岸谷香、プリプリ時代のエピソードを明かす! オーディション後「ハワイに連れられて…」

J-WAVEで7月16日(月・祝)にオンエアされた特別番組『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL JAL HAWAII presents SEE YOU ON THE BEACH!』(ナビゲーター:別所哲也・クリス智子)。ハワイの魅力に出会う旅情報やゲストトーク、音楽についてなど9時間にわたってお届けしました。

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■実はクリス智子とママ友で…

17時台には、シンガーソングライター・岸谷 香さんが登場。「リビエラ逗子マリーナ」から、プレミアムなサマーライブの模様をお届けしました。

海と太陽をバックに行われたスペシャルライブ。北海道のイベントから駆けつけてくれた岸谷さんは、プリンセス プリンセス時代の名曲『世界でいちばん熱い夏』から演奏をスタート。

岸谷:『世界でいちばん熱い夏』は、スタッフからのリクエストで、「やってください」と言われてやりました。この番組がきっかけでクリス智子さんと親しくなって、「飲みに行こうね」と言いながら、なかなか予定が決まらないので、今日は絶対決めて帰ろうと約束しています。どちらかというと、智子さんとはママ友で、お仕事よりは子どものお母さんとして心が通じたところがありました。それと別に、偶然でちょっと前に、うちの娘が15歳になるんだけど、小学校を受験したときに、教室で受験仲間だったママ友が「J-WAVEでおしゃべりしているらしい」という話を聞いて、「今日も六本木のスタジオでニュースを読んでいるから香さんも頑張ってね」というメールをいただいて、「懐かしい」と思って。受験のママ友だったのに、こういったお仕事で関われるとは思ってもみなかったなと、嬉しい気分になったので、次の曲はお母さん気分の歌を歌おうかなと思います。



さらに、岸谷さんの息子の話もしてくれました。

岸谷:息子が今17歳なんですけど、思春期、反抗期バリバリの頃に、いろいろ届かぬ思いというか、暖簾に腕押し的なそんな日々で、すごくイラついてもいたんですけど。そんなとき、息子が私にひとこと、非常につっけんどんだったけど「ありがとう」とメールをくれて。そのときにその言葉に愛を感じてうれしくなって、その言葉と私の気持ちを歌に残そうと思って作った曲です。

そう紹介して披露したのは『Hand』でした。


■リクエストに応えて人気曲を披露!

岸谷:今日はラフな気持ちで来てしまったので、普段着だし、何をやろうかなと漠然とぼんやりと考えてはいたんだけど、せっかくなので、みなさんの聴きたい曲を、とんでもない猛暑の中に集まっていただいたので、リクエストにお答えしようかなと。ファイルにある歌詞の曲でしたらどれでも受け付けます。マニアックな曲は言わないでね(笑)。

熱狂的なファンからマニアックな曲がリクエストされましたが、ここではクリスのリクエストで人気曲『M』を演奏した岸谷さん。デビュー当時のハワイにまつわるエピソードも語ってくれました。

岸谷:今日は番組の中でたくさん「JALに乗ってハワイに行こう」というコマーシャルが入っていましたけど、ハワイというと私はいろんな思い出があるんです。プリンセス プリンセスのときにオーディションで5人が集まったんだけど、私が16歳のとき、オーディションに合格して、赤の他人の5人が「バンドになりなさい」と言われました。「まずはハワイに行こう」とハワイに連れて行かれて、それで楽器を持たされてスタジオに入って、初めて5人で音を出したのがハワイのスタジオでした。そのときは「大丈夫なのか、この5人は」という感じでしたけどね。あんなに大きなグループになるとは、自分でも全然思ってなかったなぁなんて、ハワイという単語を聞いて思っていました。




■ハワイの夕日から生まれた曲

続いて、「ハワイにまつわる曲」という『Signs』。2012年の正月にハワイ島で「友だちのことを思って書いた曲」だと言います。

岸谷:ハワイ島の19時くらいに夕日が海に沈んでいく様子を見て、あまりの美しさに曲ができました。そんなハワイの美しい夕日が私に書かせた曲を最後にお届けしようと思います。

演奏後、クリスと以下のような会話が展開されました。

クリス:2曲目の『Hand』もですけど、思春期とかいろいろあって、子育てがあって、ああいう曲が生まれるというのがね。
岸谷:そうですね。でもやっぱりプリプリ時代というのは20代だし、音楽が全部だと思ってやっていて、「音楽がないと私の生活は成り立ちません」という、全てだったんです。でも、こうやってもう一度音楽をはじめると、家族とか大事なものが別にもあって。それで、せっかく音楽をやっているのだから、日常にあることを残さないともったいなと思うようになって、非常に個人的ではあるんだけど、ああいう思春期の息子に対する思いだとか、いろんな個人的な毎日の一部を切り取って、作品に残してもいいんだなと思うようになりました。
クリス:お休みというわけではないですが、お子さんとの時間もすごく大事にされているんだろうなという時期もあって。
岸谷:10年くらいは子どもとべったりで、ふたりの子どもと、本当にお母さんしてました。鎌倉とか、花火を見に行ったりとかしてましたよ。
クリス:それでまた音楽にパッと気持ちがいったときってあったんですか?
岸谷:プリプリの再結成、震災の復興支援の活動によって、「あぁ、音楽が好きだった」って思い出しちゃったという感じだったんですね。それからは趣味というか、すごく「ありがたい」「好きだな」と思って音楽ができているから、離れるのもよかったのかもしれないと思いましたね。
クリス:今日もピアノとギターでやってくださいましたけど、背中越しに見てても細いのに、エネルギーがね。ギターがどれだけ大きいんだというくらいに見えるのに。
岸谷:小学生のランドセルみたいでした?(笑)。
クリス:いやぁ、やっぱりすごいなと思いました。


■名曲誕生の裏話

さらに、名曲誕生の裏話も明かしてくれました。

クリス:『世界でいちばん熱い夏』は、1987年の夏の名曲ですけど、これはどうやって生まれたのか、覚えていますか?
岸谷:これはね、当時『愛と哀しみの果て(Out of Africa)』というロバート・レッドフォードとメリル・ストリープの映画があって、セスナの上でふたりが手をつなぐんですよ。そのシーンがすごく好きで、「そのシーンみたいな歌をつくりたい」と思って書いた曲なんですよね。
クリス:そういうシーンからだったんですか。
岸谷:ものすごく素朴にそう思って、アメリカが大好きで、今はないレーザーディスクとか持っていて、何度もそのシーンを観てました。だってロマンチックじゃないですか!

ハワイのさまざまな話題が飛び出した岸谷さんのライブ&トークとなりました。岸谷さんは7月29日(日)から全国ツアー「KAORI PARADISE2018」が始まります。東京近郊では、8月18日(土)千葉・市川市文化会館 小ホール、9月8日(土)埼玉・川口総合文化センター・リリア 音楽ホール、9月9日(日)東京・八王子市芸術文化会館いちょうホール 大ホールなどが決定しています。ぜひチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:特別番組『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL JAL HAWAII presents SEE YOU ON THE BEACH!』
放送日時:7月16日(月・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20180716/

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