杏&大倉眞一郎、学生時代に実は漫画を描いていた?

J-WAVEで放送中の番組「BOOK BAR」(ナビゲーター:大倉眞一郎・杏)。5月6日(土)のオンエアでは、杏が「ちょっと…書きすぎなんじゃないですか?」というキャッチフレーズで、ある本を紹介しました。

このフレーズに大倉は「作家に書きすぎだって言ってもねえ…」と怪訝な様子でしたが、杏がそう言うのには理由があるようです。

杏が今回用意したのは手塚治虫さんの本。しかも漫画ではなく、『手塚治虫小説集成』(立東舎文庫)という小説です。このことを知ると、「こういうことか!」と大倉も納得の様子。そして「小説書いてたの…?」と驚きを隠せないでいました。

杏も書店で見つけたときに驚いて購入したようで、「いつこれを書いてたの? というか…漫画以外の手法もアニメも始めたパイオニアみたいな存在なんですけど、どこにそんな時間が…?」と杏。そう思いながらページをパラパラとめくると、文体が古いことに気付いたそう。実際にいつ書かれたものなのか調べると、なんと初期のものは戦時中の1943年に書かれたもので、手塚治虫さんが15歳、つまり中学生のときに書いた作品ということが分かったとか。ちなみに、後期のものは、亡くなる3年前の1986年に書かれており、数ページで終わる「短編」もあれば「中編」といっていいほどの長さの作品もあるそうです。

15歳から作品を生み出していた手塚さんの“バイタリティ”から、こんな話に展開しました。

大倉:小説とかポエムとか…そういうものをやり取りする、みたいなものはありましたか? :私は友だちと漫画描いてましたね。
大倉:漫画を?
:恥ずかしいんですけど…生まれつきアフロで、ちょんまげが結えなくて侍になれなくてなんとかしてちょんまげを結えるように旅をするっていう…くだらないんですよ(笑)。
大倉:すげーおもしろそうだね、それ!
:大倉さんは?
大倉:僕は小学生の頃からね…漫画やってました。漫画の…どっちかと言うと編集者タイプなんですよ。
:なるほど。描く側ではない?
大倉:僕は絵がすごくヘタなんですよ。涙が出るくらいヘタなんで、おもしろい奴に『お前こういうの描けよ』って割り振りするの得意だったんですよ。
:ほうほう。
大倉:それでけっこう人気があったんですが、高校に入ってさらにステップアップというか、ダウンなのかもしれないけど(笑)、授業中にみんなが回し読みできる雑誌を作りたくなったんですよ。
:真面目なんだか不真面目なんだか…(笑)。

と、2人の学生時代の意外なエピソードが明かされていました。ちなみに大倉が作った雑誌を、クラスメートは最初はバカにしていたそうですが、次第に人気が出るようになったのだとか。“編集長”である大倉は「みんなが喜ぶように」と、少し「エロ」が入った話を書いていたそうで、「手塚先生が同人誌を書いていたのとは、遥かにレベルが違うところにいたんですね…」と失笑していました(笑)。

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【番組情報】
番組名:「BOOK BAR」
放送日時:毎週土曜 22時-22時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/bookbar/

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