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小島慶子、移住先の豪州パースは「日本で言ったら福岡」おすすめ旅行スポットを紹介

小島慶子、移住先の豪州パースは「日本で言ったら福岡」おすすめ旅行スポットを紹介

J-WAVEが5月3日(木・祝)に放送した特別番組『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL FEELING EXPERIENCE IN AUSTRALIA』(ナビゲーター:グローバー)。ダイナミックでスピリチュアルな自然が広がる感動大陸・オーストラリアを大特集。様々なゲストにオーストラリアの魅力を伺いました。


■オーストラリア・パースの魅力

13時台のゲストは、タレント、エッセイストの小島慶子さんが登場。小島さんは2014年に家族で西オーストラリア州のパースに移住、現在はパースと東京を行き来する生活です。

小島:だいたい3週間ごとに飛行機に乗って8000キロを移動して、マイレージがたまりまくって。時差は日本マイナス1時間でほとんど同じです。ただ直行便がないので、香港かシンガポールで乗り換えて14時間半くらいかかります。慣れてくると、東京駅から成田空港までの成田エクスプレスと、東京からパースはほぼ同じくらいの感覚(笑)。
グローバー:パースは日本で言ったらどの街ですか?
小島:福岡みたい。パースは西オーストラリア州の州都なんですが200万人くらいいて、街の規模だとか作りでいうと博多みたいな感じで。コンパクトに都市部があって真ん中に川が流れていて、海も近くて周りに郊外があって、ちょっと遠出すると豊かな自然があります。
グローバー:他のオーストラリアの街と比べて素晴らしい文化はありますか?
小島:他のエリアに行ってないのでわからないのですが、今パースはオーストラリアの中でも子育てがしやすいとか、気候がいいとか、シドニーやメルボルンみたいな大都会に比べるとのんびり暮らせるということで、引っ越してくる人が多いみたいです。


■小島さんのパースでの1日

実は小島さんは、お父さんの転勤先だったパースで生まれて、3歳のときに日本に移り住みました。再び住むことになったパースでの一日の様子を訊きました。

小島:毎日優雅に自然とたわむれていると思われているけど、意外と厳しいんですよ。インターネットがありますので、8000キロ離れていても締め切りは追いかけてくるんです(笑)。
グローバー:いやですねえ(笑)。
小島:朝、子どもたちが「学校に行ってきます」というのを半分寝ぼけ眼で送り、メールの返信や資料を読んだり、原稿を読んだりというのをリビングのパソコンに向かってやります。食事は夫が作ってくれるので、合間合間に洗濯とか、家の片付けとか家事をすまして、ほぼ一日家の真ん中でデスクワークをしています。
グローバー:大自然と全然触れ合ってない……。
小島:子どもが夕方になって帰ってくると、普段3週間離れているものだから、やっぱり一緒に宿題をやってあげたり、なんだかんだ子どもが寝るまでは仕事はできないので、子どもが寝たあと、落ち着くのは夜10時以降ですけど、また原稿を明け方4時頃まで書いたりして、ようやくベッドに入ったりするので、子どもが「行ってきます」という時にはボヤっとしていると……(笑)。


■パースでのおすすめは?

そんな小島さんに、パースのおすすめスポットを伺いました。

小島:旅行でいらっしゃるならパースの街並みも観ていただきたいですけど、フェリーで45分のところにあるロットネスト島ですね。車でまわれないので、島内は徒歩か貸し自転車で移動します。宝石みたいにきれいなビーチがたくさんあって、クオッカという可愛い有袋類もいますし、パースのすぐそばにあるのでそこに行っていただきたいです。あとは、レンタカーで1、2時間走れば国立公園があります。すごくきれいな小麦粉みたいに真っ白な大砂丘や、2、3時間南の方に走ればマーガレット・リバーという軽井沢にハワイがくっついたようなリゾート地があるので、そこに行くと本当に胸を打たれるようなユーカリの大原生林があったり、鍾乳洞があったり、次々と波が打ち寄せる素晴らしいビーチがあるんです。雄大な自然とか日本と全く違う植物とか、「違う星かしら」と思うような変わった形の植物とかもぜひ見ていただきたいです。

最後に「パースが教えてくれたことは?」という質問に、「人生はああもこうも生きられる」と答えた小島さん。その意味を伺うと……

小島:仕事だけじゃなくて家族とか自然と触れ合う時間、学ぶ時間も大事で、それを「自分の思うようにやっていいんだな」と思える場所だということ。もう一つは、個人的な理由なんですが、時差が1時間しかないので、朝東京を飛行機で出ると、夜パースに着くんです。初夏の東京を出て、飛行機に乗って14時間たつと、秋のパースに降り立つわけです。オーストラリアの人は当然私のことを知らないし、言葉もベラベラしゃべれなくて、すごく不自由な思いもする。空港から家に向かうまでのタクシーで、だいたい運転手さんは移民の方なので、自分の苦労話をシェアするのが心の支えになるんです。ソマリアから紛争を逃れて来た方とか、南アフリカやインドから移住した方とか、みんなそれぞれ不安とか孤独とかご苦労があって、それを家に着くまでの30分くらい、私も不完全な英語でシェアするたびに「私もオーストラリアで心細いこともあるけど頑張ろう」と思うんです。

「日本とオーストラリアで180度違う人生が私にはあるけれど、どっちにも仲間がいるし、どっちにも『よかったなここに来て。幸せだな』と思える瞬間があるから、人生ってたった一つの場所で、たった一つのやり方でなくても、幾つもの場所、いろんなやり方で、何度でも仕切り直しとか二足三足のわらじとかできるんだな、世界は地つづきなんだと思います」と語っていました。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL FEELING EXPERIENCE IN AUSTRALIA』
放送日時:5月3日(月・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20180503/

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