【88日間開催】 横浜で3年に1度の現代アート展開幕!

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」。8月3日(木)のオンエアでは3年に1度の展覧会「ヨコハマトリエンナーレ」を紹介しました。

ヨコハマトリエンナーレは2001年にスタート。3回目以降は横浜美術館を中心に様々な作品を展示、現代アートの魅力を国内外に発信してきました。毎回、たくさんの人が訪れています。

6回目となる今回は「島と星座とガラパゴス」というタイトルが付けられています。どんな内容になっているのでしょうか? 今回は、コ・ディレクターの三木あき子さんに詳しいお話をお聞きしました。

「『島と星座とガラパゴス』というタイトルの元に、世界の“接続性”と“孤立”をテーマとしています」(三木さん、以下同)。

国内外から約40組の作家、プロジェクトが参加して、横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館(地下)などをメイン会場に作品が展示されています。それぞれの展覧会が小さな個展の集合体になっていて、それらが島や星の連なる多島海や星座を構成するイメージになっています。これらの間を巡ることで、流動性や物事の二面性など世界の複雑さを感じ取ってもらうことを意図しているのだとか。今回のキーワードは、接続・孤立・想像力・創造力・独自性・多様性など。

これまでと比べると、作家の数は少ないものの、今回はそれぞれの作家が複数の作品を展示しているので、凝縮した濃厚な内容になっているのも今年の特徴です。

中でも見どころは?

「みなとみらい駅を降りて、横浜美術館の前に立ちますと、色鮮やかなボートや約800着の救命胴衣があります。この救命胴衣は実際にレスボス島(ギリシャ)に着いた難民の人たちが着ていたものなんですが、こうした救命胴衣を使った大きなインスタレーションなどが展示されています。

そして美術館の中に入っていくと、グランドギャラリーがあるのですが、そこにはインドネシアの作家が手がけた、しめ縄のような、門のような、巨大な彫刻作品が展示されています。こちらは2000本近い竹を使っているそうで、硬い竹をまるで紐のように縫い合わされている圧巻の作品です」

視覚で楽しみながら、どうしてそういう作品になったのかを紐解いていくのも現代アートならではの楽しみ方ですよね。

ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」は、8月4日(金)から11月5日(日)まで開催。現代アートから世界の今を考えるきっかけに、ぜひ足を運んでみてください。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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