5カ国語を話せる! 外国人タクシー運転手、嬉しかったことは…

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「TOKYO TREASURE」。5月20日(日)のオンエアでは、東京オリンピックに向けて増えている、外国人のタクシー運転手に注目。日本で活躍するポーランド出身の女性運転手に話を伺いました。


■語学堪能なタクシードライバー

年々増え続ける訪日外国人に対応するため、各タクシー会社では、多言語コミュニケーションに長けている外国人ドライバーを、積極的に採用する動きが高まっています。

そこで、「日の丸交通」でタクシー運転手をしている、ポーランド出身の津上・サバ・ファビオラさんに伺いました。  

ファビオラさんは、語学留学を目的に来日し、早稲田大学で博士課程まで進学。語学が堪能で5カ国語(ポーランド語、日本語、英語、ロシア語、中国語)が話せるだけでなく、現在はスペイン語も勉強しています。

タクシー運転手になろうと決意したのは、運転が好きで、休みがたくさん取れてスケジュール調節がしやすいからだそう。日本人でも難しいと言われる第二種運転免許に合格した津上・サバ・ファビオラさんは、4月18日(水)から正式にドライバーになりました。


■印象的なお客さん

今回は、東京駅前の新丸ビルから、J-WAVEのある六本木ヒルズ森タワーまで運転していただきました。まだ慣れてはいないものの、いろいろなお客さんが話しかけてくれるのが楽しいそうです。そこで、印象に残ったことをお訊きしました。

ファビオラ:アメリカ人を乗せたときに、 料金は1600円ぐらいだったんですけど、1万円を渡して「お釣りはいらない」って言ってくれました。その方は日本にある、楽器を作っている会社の社長で、女性運転手がいるとありがたいのと、外国人の運転手には辞めてほしくないから、「頑張って」という意味を込めてチップを渡してくれました。 その1万円はお守りとして、冷蔵庫に飾っています(笑)。
玄理:金額もすごいけど、その気持ちが嬉しいですよね。
ファビオラ:サポートしてあげたいっていう感じで、「日本で頑張って」って言ってもらえました。
玄理:それは励まされましたね。今後の目標はありますか?
ファビオラ:「東京観光タクシー」の認定ドライバーになりたいです。
玄理:認定をもらえると、いいことがあるんですか?
ファビオラ:お客さんを富士山などに連れて行って、一日運転をしながら日本のことを紹介することができます。
玄理:アテンドができるんですね。

運転が上手なのはもちろん、話も楽しいファビオラさん。非常に前向きで、「体力的にきついところはあるけれど頑張ります」と意気込みを語りました。

日の丸交通では、2020年の東京オリンピックまでに、200人の外国人運転手採用を目指しているそうです。

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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜9時-12時
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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