J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。5月22日(火)のオンエアでは、DAOKOとのコンビでお送りしました。
ここでは「FEATURE TOPICS」のコーナーを紹介します。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくこのコーナー。今週は、今年デビュー20周年を迎えた椎名林檎さんを特集します!
【1回目】デビュー20周年の椎名林檎を徹底解剖! あの名曲は17歳のときに作っていた
■DAOKO「幼稚園のときから鼻歌で歌っていた」
DAOKOはインタビューでよく「尊敬するアーティストは?」と聞かれるそうなのですが、すぐに思い浮かぶのは椎名さんだそう。
DAOKO:幼稚園生のときに、お父さんが車の中でかけてたんですよ。でも、幼稚園のときなんてけっこう覚えてないじゃないですか、どの曲、どのアルバムっていう意識で聴いてなかったんですけど、なんか鼻歌で歌っちゃうみたいな。あのメロディを追ってしまう。
当時は歌詞の世界観などは分からないながらも聴き続け、成長するとともに「こんな内容だったんかい! かっこいい!」と、椎名さんに引っ張られて自我が追いついていったそう。
そんな椎名さんについて、1日目はデビューのきっかけから、彼女が世の中から大きな注目を浴びる3枚目のシングル『ここでキスして。』をリリースしたところまでを紹介しました。
■1年半もの間、音楽チャートに!
2日目は1stアルバム『無罪モラトリアム』リリースからの活動を追っていきます。『無罪モラトリアム』は、『ここでキスして。』が大ヒットする最中、1999年2月にリリースされました。なんと170万枚を超えるミリオンセールスを記録! さらに1年半もの間、チャートインするというロングヒットとなりました。
DAOKO:1stアルバムって初期衝動がままって感じの、初期衝動がいい感じで発散されているイメージなんですけど、林檎さんの『無罪モラトリアム』はこのときから完成されてるというか、やっぱ林檎さんは構築美だなっていうのはすごく感じるので。
歌詞にはまだ青さも垣間見れますが、「そんじょそこらの青さじゃなく、完璧な青さ」(DAOKO)とも。このアルバムはDAOKOの世界観の軸にずっとあると言います。
DAOKO:林檎さんのアルバムはいつ聴いても、女を女にさせてくれるなって感じがあるんですよね。アルバムに入っている『歌舞伎町の女王』はカバーさせていただいたんですけど、この曲を作ったのは、まだ林檎さんが16、7歳とかそのあたりですもんね。そんな歳に書いてるって思わないから。
まだ歌舞伎町に行ったことのない頃から『歌舞伎町の女王』を聴いていたDAOKOは、歌舞伎町に行くと未だにこの曲のイメージがあり、行くと背筋が伸びるそうです。
1stアルバムが大ヒットしたことにより、次に発表するシングルはアーティストにとってはかなり重要になってきます。そんな期待値が上がる中で発表したのは、ナース姿のビジュアルも話題となった『本能』。
その後、2000年1月には『ギブス』『罪と罰』のマキシシングルを2枚同時リリース。バラードとブルースロックという両極端な2枚で、その世界観の幅広さを見せつけます。
■こだわりがすごい『勝訴ストリップ』
そんな勢いの中、2000年3月に2ndアルバム『勝訴ストリップ』を発表。このアルバムは1stのセールスを大きく上回り、230万枚を記録。日本のトップアーティストの地位を確立させました。ちなみにこのアルバムの収録曲は、タイトルが7曲目の『罪と罰』を中心にシンメトリーになるように並べられています。
■『勝訴ストリップ』の収録曲
01. 虚言症
02. 浴室
03. 弁解ドビュッシー
04. ギブス
05. 闇に降る雨
06. アイデンティティ
07. 罪と罰
08. ストイシズム
09. 月に負け犬
10. サカナ
11. 病床パブリック
12. 本能
13. 依存症
さらにアルバムの総タイムも55分55秒というこだわりぶり。曲と曲のつながりも凝っているので、ぜひ改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
【3回目】椎名林檎が東京事変を結成した理由とは? “メンバーに曲を書き下ろす”つもりで…
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
ここでは「FEATURE TOPICS」のコーナーを紹介します。注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくこのコーナー。今週は、今年デビュー20周年を迎えた椎名林檎さんを特集します!
【1回目】デビュー20周年の椎名林檎を徹底解剖! あの名曲は17歳のときに作っていた
■DAOKO「幼稚園のときから鼻歌で歌っていた」
DAOKOはインタビューでよく「尊敬するアーティストは?」と聞かれるそうなのですが、すぐに思い浮かぶのは椎名さんだそう。
DAOKO:幼稚園生のときに、お父さんが車の中でかけてたんですよ。でも、幼稚園のときなんてけっこう覚えてないじゃないですか、どの曲、どのアルバムっていう意識で聴いてなかったんですけど、なんか鼻歌で歌っちゃうみたいな。あのメロディを追ってしまう。
当時は歌詞の世界観などは分からないながらも聴き続け、成長するとともに「こんな内容だったんかい! かっこいい!」と、椎名さんに引っ張られて自我が追いついていったそう。
そんな椎名さんについて、1日目はデビューのきっかけから、彼女が世の中から大きな注目を浴びる3枚目のシングル『ここでキスして。』をリリースしたところまでを紹介しました。
■1年半もの間、音楽チャートに!
2日目は1stアルバム『無罪モラトリアム』リリースからの活動を追っていきます。『無罪モラトリアム』は、『ここでキスして。』が大ヒットする最中、1999年2月にリリースされました。なんと170万枚を超えるミリオンセールスを記録! さらに1年半もの間、チャートインするというロングヒットとなりました。
DAOKO:1stアルバムって初期衝動がままって感じの、初期衝動がいい感じで発散されているイメージなんですけど、林檎さんの『無罪モラトリアム』はこのときから完成されてるというか、やっぱ林檎さんは構築美だなっていうのはすごく感じるので。
歌詞にはまだ青さも垣間見れますが、「そんじょそこらの青さじゃなく、完璧な青さ」(DAOKO)とも。このアルバムはDAOKOの世界観の軸にずっとあると言います。
DAOKO:林檎さんのアルバムはいつ聴いても、女を女にさせてくれるなって感じがあるんですよね。アルバムに入っている『歌舞伎町の女王』はカバーさせていただいたんですけど、この曲を作ったのは、まだ林檎さんが16、7歳とかそのあたりですもんね。そんな歳に書いてるって思わないから。
まだ歌舞伎町に行ったことのない頃から『歌舞伎町の女王』を聴いていたDAOKOは、歌舞伎町に行くと未だにこの曲のイメージがあり、行くと背筋が伸びるそうです。
1stアルバムが大ヒットしたことにより、次に発表するシングルはアーティストにとってはかなり重要になってきます。そんな期待値が上がる中で発表したのは、ナース姿のビジュアルも話題となった『本能』。
その後、2000年1月には『ギブス』『罪と罰』のマキシシングルを2枚同時リリース。バラードとブルースロックという両極端な2枚で、その世界観の幅広さを見せつけます。
■こだわりがすごい『勝訴ストリップ』
そんな勢いの中、2000年3月に2ndアルバム『勝訴ストリップ』を発表。このアルバムは1stのセールスを大きく上回り、230万枚を記録。日本のトップアーティストの地位を確立させました。ちなみにこのアルバムの収録曲は、タイトルが7曲目の『罪と罰』を中心にシンメトリーになるように並べられています。
■『勝訴ストリップ』の収録曲
01. 虚言症
02. 浴室
03. 弁解ドビュッシー
04. ギブス
05. 闇に降る雨
06. アイデンティティ
07. 罪と罰
08. ストイシズム
09. 月に負け犬
10. サカナ
11. 病床パブリック
12. 本能
13. 依存症
さらにアルバムの総タイムも55分55秒というこだわりぶり。曲と曲のつながりも凝っているので、ぜひ改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
【3回目】椎名林檎が東京事変を結成した理由とは? “メンバーに曲を書き下ろす”つもりで…
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/