J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)のワンコーナー「FEATURE TOPICS」。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げます。
先週と今週は、6月6日(水)にスプリットCD『Ken Yokoyama VS NAMBA69』をリリースした2バンド、Ken YokoyamaとNAMBA69それぞれを牽引する、横山健さん、難波章浩さんを1週間ずつフォーカス。今週は横山健さんが登場しました。
【関連記事】横山健はどんな存在? NAMBA69・難波章浩が語る「俺には真似できない。素敵な人」
■音楽を聴き漁った少年時代「すっごく時代が良くて」
1回目のオンエアとなるこの日は、横山さんの音楽ヒストリーに迫りました。小さい頃から音楽好きだったという横山さんは、中学に入って洋楽に出合い、音楽好きの友人と曲をダビングしたカセットテープを貸し借りしていたそう。
横山:当時、すっごく時代が良くて、それこそマイケル・ジャクソンの『スリラー』が発売されたり、マドンナが新人だったり、ヘヴィメタルありディスコありニューウェーブもあり、なんかものすごい時代で、バンドもありソロシンガーもあり、なんでも同じ温度で聴けて。
その中で出会ったのが、ヴァン・ヘイレン。彼らのMVを見て「ギターってカッコいい! バンドの花形だ」とハマっていったそうです。さらにオジー・オズボーンバンドのギタリスト、ランディ・ローズの弾くギターの旋律に憧れ、ギターの道へと進みます。
横山:ギターに憧れつつも、それからもどんどん音楽を掘っていくわけですよ。で、高校に入ると自分でエレキギターを手に入れて。ヘヴィメタルが過激だと思って聴いていたんですが、「もうちょっと刺激がほしいぞ」ってときに出てきたのがスラッシュメタルで。まだブレイクする前のメタリカだとか、スレイヤーとかのサウンドを聴いて「すごい!」と思って。
■THE BLUE HEARTS に衝撃を受ける
どんどん過激なサウンドのハードコアへとハマっていった横山さん。そんな中で、アンスラックスがセックス・ピストルズのカバーアルバムをリリース。ポップでハードな曲に衝撃を受けた横山さんは、オリジナルのセックス・ピストルズを聴き、パンクにハマっていきます。
横山:最終的には、いろんな洋楽を聴いてた中で、高校生のときに出会ったブルーハーツに全部持っていかれました。決定打。これで家でシャカシャカ弾いてたギターを持って「バンドやって人前に出たい。俺にもできるかもしれない」と思わされた。
バンドを始める決定打となったTHE BLUE HEARTSと他のバンドとの違いを藤田に聞かれた横山さんは、「なんだったんだろう。でも理由を探るのは案外、野暮なこと」だと言います。
横山:ラジオを聴いてて、確かサンプラザ中野さんだったと思うんだけど、「このアーティストが誰だか教えてくれ」ってかけた曲がTHE BLUE HEARTS の『人にやさしく』だったんですよ。「なんだこれは!」と思って、すごいなと。最初ね、一発目ではうまく理解しきれないぐらいの衝撃だったんですね。
ハードロック、ヘヴィメタルなどいろんな音楽を経てパンクに辿り着いた横山さんのギタープレイには、その影響が全部残っていると言います。
横山:だからパンクロック聴いて、パンクな格好してパンクを鳴らすなんて、俺はただのコスプレだと思ってるから。メタルしかり、スラッシュメタルしかり、全部クズだと思ってるんで……ごめんなさい(笑)。
藤田:(笑)。
横山:いや、人様はどうでもいいや(笑)。俺は自分の中で全部をミックスさせて、自分が気に入ったとこだけを取って、で、横山健というカタチで出したいと。それは自覚的にやる前から自然とそうしてましたね。人はそれを才能と呼びますよね(笑)。
横山さんらしい過激な発言も飛び出しましたが、とても興味深いルーツが聴けたトークとなりました。
さて、次週6月11日(月)からはスペシャルウィークがスタートします。4日間にわたって2018年上半期のBEST SONG100曲をオンエア! 生放送でしか聴けなかった貴重なスタジオライブ音源などもオンエアします。お楽しみに。
【2回目】横山健「Hi-STANDARDという存在と戦わなきゃいけなかった」NAMBA69とのスプリットCDを語る
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
先週と今週は、6月6日(水)にスプリットCD『Ken Yokoyama VS NAMBA69』をリリースした2バンド、Ken YokoyamaとNAMBA69それぞれを牽引する、横山健さん、難波章浩さんを1週間ずつフォーカス。今週は横山健さんが登場しました。
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■音楽を聴き漁った少年時代「すっごく時代が良くて」
1回目のオンエアとなるこの日は、横山さんの音楽ヒストリーに迫りました。小さい頃から音楽好きだったという横山さんは、中学に入って洋楽に出合い、音楽好きの友人と曲をダビングしたカセットテープを貸し借りしていたそう。
横山:当時、すっごく時代が良くて、それこそマイケル・ジャクソンの『スリラー』が発売されたり、マドンナが新人だったり、ヘヴィメタルありディスコありニューウェーブもあり、なんかものすごい時代で、バンドもありソロシンガーもあり、なんでも同じ温度で聴けて。
その中で出会ったのが、ヴァン・ヘイレン。彼らのMVを見て「ギターってカッコいい! バンドの花形だ」とハマっていったそうです。さらにオジー・オズボーンバンドのギタリスト、ランディ・ローズの弾くギターの旋律に憧れ、ギターの道へと進みます。
横山:ギターに憧れつつも、それからもどんどん音楽を掘っていくわけですよ。で、高校に入ると自分でエレキギターを手に入れて。ヘヴィメタルが過激だと思って聴いていたんですが、「もうちょっと刺激がほしいぞ」ってときに出てきたのがスラッシュメタルで。まだブレイクする前のメタリカだとか、スレイヤーとかのサウンドを聴いて「すごい!」と思って。
■THE BLUE HEARTS に衝撃を受ける
どんどん過激なサウンドのハードコアへとハマっていった横山さん。そんな中で、アンスラックスがセックス・ピストルズのカバーアルバムをリリース。ポップでハードな曲に衝撃を受けた横山さんは、オリジナルのセックス・ピストルズを聴き、パンクにハマっていきます。
横山:最終的には、いろんな洋楽を聴いてた中で、高校生のときに出会ったブルーハーツに全部持っていかれました。決定打。これで家でシャカシャカ弾いてたギターを持って「バンドやって人前に出たい。俺にもできるかもしれない」と思わされた。
バンドを始める決定打となったTHE BLUE HEARTSと他のバンドとの違いを藤田に聞かれた横山さんは、「なんだったんだろう。でも理由を探るのは案外、野暮なこと」だと言います。
横山:ラジオを聴いてて、確かサンプラザ中野さんだったと思うんだけど、「このアーティストが誰だか教えてくれ」ってかけた曲がTHE BLUE HEARTS の『人にやさしく』だったんですよ。「なんだこれは!」と思って、すごいなと。最初ね、一発目ではうまく理解しきれないぐらいの衝撃だったんですね。
ハードロック、ヘヴィメタルなどいろんな音楽を経てパンクに辿り着いた横山さんのギタープレイには、その影響が全部残っていると言います。
横山:だからパンクロック聴いて、パンクな格好してパンクを鳴らすなんて、俺はただのコスプレだと思ってるから。メタルしかり、スラッシュメタルしかり、全部クズだと思ってるんで……ごめんなさい(笑)。
藤田:(笑)。
横山:いや、人様はどうでもいいや(笑)。俺は自分の中で全部をミックスさせて、自分が気に入ったとこだけを取って、で、横山健というカタチで出したいと。それは自覚的にやる前から自然とそうしてましたね。人はそれを才能と呼びますよね(笑)。
横山さんらしい過激な発言も飛び出しましたが、とても興味深いルーツが聴けたトークとなりました。
さて、次週6月11日(月)からはスペシャルウィークがスタートします。4日間にわたって2018年上半期のBEST SONG100曲をオンエア! 生放送でしか聴けなかった貴重なスタジオライブ音源などもオンエアします。お楽しみに。
【2回目】横山健「Hi-STANDARDという存在と戦わなきゃいけなかった」NAMBA69とのスプリットCDを語る
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
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