パブロ・ピカソが一番幸せだった時代

J-WAVEで放送中の「GOOD NEIGHBORS」のワンコーナー「MORI BUILDING TOKYO PASSPORT」(ナビゲーター:クリス智子)。6月7日(水)のオンエアでは、6月8日(木)から始まる展覧会「Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて」をピックアップしました。

ピカソといえば20世紀を代表する芸術家と知られ、91歳で亡くなるまで約15万点もの作品を残したと言われています。絵画や版画など平面作品の印象が強いピカソですが、実は陶器の作品も数多く残しており、本展覧会ではそれらの作品を展示しています。

第二次世界大戦後、当時60代のピカソは、40歳年下の女性フランソワーズ・ジローと南フランスに移住。ヴァロリスという小さな村のマドゥーラという窯で陶芸の魅力に出会います。それゆえ、陶芸に没頭したこの時代は「ピカソにとって一番幸せだった時代」と言われています。

新しい色を作ったり、いろんな部品を付け足して今までにないかたちを作ったり、女性や動物の形を表現したり…陶器の新しい可能性を追求し、岡本太郎をはじめとする当時の日本の芸術家たちにも大きな影響を与えました。

「10代でルネサンスの巨匠ラファエロのような絵は描けたが、未だに子供のような気持ちで絵を描くことができない」と葛藤していたピカソ。そういう境地にたどり着くために、絵画のみならずあらゆる種類の芸術作品をたくさん作り続けたのかもしれません。本展覧会でも、ピカソの大人と子供の二面性がよく現れた作品が展示されているそうです。

「Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて」は6月8日(木)から6月29日(木)まで、銀座のNUKAGA GALLERYで開催されます。気になった方はぜひ訪れてみてください。

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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