ネバヤン安部勇磨 最近刺激を受けたのは…

J-WAVEで放送中の番組「ZOO ZOO ZOO」。この番組では写真家・奥山由之と、never young beachのフロントマン・安部勇磨が、ゆるいカルチャートークをお送りしております。11月11日(金)のオンエアでは、「東京のカルチャーや刺激を感じる、好きなスポット」をテーマにお送りしました。

安部が一人でよく行く街は、渋谷・下北・鎌倉だそう。「鎌倉は海沿いだからさ、建物の廃れ具合が都会と違うじゃん? 潮風で。ゴミもないし、時間相応の変化があって劣化あって。でもみんな大事にしているものは残っているんだな、みたいな感じが好き」と安部。鎌倉ではガードレールが錆びていることですら、刺激を受けるのだそう。

しかし、そんなスポットについてのトークが始まってわずか数分後。「でもさ、『それを言うなよ』ってなるけどさ、こんなの人の問題じゃない? 場所がどことかじゃなくて」と、テーマをひっくり返す発言が(笑)。思わず苦笑いしてしまう奥山でしたが、「その人が、何もない場所で、どこまで何かを感じられるかの問題だよね」と、安部が続けると、「それはすごい思う」と納得。

そう考えると、安部には“最近これは刺激的だった”というものが思いつかないそうで、「奥山くんに会って以来、ない。最後の刺激物が奥山くん(笑)」とのこと。

…が、突然「刺激受けたの、あったわ!」と声を大きく上げた安部。その刺激を受けたものとは…「俺!」。 なんと自分自身だそうです。

「過去に書いてた歌詞を読んでみたの。ノートに綴っていたやつを。『俺、こんなこと書いてたんだ』とか『今の俺じゃ書けない』とか思ったし、やっぱり日々こういうものを記録しておかないと忘れるし、記録するのって大切と思った」と安部。さらに、前回、番組に古舘佑太郎さんがゲストに来たときの放送をradiko.jpのタイムフリーで聴き直し、「俺、スゲェ良いこと言ってるなって感動した」(安部)と、自分の発言にハッとさせられたそう。

その言葉とは「人間ってネガティブなことばっか思い出しちゃうけど、ポジティブの方がいっぱいあるよ。ポジティブって忘れやすいだけで、実はポジティブなことっていっぱいあるんだよ」というもの。この回は奥山いわく「安部ちゃん、良い感じになってた。ちょっとドンと構えてて」とのこと。しかし、そんな少し前のことで、さらに自分の言葉ですらも、人は忘れてしまうのですね。

奥山も4、5年前に撮った自分の写真は「自分が撮ったものに見えない」と、客観的に思えることがあるそう。刺激は外から受けるものと思いがちですが、過去の自分から受けることもあるのですね。そのときの気持ちを記録しておくと、後々見返したときに何か刺激を受けることができるかもしれません。

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【番組情報】
番組名:「ZOO ZOO ZOO」
放送日時:毎週金曜 深夜1時30分-2時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc2/

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