渋谷から発信!ハンディキャップを「かっこいい」へ

J-WAVEで放送中の番組「SUNRISE FUNRISE」(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「FUTURE DESIGNERS」。11月5日(日)のオンエアでは、NPO法人「ピープルデザイン研究所」代表の須藤シンジさんをお迎えしました。

5年前に渋谷で誕生した「ピープルデザイン研究所」。障がい者、LGBT、子育て中のお母さん、認知症の方、外国人という5つの“少数派”の視点から課題を見つけ、クリエイティブに解決を目指す団体です。ワクワクしながら新しい発想とともに解決するということがクリエイティブと自称する所以です。

そんなピープルデザイン研究所は、11月7日(火)から13日(月)の期間、渋谷ヒカリエの8階で「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」を開催します。

「超福祉」という意味は、ハンディキャップというものがゼロやマイナスではなく、より飛躍できる可能性を秘めているということを直感的に伝えたいと思いを形にしたものだと言います。

また、ハンディキャップを持つ人に対して「隠す」「かわいそう」というニュアンスがつきまとっていたものを「かっこいい」「見せていく」へ、2020年のパラリンピックに向けてこの機運に乗せていこうという思いもあるそうです。

ところで須藤さんは近年、認知症の人々の社会参画という問題をクリエイティブに解決していこうというプロジェクトを行っています。日本の青山学院、慶應義塾、専修大学の3つの大学と、オランダのデルフト工科大学とともに地域の認知症の方々の困りごとをリサーチ。その結果から見出したポイントを具体的な解決策として商品、サービス、政策提言で解決していこうという試みです。

若者世代にとって、どうしても他人事になりがちな高齢者の認証問題を、今から目を向けて提案として発信していくことで、次世代に広めていきたいとの思いがあり、これらの成果は11月8日、「超福祉展」でも3時間にわたる発表会を行うそうです。

そのほかにも、SHIBUYA CASTではマイノリティの方々を本に見立てた「ヒューマンライブラリー」として経験談を聞いたり問いをぶつける企画や、渋谷の外に出てハチ公前に手作りのステージを設置し、活動の公開セッションの場を設ける予定です。

最後に須藤さんは「モノやハード、制度を作ることよりもっと簡単で、誰にでもできることがある。キーワードはひとりひとりの人です」と話します。ロンドンの古い地下鉄ではエレベーターが無い駅も多く、街行く人たちが手を差し伸べて車椅子を運ぶといったことが日常的に行われているといいます。「渋谷起点で乗降客が半分でもロンドンのような習慣を持つことができれば、20万件のちょっといい感じのアクションが生まれる。だから渋谷をベースに実現していきたい」こう未来への豊富を語りました。

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【番組情報】
番組名:「SUNRISE FUNRISE」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/

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