震災から6年…石巻市に未来へつなげる施設がオープン

J-WAVEで放送中の番組「SEASONS」(ナビゲーター:マリエ)。3月11日(土)のオンエアでは、東日本大震災発生からちょうど6年を迎えた宮城県石巻市にレポーターの山中タイキが向かい、生中継を結びました。

石巻市は、宮城県東部に位置し、14万人の人々が暮らしています。震災のときには震度6強を記録し、津波や火災で大きな被害を受けたそうです。

そんな石巻市に2016年11月にオープンしたのが、地場産品のショップやレストランなどの複合施設「ASATTE」。この施設名は「明日からその先につながる、思いが形になるそう遠くない場所」という意味が込められているのだとか。

ASATTEが建つ立町通りという場所は、津波により浸水し被害が大きかった場所だそうですが、被災した水産加工業者の方や料理人のみなさんが集まり、“新しい試み”としてオープン。「建物のデザインやインテリアがモダンで、お店の中に入ると食品売り場から生活用品、雑貨のお店までかなりオシャレな総合ライフスタイルショップみたいになっているんです」と雰囲気を伝える山中。観光者だけでなく、地元の方々でも賑わっているそうです。

食品売り場「石巻うまいものマルシェ」では、地元の水産加工品も多く売られているそうですが、食事ができるエリア「日高見レストラン」で山中も食事を楽しみました!

普段は、洋食がメインで地元の人たちから人気だそうですが、山中が今回食べたのは「アナゴ丼」。うまいものマルシェで売られているアナゴのパックをシェフがアレンジして丼になっているそう。ひつまぶしのように盛られており、温泉卵も付けられているという山中のレポートを聞いたマリエは「絶対美味しいでしょ…」と羨ましそうな様子(笑)。

「最高! 甘いタレに囲まれてアナゴが肉厚で、僕の心は激アツ!」と感想を伝える山中。皮の部分がクリスピーでカリカリしていて食感も楽しめるそうです。

このASATTEですが、「今まで石巻になかったものを作りたい」という思いから作られたそうで、実際に体験した山中は「もっともっと人気が出そう」と太鼓判を押していました。

そして時間が経ち、時刻は14時46分に。山中は石巻市内を一望できる高台にある「日和山公園」から、まだまだ空き地が多く震災の跡が残る石巻市を眺め、サイレンとともに黙祷をしました。

「現地だからこそ見えるものも、やはりたくさんありました。地元の方とお話をしていましても『震災をキッカケに新しいものにチャレンジをしているよ』という力強い姿や、笑顔も見ることができたんですけど、『この場所に足を運んでほしい』『この地に立ってほしい』ということは強くおっしゃっていました」(山中)

さらに「ただ“復興”と一言で言っても、個人でも街ごとにでも度合いが異なっていて。3月11日だけではなく、毎日の生活があって、そのうえで復興を行っていかなくてはならない。僕も、何かしら自分にできることを…3月11日だけでなく、継続的にやっていきたいなと、改めてこの場所に来て思いました」と思いを伝える山中でした。

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【番組情報】
番組名:「SEASONS」
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

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