パブロ・ピカソが路上の猫にもらったもの

J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「SAPPORO AINO Skal WHITE SOUR GOOD TIME!」。このコーナーでは様々な愛のストーリーと音楽をお届けしていますが、10月18日(水)のオンエアは、パブロ・ピカソと猫のお話。

青の時代のピカソを映した、1枚の写真があります。ソファに座った若々しいピカソは1匹のシャム猫を抱いています。猫の名前はミヌー。「路上をうろついていた猫と友達になった」とピカソは語ったそうです。

画家や彫刻家にとって、身近なものをモチーフにする、モデルにするのは自然なこと。生涯で2度結婚し、他にも多くの女性と恋愛関係をもったピカソは、自分が出会った幾人もの女性たちを絵に描いています。そして彼は、何匹もの猫たちも絵に描きました。描き方やスタイルは変わっても、そこに描かれているのは人と猫の優しい関係でした。

ところが、1935年から45年には、描かれる猫たちの姿は一変します。たとえば1939年の「鳥を食べる猫」。デフォルメされ、怪物のような猫が鳥をとらえ、荒々しく噛みついています。ドイツ軍による占領がフランスにも及んでいた戦争の時代に、ピカソは愛する猫をモチーフに、世界の闇を表現したのです。

ピカソと猫についての逸話もたくさん残っています。たとえばピカソはこんなことを言っています。「ミヌーは僕が世話をしたお礼にソーセージをもってきてくれた」と。

ある日、ピカソのアパートメントに、路上で仲良くなったミヌーが、どこからかソーセージをくわえて戻ってきたのだとか…。

次回19日(木)のこのコーナーには、福耳のみなさんが登場! 愛をテーマにここだけトークをお届けしますので、お聴き逃しなく♪

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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