「現地集合~武道館ワンマンライブ~」をい、9月8日(土)には「クレバの日スペシャルライブ〜大阪編〜」をZepp Osaka Baysideで行います。各イベントの詳細は、KREVAさんのオフィシャルサイトをチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分ー20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/