年をとると「選択肢が減る」と思うかもしれないけど…尾崎世界観が語る、年齢を重ねることの良さ

J-WAVEで放送中の番組『SPARK』(月曜担当ナビゲーター:尾崎世界観<クリープハイプ>)。7月16日(月)のオンエアでは、クリープハイプのメンバーが全員出演! リスナーからのメールに答えました。

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■尾崎「いいこと言っちゃったなあ、もう!」

まずは、埼玉県在住の高校生からのメールを紹介。

「全国高校野球の埼玉県代表を決める予選大会が始まりました。応援している高校が敗退してしまった時は何と声をかけるのがよいでしょうか? もし勝った場合は『おめでとう、次の試合も頑張ってね』と言えますが……。私の学校は今週末に試合なので勝ち進んでほしいです。勝ったとき、負けたときにどう声をかけますか?」

小泉:難しいよね。
尾崎:「よく頑張ったね」って言われても悔しいよね。一緒に悔しがってくれるのが嬉しいかもね。やっぱり素直に「なんで勝ってくれなかったんだよ。悔しいよ。応援してたのに」って言われたほうが、「君の頑張りはよく見てたよ」みたいな……。
小川:なんか近くにいてくれた感じがするよね。
尾崎:「一緒に応援してたけど悔しかった」って言って、「あそこでもっとこうしてくれれば」って一緒に悔やんでくれるのも嬉しいかもしれませんね。

そしてメンバーから「俺は無責任なことを言ってしまうかもね、逆に」との意見が出ると、「ああ、それくらいの方がいいかもね」と、また別の見方の答えも出てきました。

尾崎:変に慰められて悲しくなったり淋しくなるよりは、「お前に何がわかんだよ!」って言ってイライラしたほうが。「怒り」って強いエネルギーだからね。
小泉:そうだね。
尾崎:人が立ち直るときに一番の助けになる可能性はありますよね。そういう意味では、野次っていうのは本当に好きだから言うわけだもんね。

そして「それも参考にしてみていただいて。でも関係が悪化したら申し訳ないですけどね」とリスナーにまとめていました。

続いて「年を重ねるのが怖い」というリスナーのメールを紹介。

「今、自分は若いというだけでチヤホヤされ、許され、期待されています。肌のツヤも髪のツヤも体の代謝もきっと今がピークなんだと思います。だからこそ若さを使って『若気の至り』的なことをたくさんしておきたいのに何もできないんです。(中略)若い頃にしかできない『これだけはやっておけ』ということって何かありますか? きっと後悔はするんだろうけど、それでも『楽しかった』と思えるような若い時代を生きたいです」

これに対し、クリープハイプのメンバーたちは「若い頃にそこまでチヤホヤされなかった」そう。尾崎も「ものすごく冷遇されてきましたけどね」と言っていましたが、以下のように続けました。

尾崎:(年をとると)できないことができるようになってくるし、できないことができなくて諦められるようになってくるからね。若いと、できないと悔しいじゃないですか。「なんでできないんだろう」ってなってくるけど、できないことも、年とっていけば「ここまでやってできないならいいや」って気にならなくなるんですよ。逆にできなかったことでできるようになることもあるから、年をとってくってことは選択肢がどんどん無くなっていって、それは一見悲しいこと淋しいことだと思うかもしれないですけど、視野が広がってきて、「やるべきこと」がわかりやすくなって生きやすくなるとは思いますけどね。

そう話した尾崎は、「いいこと言っちゃったなあ、もう! 最後の最後で出しちゃったなあ!」と自画自賛し、メンバーの笑いを誘いました。

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【番組情報】
番組名:『SPARK』
放送日時:月・火・水・木曜 24時-25時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/spark/

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