上野で7/2まで! 片岡鶴太郎の集大成とも言える展示

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。6月29日(木)のオンエアでは、片岡鶴太郎さんをゲストにお迎えしました。

片岡さんは現在、「片岡鶴太郎展 還暦紅~鶴が上野に還ってきた~」を上野の森美術館にて開催中です。クリスも見に行ったそうで、両親にもオススメするほど感動したようです。

その中で、額装ではなく壁面に直接描かれたパンダが、とてもかわいらしかったというクリス。“来場者に生の肉筆の感じを見てもらいたい”と考え、美術館に相談したところ、柱になら描いてもいいことになったそう。会場に行かれた時は見逃さないようにしてくださいね!

今回の個展は片岡さんの画業の集大成ともいうべき内容で、処女作「家族」や、4メートルの掛け軸に四季折々の花たちが描かれた初期の作品も展示されています。その花の中には椿が描かれているのですが、椿は片岡さんが絵を描くきっかけになった思い入れのある花なのだそう。

片岡さんが絵を描き始めたのは38歳。30代はボクシングのライセンスを取られたり、俳優としても活躍されたり…と、忙しく充実した日々を過ごしたと言います。しかし、38歳の頃にボクサーの鬼塚勝也選手が引退、片岡さん自身も、出演していたドラマシリーズが終了してしまいます。

「40に向かっていく時にいろんなことががサーっと引き潮のように終わっていくという。あまりにも充実してた30代でしたから、これから40にいく駆け足の時にね…スーッと何もなくなるんです」(片岡さん、以下同)

40代という人生の後半に、「このまま仕事が何もなくなってしまうのではないか」という不安を抱えていたという片岡さん。そんな時に赤い椿を見たそうです。

「凛と咲いてるんです。その凛と咲いている姿に、何か天の啓示のようにメッセージをいただいて。とにかく自分の生をまっとうしている姿に感動して、この姿をなんか表現してみたいなと思ったんです」

そこから絵を描き始めることになったそうです。片岡さんにもそんな時代があったのですね。

画家・片岡鶴太郎さんの活動が詰まった「片岡鶴太郎展 還暦紅~鶴が上野に還ってきた~」には全部で120点の作品が展示されています。タモリさん、小林幸子さん、黒柳徹子さんなど、ゆかりのある方たちの肖像画や、1匹描くのに1時間ほどかけたという金魚が、金箔の上に200匹も描かれた作品などの展示もあります。

開催は7月2日(日)までとなっているので、ぜひお早めに上野の森美術館に足を運んでみてください。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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