人気の「多肉植物」実はインテリアには向かない!?

J-WAVE金曜11時30分からの番組「PARADISO」(ナビゲーター:板井麻衣子)のワンコーナー「CHOYA NATURAL FEEL」。6月3日のオンエアでは、「多肉植物」に注目しました。

ここ数年「多肉女子」という言葉も生まれているほど人気を集めている「多肉植物」。板井も大好きということで、どちらかというと男性よりも女性の方が愛好者が多いと言われています。

そんな多肉植物について、都内有数のサボテン・多肉植物専門店「鶴仙園」の靏岡貞男さんにお話を伺いました。

まずは多肉植物の特徴、最近の傾向について聞いてみると…

「多肉植物とは、葉っぱが肥大し、中に水を溜めるような感じで乾燥に強い植物なので、サボテンも多肉植物の中の一種です。今は『エケベリア』とか『セダム』など多肉植物が若い方に人気が出てきて、サボテンがちょっと抜かれていますね」(靏岡さん、以下同)

“セダム”は暑さ・寒さ・乾燥にも強く、世界中に400種類以上も分布している植物で、日本でも約数十種類が生息しているそう。“エケベリア”は、肉厚の葉が重なり合い、バラの花のように咲く植物。季節ごとの顔が楽しめるのが特徴です。

この2つの多肉植物は初心者にもオススメだそうです。春と秋は綺麗に成長し、寒くなると紅葉も楽しめ、太陽をよく当てて風通しを良くすれば、立派に成長するそう。

ただ最近の流行であるインテリアには向かないそうで…

「部屋の中で、『セダム』、『エケベリア』は絶対にできません。間延び・徒長(日光を求めて必要以上に伸びてしまうこと)をしちゃうんです。だから、お日様を良く当てて風通しが良くなるように…ということを、口を酸っぱくして(お客様には)言っていますね」

サボテンは、これらの植物よりも育てるのが少し難しいそうですが、ミニ多肉植物の“セダム”“エケベリア”から育ててみて、うまく育てることができたら次にチャレンジしてみる、というのが良いそうです。

そんな多肉植物ですが、なんと最近は日本で作られた物が多いそうです。

「日本人が交配して新しく作り上げた物のほうが、(メキシコなどの)現地に生えている物よりもレベルが上がっているので、輸入はほとんどいらなくなっています。良い物を作ろうという日本人の努力の賜物じゃないですかね」

個性的な見た目で人気の「多肉植物」。簡単に育てられるものもあるそうなので、飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】
「PARADISO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/paradiso/

多肉植物の虜? 東京で「多肉女子」が増える理由(2015年07月15日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2015/07/post-1076.html

birdの「緑わっさわさ計画」とは?(2016年05月15日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/bird.html

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