エレカシ・宮本浩次「紅白歌合戦もうれしくてしょうがなかった」

J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。6月5日(火)のオンエアでは、エレファントカシマシの宮本浩次さんが登場。新曲『Easy Go』について伺いました!


■家ではずっとネクタイ

「歌は叫ぶ方がカッコいいかな」と話す宮本さんに「家では静かなの?」と西沢。

宮本:(家では)騒々しいっていうか、落ち着きはないんじゃないですかね。ネクタイをするのに凝っちゃって、家の中でずっとネクタイして歩いてるんですよ。
西沢:(笑)。その幼児性は一生消えないですね。
宮本:幼児性ですかね。ネクタイってけっこう面白いっていうか、色とか凝ると大変なんでしょうね。それこそシャツも無地しか着たことがないんですよ。
西沢:そうですね。ほとんど黒か白ですよね。
宮本:そういう意味だと「けっこうまだまだやることあるんだな」みたいなふうには思ってますけど。
西沢:ネクタイは何色ですか?
宮本:変な話、黒が多いですね(笑)。
西沢:黒いシャツに黒じゃ……(笑)。
宮本:そうなんですよね(笑)。黒か、斜線が入ってるとか、水玉とか、細いのが多いですね。

西沢は自身の「ヘンなところに執着する」「他人が言うことは関係なく自分のやりたいようにしかやれない」という部分が宮本さんにもあるのではないか、といいます。

宮本:意外に中途半端なことになっちゃうんですよね。妙に気を使うというか、それこそ忖度するんですよ、人の顔色を見て。例えば、「これは俺はやりたくないから」とか「この仕事は俺にはできないから」って言ってるとするじゃないですか。ところが、結局それはやりたいっていうか、どっちか分からないみたいな(笑)。
西沢:意外に主張が強くないのね(笑)。
宮本:弱いんですよ。内面の主張は強いんですけど、ただ言えないっていうか。
西沢:まわりに気を使っているのは分かるんですけど、良くも悪くもそれが最近の音楽には出てたんですよ。まわりの人が喜ぶようなことをやってあげようとか、自分のやりたいことを売り物として完成させようとか、それは成績がよかったりとかして、プロシンガーとしてありだったと思いますよ。でも新曲の『Easy Go』はなんだ! やりたい放題だ! と。


■肩の荷が少し下りた気がする

『Easy Go』を聴いて、エレファントカシマシが以前より解き放たれた感じがしたと西沢。

宮本:けっこう自分が受け入れたんですね。自分たちは今年で52歳なんですけど、これからもカッコつけたいっていうか、あーでもないこーでもないとか新しいことができるんじゃないかとか、これからも考えると思うんですよ。また壁に当たるじゃないですけど。でも今回はデビュー30周年だから、ツアーで人がたくさん来てくれたりとか、紅白歌合戦もうれしくてしょうがなかったんですよ。相当嬉しかったんですよ。でもみんなは「紅白なんて」って僕に言ってほしい感じもあるみたいなんですけど。
西沢:みんな、宮本浩次は紅白を断ってほしかったんだ(笑)。
宮本:いや、断ることなんて絶対ない。今日も車検で車がなくて電車でスタジオまで来たんですよ。電車に乗って来たら「俺は紅白に出てうれしかったな」ってしみじみ思い出しちゃって。デビュー30周年の47都道府県のツアーをやって、たくさん来てくれてうれしかったし。それで解き放たれていったんですよね。自分が見栄張って「こうしなきゃいけない、頑張らなきゃいけない」っていう肩の荷が少し下りた気がします。

エレファントカシマシは6月6日(水)に『Easy Go』も収録したニューアルバム『Wake Up』をリリース。6月からは「TOUR 2018 “WAKE UP!!”」が始まります。6月23日(土)には29年連続となる日比谷野外大音楽堂でのライブもあります。アルバム・ライブともにチェックしてみてください! これからのエレファントカシマシの活躍に目が離せませんね! 

さて、次週6月11日(月)から14日(木)の『GROOVE LINE』は、スペシャルウィークということで、投稿が紹介されると、『GROOVE LINE』オリジナルTシャツか短パンをプレゼント! みなさんの投稿をお待ちしています! 番組もお聴き逃しなく。

この記事の放送回をradikoで聴く
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/

関連記事