J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。8月12日(日)のオンエアでは、講談師の神田松之丞さんをゲストにお招きし、仕事やプライベートの話を伺いました。
■師匠と一心同体!
1983年生まれの神田さんは、2012年に二ツ目昇進。その後、2015年に「読売杯争奪 激突! 二ツ目バトル」で優勝するなど、いま注目されている講談師です。
はじめに神田さんは、寛永宮本武蔵伝より「狼退治」(4話目)の講談を披露してくれました。
吉岡:面白いですね。短い時間だけど、一瞬この場所にいなかったかのような気持ちになりました。お話で違う空間に連れていかれることってあるんですね。
神田:そうですか? スタッフさんの中でひとりだけ頷いていない方がいらっしゃいますけど(笑)。
吉岡:共感を得なかった方もいらっしゃるのでしょう。いろんな感性がありますから(笑)。調べたところによりますと、師匠の神田松鯉さんが連続ものを重視しているとのこと。
神田:一席で終わるのではなく、大河ドラマみたいな、連続ものをうちの師匠は大事にしていますね。
吉岡:師匠の思いだったり、伝統やしきたりなども受け継いでいかなければならないという思いもあるんですか?
神田:今こうやってリスナーの方にお話できるのも、もとは師匠に入門したから許されることであって、僕の99パーセント以上は師匠でできている意識があるので、「受け継ぐ」というより一心同体になっています。親子に近い関係性で、切っても切れない形で共存していますね。
吉岡:講談をされていて、どのような演目をするか、どういうものを選ぶかで、自分の人生に当てはめたりしますか?
神田:僕は小学校4年のころに父が亡くなっているんで、昔から死に関して意識が強いんですね。死の話が講談では出てくるので、共感できるというか。芸人になる人って、どこかで人生につまずいた人や、ここは自分の居場所じゃないと思っている人が、ふらっと迷い込む世界だと思っています。欠落している人が、「欠落をなんとか埋めよう」と求めて来るのが、講談の世界であり、落語の世界だと勝手に思っています。講談の世界に入ったときに、「自分の欠落が癒えてきた」みたいなのはありますね。
■孤独な心を救ってくれたラジオ
神田さんに小学生のころの悩みを訊いてみると、「ちょっと太っていて猫背で、とにかく女子にモテなかった」と明かします。
神田:小学校3年ぐらいから、「モテてないなぁ」と気づいてきたんですね。中学生になって、よりモテていないことに気づいて、塞ぎ込んでいって、ラジオに行き着きました(笑)。そのときにラジオで落語が流れて、僕の孤独な心を、マイナーな、過小評価されているジャンルが救ってくれたんですよね。
吉岡:こんな笑いがあったのかと。
神田:モテてる奴らは落語なんか聴かないですから。
神田さんが吉岡に「落語は聴いていないですよね?」と質問したところ、吉岡の地元・京都の嵐山にある銭湯を改築したカフェでは、寄席で落語家さんが来ることがあり、そこで落語を聴くのが楽しみだったと、吉岡は明かしました。
■神田さんのノロケ話に吉岡は…
最後に神田さん夫婦のお話を伺いました。
神田:僕、かみさんがいないと何もできないんです。ほんとに大事な人です。プライベートでも仲良くふたりで公園に行ったり。そういう時間がすごく好きなので、だから僕、すごく素敵な人なんですよ。
吉岡:自分で言う(笑)!
そして吉岡が、神田さんが妻になぜ惹かれたのか、率直に訊くと……。
神田:もともと本の編集をしていて、そこから演芸会にやってきた変わった人なんですけど、その熱意と覚悟みたいなのがすごく好きですね。すごく好きです。2回言いました。
吉岡:永久保存版。
神田:これはカットなんだろうな……。
吉岡:カットしないですよ!
神田:そうですか、嬉しい。ノロケちゃった。
神田さんのノロケ話を聞いた吉岡は、「人が人を愛しているということがめちゃくちゃ好きなんです」とコメントします。
吉岡:両親もすごく仲がよく、辛いときやどうしたらいいかわからないときに、愛し合っている人がいると思うと救われるんです。自分が誰かを大事だと思えた瞬間にもうハッピーな世界になるというか…私の幸せのための瞬間でした。ありがとうございます。
神田さんのトークに、始終笑いっぱなしの吉岡。神田さんが披露した「狼退治」も、radikoのタイムフリーでぜひチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
■師匠と一心同体!
1983年生まれの神田さんは、2012年に二ツ目昇進。その後、2015年に「読売杯争奪 激突! 二ツ目バトル」で優勝するなど、いま注目されている講談師です。
はじめに神田さんは、寛永宮本武蔵伝より「狼退治」(4話目)の講談を披露してくれました。
吉岡:面白いですね。短い時間だけど、一瞬この場所にいなかったかのような気持ちになりました。お話で違う空間に連れていかれることってあるんですね。
神田:そうですか? スタッフさんの中でひとりだけ頷いていない方がいらっしゃいますけど(笑)。
吉岡:共感を得なかった方もいらっしゃるのでしょう。いろんな感性がありますから(笑)。調べたところによりますと、師匠の神田松鯉さんが連続ものを重視しているとのこと。
神田:一席で終わるのではなく、大河ドラマみたいな、連続ものをうちの師匠は大事にしていますね。
吉岡:師匠の思いだったり、伝統やしきたりなども受け継いでいかなければならないという思いもあるんですか?
神田:今こうやってリスナーの方にお話できるのも、もとは師匠に入門したから許されることであって、僕の99パーセント以上は師匠でできている意識があるので、「受け継ぐ」というより一心同体になっています。親子に近い関係性で、切っても切れない形で共存していますね。
吉岡:講談をされていて、どのような演目をするか、どういうものを選ぶかで、自分の人生に当てはめたりしますか?
神田:僕は小学校4年のころに父が亡くなっているんで、昔から死に関して意識が強いんですね。死の話が講談では出てくるので、共感できるというか。芸人になる人って、どこかで人生につまずいた人や、ここは自分の居場所じゃないと思っている人が、ふらっと迷い込む世界だと思っています。欠落している人が、「欠落をなんとか埋めよう」と求めて来るのが、講談の世界であり、落語の世界だと勝手に思っています。講談の世界に入ったときに、「自分の欠落が癒えてきた」みたいなのはありますね。
■孤独な心を救ってくれたラジオ
神田さんに小学生のころの悩みを訊いてみると、「ちょっと太っていて猫背で、とにかく女子にモテなかった」と明かします。
神田:小学校3年ぐらいから、「モテてないなぁ」と気づいてきたんですね。中学生になって、よりモテていないことに気づいて、塞ぎ込んでいって、ラジオに行き着きました(笑)。そのときにラジオで落語が流れて、僕の孤独な心を、マイナーな、過小評価されているジャンルが救ってくれたんですよね。
吉岡:こんな笑いがあったのかと。
神田:モテてる奴らは落語なんか聴かないですから。
神田さんが吉岡に「落語は聴いていないですよね?」と質問したところ、吉岡の地元・京都の嵐山にある銭湯を改築したカフェでは、寄席で落語家さんが来ることがあり、そこで落語を聴くのが楽しみだったと、吉岡は明かしました。
■神田さんのノロケ話に吉岡は…
最後に神田さん夫婦のお話を伺いました。
神田:僕、かみさんがいないと何もできないんです。ほんとに大事な人です。プライベートでも仲良くふたりで公園に行ったり。そういう時間がすごく好きなので、だから僕、すごく素敵な人なんですよ。
吉岡:自分で言う(笑)!
そして吉岡が、神田さんが妻になぜ惹かれたのか、率直に訊くと……。
神田:もともと本の編集をしていて、そこから演芸会にやってきた変わった人なんですけど、その熱意と覚悟みたいなのがすごく好きですね。すごく好きです。2回言いました。
吉岡:永久保存版。
神田:これはカットなんだろうな……。
吉岡:カットしないですよ!
神田:そうですか、嬉しい。ノロケちゃった。
神田さんのノロケ話を聞いた吉岡は、「人が人を愛しているということがめちゃくちゃ好きなんです」とコメントします。
吉岡:両親もすごく仲がよく、辛いときやどうしたらいいかわからないときに、愛し合っている人がいると思うと救われるんです。自分が誰かを大事だと思えた瞬間にもうハッピーな世界になるというか…私の幸せのための瞬間でした。ありがとうございます。
神田さんのトークに、始終笑いっぱなしの吉岡。神田さんが披露した「狼退治」も、radikoのタイムフリーでぜひチェックしてみてください!
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/