KANとKによる、熱いアツい「ビリー・ジョエル愛」

J-WAVEで放送中の「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」(ナビゲーター:グローバー)。3月11日(土)のオンエアでは、ゲストにKANさん、Kさんを迎え「ビリー・ジョエル」について語りました。

東日本大震災発生から6年。震災直後には、世界中のミュージシャンも支援や応援メッセージを寄せてくれましたが、そんな一人でもあるビリー・ジョエルは、1995年1月の阪神淡路大震災のときに来日中でした。予定されていた大阪公演は延期になったものの、日程を変更して開催し、公演の収益は被災地に寄付しました。今回はそんなビリー・ジョエルのサウンドに迫りました。

自称「日本のビリー・ジョエル担当」と「その弟子」というKANさんとKさん。ビリー・ジョエルについて経歴をたどると、1949年にニューヨーク・ブロンクスに生まれ、3歳でピアノを学びます。エルビス・プレスリーやフィル・スペクターと出会い、ミュージシャンを目指し、1971年にソロデビューするも一度は失敗。その後にピアノバーなどでの下積みを経て、1973年に再デビュー。そのときの楽曲「ピアノ・マン」のヒットで、以降、世界的に愛されるミュージシャンとなりました。

KANさんは高校生のときにアルバム「ニューヨーク52番街」で、はじめて、ビリー・ジョエルと出会ったそうです。それまでビートルズにのめり込んで耳コピをしていたKANさんは、水泳部の友人からビリー・ジョエルの作品を借りて衝撃を受けたそう。しかし、なかなか耳コピできずに悔しい思いをしたとか。特に「ザンジバル」のジャズ風のアレンジがまったく分からず、楽譜を買いに行ったエピソードを話してくれました。

一方のKさんは、お父さんが聴いていた音楽の中にビリー・ジョエルがあり、自然と耳にしていたそう。そしてご自身デビュー後に、ピアノを弾くアーティストが好きになる過程で、再びハマりだしたとか。メロディの作り方が計算されていているのに難しくなく、わかりやすい展開など、R&Bが好きなKさんにとって“ロックベースのピアノ”という中の打楽器としての使い方がおもしろいと話してくれました。

2人がビリー・ジョエルに影響を受けた部分についても聞きました。「全部聞きまくって一生懸命コピーして、ビートルズ、ビリー・ジョエル、スティービー・ワンダーは三本柱で、ビジュアル以外はすべて影響を受けている(笑)。『愛は勝つ』は『アップ・タウン・ガール』のような曲が書きたくて作った曲」とKANさん。

Kさんは「僕は独学で音楽をはじめたのですが、ビリー・ジョエルもKANさんもクラシックからはじめているので、そういう方が弾くピアノは、僕にはないエッセンスがあります。それを羨ましいなと思って聴いています」と演奏面の素晴らしさを語り、「パワフルなボーカルにも憧れるし、『オネスティ』みたいなソフトな歌も歌える幅広さや『ロンゲスト・タイム』のアカペラで声を楽器として使っているのは才能でしょうね」と、ボーカリストしてのすごさについても力説していました。

「まだまだ語り足りない」「1時間でビリー・ジョエルは何も話せない」と語る2人。まだまだ物足りない様子を受け、グローバーが「もう1週いきますか?」と宣言。なんと、次回オンエアもKANさんとKさんによる「ビリー・ジョエル」が急遽決定! というわけで、さらにディープなトークになりそうな3月18日(土)の第2弾オンエアもお楽しみに!

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【番組情報】
番組名:「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/musicology/

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