奥山由之が語る写真の縦と横の違いにネバヤン安部は…

J-WAVEで放送中の番組「ZOO ZOO ZOO」。この番組では、写真家の奥山由之と、never young beachの安部勇磨がユルくお送りしています。5月5日(金)のオンエアは、「ネットとコミュニケーション」をテーマに語り合いました。

ネットといえば、ケータイ・スマホですが、2人が初めてケータイを持ったのは奥山が中2、安部は中学に入るときだったそう。その当時、2人に共通したこだわりがフォルム。そしてその当時、ケータイの機種で画面が回せるタイプが出たのを思い出した2人。「当時はカッコよかった」と盛り上がっていましたが、「冷静になると、『回す必要ねぇよな』とか今は思っちゃう(笑)」と安部(笑)。

ケータイは進化する中で写真や映像を撮れるようになっていきましたが、「映像を縦で撮るっていうのはiPhoneからなんだよ、たぶん」と奥山。「四角いモノの表現としては、iPhoneって本当にいろんなことを変えたと思っている」と続けます。iPhoneが登場する前までは、縦の写真は基本的にプロが雑誌やポスターなどで撮るもので、一般的ではなかったそう。

考えてみると、通常のカメラで撮影するときは横長の写真になりますが、縦の写真を撮るには意識的にカメラを縦にしなければいけません。「だから意識的な行動とされるわけ。そこに『縦にするのはなんでですか?』って聞かれちゃうくらい、意図があるわけ」と奥山。しかし、iPhoneはその常識を覆し、縦の写真を当たり前にしました。

縦の写真について奥山は、横長の写真よりも余計な風景が入らない分、より主観的に撮れると見解を述べていました。「ケータイって、主観でしか撮らないでしょ? 主観で撮るものって縦で撮りたいんだよ。どういうことかというと、主観は範囲が狭いんだよ。主観と客観の違いはそこ。もちろん、それだけじゃないけど…その『狭さ』を表現するのは縦の方が撮りやすい」(奥山)。

この説明に「なるほどね~。今、けっこう勉強になった」と感心した安部でしたが、以前に奥山は、never young beachの「お別れの歌」のミュージックビデオを縦長で撮影しており、そのときに同じことを安部に話していたようで…

「聞いてないわ、これ…これは問題ですよ…」と、せっかく話したことを忘れていた安部にショックを受けていました(笑)。

このほか番組では、安部が知って衝撃を受けたという、スティーブ・ジョブズのiPhone開発秘話や、ネット上でのコミュニケーションやニュースで情報過多に陥っている現代について話し、アツくてユルいトークで最後まで盛り上がりを見せていました。

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【番組情報】
番組名:「ZOO ZOO ZOO」
放送日時:毎週金曜 25時30分-26時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc2/

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