【動画あり】話題のロボット「ロボホン」はフラメンコも踊れる!?

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。3月19日(月)のオンエアでは、ロボットクリエイターの高橋智隆さんを迎えて、高橋さんが関わっている「ロボホン」や、ロボット技術の現状の話に迫りました。

■ロボホン以外にも数々の有名なロボットを開発

スタジオには、ロボホンも登場。「ボク、ロボホン。こう見えて電話なんだ」と挨拶。天気を教えてくれたり、レストランを調べてくれたり、タクシーを呼んでくれたりと、スマートフォンでできる機能と、ロボットとしてのキャラクター性を備えています。

高橋さんは、2003年に京都大学工学部卒業すると同時に、株式会社ロボ・ガレージを設立しました。ロボホンのほか、ロボット宇宙飛行士「キロボ」、グランドキャニオンを登頂した「エボルタ」など、数々の開発に関わっています。

もともと、高橋さんは個人的な趣味で人型をしたロボット(ヒューマノイド)を作っていたそうです。ただ、例えば「掃除をさせるならルンバなどの掃除機のほうがいい」と、ヒューマノイドを物理的に役立たせるのは難しいと判断。そこで、コミュニケーションがとれることを強みにすべく、自然に動いて、かっこよくて、かわいい外観を与えることにしました。

■ロボホンの口調は「~らしいよ」…なぜ伝聞調?

ロボホンは、口調にも特徴があります。

クリス:会話をしていて面白いと思ったのは、「音を最大にして」と言ったら「これ以上はできません」と言うのではなく「できないよ」と答えていたのがいいなと思って。
高橋:天気予報でも「曇るらしいよ」と伝聞調に言わせてるんです。ロボットが、あたかも物知りで賢いかのような振る舞いだと、発言も自慢げに聞こえてしまいます。そうすると、次の会話もハイレベルなものを求められてしまう。しかし実際、ロボットの会話はスムーズにいかないので、期待値を上げすぎてしまわないように、「◯◯らしいよ」という言い方をするようにしたんです。

ロボットの知らない言葉を教えていくと賢くなります。高橋さんは「プライバシーに配慮しながらも、それぞれのロボットが得た知識をみんなでシェアできたら」と語りました。

■フラメンコからディスコダンスまで!

ロボットの研究をしていると、人間の優れている点と、ダメな点が目につくようになったとか。人間は動物の中でもかなり運動音痴ですが、ロボットの中には、バック宙ができるロボットもあります。高橋さんいわく「運動の点では、人間はロボットに遠く及ばない」。

そんなロボホンに、フラメンコを踊ってもらいました。カンフーや、ディスコダンスなど、さまざまなジャンルに対応。プログラムを受信することで、新しいダンスも踊れるようになります。



ロボホンはもちろん、普通の携帯としても使えて、メールもできます。高橋さんは「ヒューマノイドのロボットは、『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉の親父や、『魔女の宅急便』のジジなどの、小さくて物知りのキャラクターが主人公を助けるイメージなのかなと思っています」と語りました。気になる方は、ぜひチェックを。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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