J-WAVEでオンエア中の『~JK RADIO~TOKYO UNITED』(ナビゲーター:ジョン・カビラ)。7月20日(金)のオンエアでは、藤井フミヤさんがあの名曲の誕生秘話を明かしました。
【関連記事】藤井フミヤ「昔、トランクスは全部チェックでした(笑)」
■ダントツで人気の曲は…
藤井さんは、ソロ・ベストアルバム『FUMIYA FUJII ANNIVERSARY BEST“25/35” L盤 & R盤』をリリースしました。ポニーキャニオン盤(L盤)50曲とソニーミュージック盤(R盤)50曲の2種類があり、ファンのみなさんからの投票をもとに、ソロ作品全277曲から選ばれた楽曲計100曲が収録されています。
ファンによる投票結果は、1位『ALIVE』で、2位『映画みたいに』と大差をつけました。作詞は藤井さんで、作曲は『Another Orion』も手がけた増本直樹さんです。
藤井:スタジアムクラス級のロックバンドみたいな曲にしようかって言って、片手をあげるような感じの曲にしたんです。
カビラ:イントロでの、ギターの“グワ~ン”とくる感じが。
藤井:「そういうふうにしちゃおう」っていうことになって。あまりやらない感じの曲だったんですけど、これが妙にライブでウケて。ファン投票なので、ライブで聴いて印象に残ってるんでしょうね。
カビラ:ご自分でも、節目感があっての企画ですか?
藤井:アーティストは5年ごとに“アニバーサリー”をしてますね。10年だと忘れられるから、5年ぐらいずつでやっておいたほうがいいんでしょうね。ファンが投票のために今までのCDを棚から出して、一度聴き直して、歌詞カードも見たり、そういう意味ではひとりひとりの部屋の中でもアニバーサリーが行われてる感じでよかったですね。
カビラ:一曲一曲がタイムマシンになりますよね。
藤井:あの頃の自分を取り戻しますからね。シワがどんどん伸びていく感じです。
カビラ:シワないじゃないですか!?
■若さの秘訣「ステージに立つことがサプリメント」
9月22日(土)から開催されるアニバーサリーツアー「藤井フミヤ 35th ANNIVERSARY TOUR 2018 “35 Years of Love”」のリーフレットには、21歳、31歳、55歳の藤井さんの写真が掲載されています。
カビラ:31歳と55歳とでは、そんなに変わってませんね。 体型も全く無駄がないし、どうしてなんでしょう?
藤井:体重はあまり変わらないですね。知らないうちに心がけてるんでしょうね。ステージに立つことがサプリメントになるんじゃないですか。やっぱり、見られるということで。
さらにアルバムの魅力を掘り下げていきました。
藤井:曲は年代順に収録しているんですけど、最初の一枚はL盤もR盤も聞くと“ロックの人”なんです。途中からいろいろとダンスものをやったりして変わってきます。全体的に混ぜても、古くも新しくもなくて、藤井フミヤはポップスなんでしょうね。客観的な言い方ですけど。
カビラ:切ない曲もありつつ……。
藤井:バラードも多いし、パンクもロックンロールも入ってます。
■名曲『TRUE LOVE』&『Another Orion』誕生秘話
藤井:『TRUE LOVE』は、一番お世話になってる曲です。チェッカーズが解散して、最初に藤井フミヤの代表曲が生まれたっていうのは、非常にありがたいことですね。バンドをやってて、解散してソロになって代表曲が をつくるって難しいんですよ。1曲目でできちゃったっていうのは、手を合わせるしかないですね。初めての作詞・作曲だったんですけど、ギターを買って。知ったコードがあまりなかったんです。だから、ギターの初心者本に必ず載ってます。若いバンドのギタリストに会うと、初めてコピーした曲が『TRUE LOVE』だったという子は意外と多いです。
カビラ:そう言われると、ミュージシャン冥利に尽きますね。
藤井:初めてギターを買って彼女に歌った曲だという人も多いです。Fのコードの壁を乗り越えればだいたいいけます。知ってたコードしか使わなかったんで、それがよかったんでしょうね。
ちなみに、『TRUE LOVE』はファン投票では8位に、『Another Orion』は10位にランクインしました。『Another Orion』の制作秘話について藤井さんは……。
藤井:ドラマの主題歌というのは決まっていて、秋元 康さんが「船の中のドラマにしたい」って言ってたんです。船の中で完結するドラマでキスシーンがあるとなると、夜空しかない、月か星しかないって思ったんです。そのとき、息子が幼稚園で「オリオン組」だったんです。それで最初は「オリオン」というタイトルを付けたんです。
カビラ:そうなんですか!
藤井:そしたらディレクターに「フミヤ、夏のドラマなのにオリオン座は冬しかないぞ」って言われて「一年中あるわけじゃないの!?」ってわかって、それはよくないということで、“Another”を付けて、“心の中のオリオン座”ということにしました(笑)。結果的には、そのドラマは船のドラマではなくなったけど、“オリオン”は残ったっていうことですね。でも、星は窓からも、玄関から出たら見えるし、「ま、いっか」ということで。
カビラ:アイデアは、おりてくるんでしょうか。
藤井:曲を作るときは構築して時間をかけるんですけど、作詞は意外とスルスルと書きますね。
後半では、ファンの人気投票で2位にランクインした『映画みたいに』のトークに。
藤井:フィクションっぽいラブソングですよね。(ファンのみなさんが)こういう経験をしたいのか、こういう経験があるのか、どちらかなんでしょうけど。昔、まだ若者が車を欲しがった時代は、とりあえず免許をとって車を買うと最初のドライブは海を目指すっていう経験が多いんじゃないですかね。僕も最初は、第三京浜で湘南に向かいましたよ。
そんな藤井さん、最近はクラシック音楽をよく聴いているそうです。
藤井:JALの機内誌を見てたら、小澤征爾さんのCDが紹介されていて、探したら1枚しか売ってなくて、(ネットで高い値段で)買っちゃいましたよ。最近はライブをオーケストラでするようになって、クラシックが気持ちいいんです。
「MUSICLICK」のコーナーは藤井さんの代表曲『TRUE LOVE』と『Another Orion』のうち、リスナーからのクリック数が多いほうが番組ラストの曲となる企画。『TRUE LOVE』が77,577クリック、『Another Orion』が80,460クリックで総数158,037もの多くのクリックでの投票をいただき、「たくさんのクリックをいただいた分、力強く、心をこめて歌います」という藤井さんの言葉とともに『Another Orion』がスタジオ生ライブで披露されました。ジョン・カビラも感動で言葉を失うほどの、圧巻のスタジオライブはこちらから聴くことができます。
9月からはアニバーサリーツアーを控える藤井さん。今後の活動からも目が離せませんね!
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【番組情報】
番組名:『~JK RADIO~TOKYO UNITED』
放送日時:金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
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■ダントツで人気の曲は…
藤井さんは、ソロ・ベストアルバム『FUMIYA FUJII ANNIVERSARY BEST“25/35” L盤 & R盤』をリリースしました。ポニーキャニオン盤(L盤)50曲とソニーミュージック盤(R盤)50曲の2種類があり、ファンのみなさんからの投票をもとに、ソロ作品全277曲から選ばれた楽曲計100曲が収録されています。
ファンによる投票結果は、1位『ALIVE』で、2位『映画みたいに』と大差をつけました。作詞は藤井さんで、作曲は『Another Orion』も手がけた増本直樹さんです。
藤井:スタジアムクラス級のロックバンドみたいな曲にしようかって言って、片手をあげるような感じの曲にしたんです。
カビラ:イントロでの、ギターの“グワ~ン”とくる感じが。
藤井:「そういうふうにしちゃおう」っていうことになって。あまりやらない感じの曲だったんですけど、これが妙にライブでウケて。ファン投票なので、ライブで聴いて印象に残ってるんでしょうね。
カビラ:ご自分でも、節目感があっての企画ですか?
藤井:アーティストは5年ごとに“アニバーサリー”をしてますね。10年だと忘れられるから、5年ぐらいずつでやっておいたほうがいいんでしょうね。ファンが投票のために今までのCDを棚から出して、一度聴き直して、歌詞カードも見たり、そういう意味ではひとりひとりの部屋の中でもアニバーサリーが行われてる感じでよかったですね。
カビラ:一曲一曲がタイムマシンになりますよね。
藤井:あの頃の自分を取り戻しますからね。シワがどんどん伸びていく感じです。
カビラ:シワないじゃないですか!?
■若さの秘訣「ステージに立つことがサプリメント」
9月22日(土)から開催されるアニバーサリーツアー「藤井フミヤ 35th ANNIVERSARY TOUR 2018 “35 Years of Love”」のリーフレットには、21歳、31歳、55歳の藤井さんの写真が掲載されています。
カビラ:31歳と55歳とでは、そんなに変わってませんね。 体型も全く無駄がないし、どうしてなんでしょう?
藤井:体重はあまり変わらないですね。知らないうちに心がけてるんでしょうね。ステージに立つことがサプリメントになるんじゃないですか。やっぱり、見られるということで。
さらにアルバムの魅力を掘り下げていきました。
藤井:曲は年代順に収録しているんですけど、最初の一枚はL盤もR盤も聞くと“ロックの人”なんです。途中からいろいろとダンスものをやったりして変わってきます。全体的に混ぜても、古くも新しくもなくて、藤井フミヤはポップスなんでしょうね。客観的な言い方ですけど。
カビラ:切ない曲もありつつ……。
藤井:バラードも多いし、パンクもロックンロールも入ってます。
■名曲『TRUE LOVE』&『Another Orion』誕生秘話
藤井:『TRUE LOVE』は、一番お世話になってる曲です。チェッカーズが解散して、最初に藤井フミヤの代表曲が生まれたっていうのは、非常にありがたいことですね。バンドをやってて、解散してソロになって代表曲が をつくるって難しいんですよ。1曲目でできちゃったっていうのは、手を合わせるしかないですね。初めての作詞・作曲だったんですけど、ギターを買って。知ったコードがあまりなかったんです。だから、ギターの初心者本に必ず載ってます。若いバンドのギタリストに会うと、初めてコピーした曲が『TRUE LOVE』だったという子は意外と多いです。
カビラ:そう言われると、ミュージシャン冥利に尽きますね。
藤井:初めてギターを買って彼女に歌った曲だという人も多いです。Fのコードの壁を乗り越えればだいたいいけます。知ってたコードしか使わなかったんで、それがよかったんでしょうね。
ちなみに、『TRUE LOVE』はファン投票では8位に、『Another Orion』は10位にランクインしました。『Another Orion』の制作秘話について藤井さんは……。
藤井:ドラマの主題歌というのは決まっていて、秋元 康さんが「船の中のドラマにしたい」って言ってたんです。船の中で完結するドラマでキスシーンがあるとなると、夜空しかない、月か星しかないって思ったんです。そのとき、息子が幼稚園で「オリオン組」だったんです。それで最初は「オリオン」というタイトルを付けたんです。
カビラ:そうなんですか!
藤井:そしたらディレクターに「フミヤ、夏のドラマなのにオリオン座は冬しかないぞ」って言われて「一年中あるわけじゃないの!?」ってわかって、それはよくないということで、“Another”を付けて、“心の中のオリオン座”ということにしました(笑)。結果的には、そのドラマは船のドラマではなくなったけど、“オリオン”は残ったっていうことですね。でも、星は窓からも、玄関から出たら見えるし、「ま、いっか」ということで。
カビラ:アイデアは、おりてくるんでしょうか。
藤井:曲を作るときは構築して時間をかけるんですけど、作詞は意外とスルスルと書きますね。
後半では、ファンの人気投票で2位にランクインした『映画みたいに』のトークに。
藤井:フィクションっぽいラブソングですよね。(ファンのみなさんが)こういう経験をしたいのか、こういう経験があるのか、どちらかなんでしょうけど。昔、まだ若者が車を欲しがった時代は、とりあえず免許をとって車を買うと最初のドライブは海を目指すっていう経験が多いんじゃないですかね。僕も最初は、第三京浜で湘南に向かいましたよ。
そんな藤井さん、最近はクラシック音楽をよく聴いているそうです。
藤井:JALの機内誌を見てたら、小澤征爾さんのCDが紹介されていて、探したら1枚しか売ってなくて、(ネットで高い値段で)買っちゃいましたよ。最近はライブをオーケストラでするようになって、クラシックが気持ちいいんです。
「MUSICLICK」のコーナーは藤井さんの代表曲『TRUE LOVE』と『Another Orion』のうち、リスナーからのクリック数が多いほうが番組ラストの曲となる企画。『TRUE LOVE』が77,577クリック、『Another Orion』が80,460クリックで総数158,037もの多くのクリックでの投票をいただき、「たくさんのクリックをいただいた分、力強く、心をこめて歌います」という藤井さんの言葉とともに『Another Orion』がスタジオ生ライブで披露されました。ジョン・カビラも感動で言葉を失うほどの、圧巻のスタジオライブはこちらから聴くことができます。
9月からはアニバーサリーツアーを控える藤井さん。今後の活動からも目が離せませんね!
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番組名:『~JK RADIO~TOKYO UNITED』
放送日時:金曜 6時-11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/