夏といえば浴衣! 下駄で鼻緒ずれしないためには?

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。8月限定で始まったワンコーナー「TOKYO CRAFT JOURNEY」では、東京のものづくりにフォーカスし、伝統的なものから最近話題の業界まで幅広く、様々なクラフトパーソンに注目しています。

2回目となる8月2日(水)のオンエアでは、浅草の伝法院通りにある和装履物専門店「辻屋本店」を取り上げました。

大正元年に、現在の4代目・富田里枝さんの曽祖父が墨田区に創業し、関東大震災後に浅草の新仲見世商店街に移転して今に至ります。

富田さんと一緒にお店に必ずいるのが、下駄の鼻緒の“すげ”の職人さん。老舗の辻屋では、鼻緒はお客さんの足のかたち、指の長さ、幅などにあわせ、その場で手でつけるのだそう。鼻緒をつけることを「鼻緒をすげる」といい、本来、下駄屋はこれが基本だったようです。

「うちのようにすげの職人が常駐しているお店はどんどん減っていますが、履き良い和装履物は、足にあわせてその場で職人が鼻緒をすげるということに尽きると思うので、お客様が痛くならない、履き心地の良い履物をその場であつらえるというのが一番の売りではないかと思います。人によって足の形は全然違うので、足にあわせて鼻緒をすげれば、鼻緒ずれはしないんです」(富田さん)

辻屋の鼻緒はとってもカラフルで、自分で好きな色も選べるそう。海外から調べてわざわざ訪ねてくるお客さんもいるそうで、「その場で下駄を作ることにすごく感動してくれます」とのこと。

すげは力のいる仕事で、「ベテランがいて初めてすげられる」と富田さん。「すげの技術や伝統が消えないよう、皆さんには楽しく下駄をはいて、おしゃれを楽しんでほしい。和装だけじゃなく、洋服でも気軽に履いていただけたら」と思いを語ってくださいました。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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