「注文をまちがえる料理店」で誰も怒らない理由

J-WAVEで放送中の番組「SUNRISE FUNRISE」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「SWITCH FOR 2021」。12月17日(日)のオンエアでは、注目のレストラン「注文をまちがえる料理店」の発起人・小国士朗さんをお迎えしました。

「注文をまちがえる料理店」は、接客スタッフが認知症の方で構成された、イベント型レストランです。注文をしても、料理を間違えて提供されることがありますが、そこも受け入れて楽しもうというお店です。

「注文をまちがえる料理店」を立ち上げようと思ったきっかけは、小国さんがテレビ局のディレクターとして、認知症介護のプロフェッショナル・和田行男さんのグループホームを取材している時。そのグループホームで、おじいさんやおばあさんが作る料理をご馳走になったとき、その日の献立はハンバーグだと聞いていたのに、提供されたのは餃子だったとか。

「僕が『間違ってますよ』と言おうとした時に、『間違っている』と思っているのは僕だけで、その間違いを受け入れてしまえば、間違いにはならないことに気付いたんです」とのこと。

グループホームでは、認知症の方が間違えても、みんなが支えて普通の暮らしをしていく風景が見られたそうです。そこで小国さんは「そういったことが、街の中でも見られたら良いのでは」との思いでプロジェクトチームを立ち上げました。

まず、6月にお店を2日間限定でプレオープン。お店はオシャレで美味しいレストランを目指したそうです。その理由は、「プロジェクト自体が社会に対して良いプロジェクトなんだから多少おいしくなくてもいい」という甘えや妥協をしないこと。たとえメニューを間違えてしまったとしても、おいしいものを食べてもらうためだそうです。

お客さんにも楽しんでもらえて、その後、8月にクラウド・ファウンディングを実施したところ、24日間で1291万円が集まったそうです。さらに、9月16日(土)から3日間限定で、六本木のレストランを貸し切ってオープンしました。

プレオープンの際は、お客さんの6割が料理を間違えられてしまったそうです。お客さんは楽しんでいたものの、料理を間違えることを目的としている訳ではないため、オペレーションを改善したとのこと。

お客さんの中には、「認知症のことをよく分からなくても、寛容な気持ちでミスを受け入れようとする空気が素敵だと思って」と、夜行バスに乗って関西から来られた方もいたそうです。また、お店のスタッフとして働いた人の中には若年性認知症の方もいて「間違えたとしても、お客さんが怒らないから良かった」と安心感を抱いていたとか。

プロジェクトのドキュメント本『注文をまちがえる料理店のつくりかた』(方丈社)も発売されました。どうぞ、手にとってみてください。

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【番組情報】
番組名:「SUNRISE FUNRISE」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/

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