ホリエモン「お金を払って社員を雇うっていうのは変」

J-WAVE土曜22時からの番組「OTHERS」(ナビゲーター:ふかわりょう)。5月28日のオンエアでは、合コン協会会長の絵音さんと一緒に、“ホリエモン”こと、堀江貴文さんをゲストにお迎えして、その頭の中を覗いてみました。

堀江さんといえば、かつて“IT業界の風雲児”というイメージで華々しく世間にその名を知られましたが、現在でもITを使ってある実験をされているそうです。

「IT企業を作って、会社を大きくしてというのは1回やったので、今は、IT、スマホを使って新しい生き方とか、そういうものの実験をやっています」(堀江さん)

そんな堀江さんは現在、決まった住まいを持たない生活をしているそうです。

「3年前からですね。5年前に刑務所に入る時に断捨離して、家やめて、物も友だちとか後輩に全部あげて。本、漫画、服、アクセサリーとか全部放出して」と堀江さん。なんとも大胆な断捨離ですね。そこで得られたものは「気が楽ですね」と堀江さんはおっしゃいますが、これにふかわは「家ある方が、気が楽ですよ!(笑)」とツッコミ。

「家があると、ほら、押し掛けられたりするじゃないですか。あれがすごいうざくて」(堀江さん)

今回は“堀江さんの頭の中を覗く”というテーマなのですが、ふかわのイメージでは「(堀江さんは)頭の中を全部現実に、カタチにしているイメージ」なのだそう。これに堀江さんも「そうですね」と答えられましたが、「それってなかなかできないことですよね」と、ふかわ。

「でも、そのための組織作りをしたりとか、そのための仕組み作りをすることを丁寧にやっているんです」(堀江さん)

堀江さんは現在、少人数の会社を持たれているのですが、「会社経営」について、ある衝撃的な考えをおっしゃられました。

「お金を払って社員を雇うっていうのは変だよなって、最近思ってて」と堀江さん。これにはふかわも「え!?」と声をあげてびっくり。

「ほかの人も言ってたんだけど、(例えば)テレビ番組とか出たい人がいっぱいいるんだから、金取ってやればいいじゃん?って」(堀江さん)

“出演料を払う”のではなく、“出演料をもらう”という全く真逆の考え方ですよね。これには「それくらいの発想があってもいいのかもしれませんよね…」とふかわ。

堀江さんは「堀江貴文イノベーション大学校」というものを作られているのですが、「会社でも大学でもなくて。お金をもらってる、600人くらいの会員がいるんですけど、そこにいろんなプロジェクトを投げていくんですよ」(堀江さん)。

例えば、それが堀江さんの思いつきのプロジェクトだった場合、相手が社員だったら、「また社長に無茶ぶりされたよ。でも、別にやらなくても給料もらえるし」とマイナスの思考になってしまうかも…。しかし、自分でお金を払ってその場にいる人は「元を取らないと!」という思考になるので、率先して頑張る思考になるのだそうです。

これを受けて「僕は音楽が好きで曲を作るわけですよ。自分でお金出して、インディーズで発売するんですよ。でも大赤字なんです…」とふかわ。「ロケットマンはどうしたらいいですか?」と堀江さんに嘆くと…

「今、音楽業界で儲かっているのはDJですよ。あの人たちって1億曲以上、聴いているんですよ。ふかわさん、どれくらい曲を聴いてます?」と堀江さんから逆質問。

これにふかわは「そ、そりゃあ…いっぱい聞いてますよ!」と、しどろもどろに反論(笑)。堀江さん曰く、DJは聴いている曲の数に比例してビッグになっていくと感じるそうです。「ふかわさんクラスだと何千万はいかないと…」と堀江さん。これにはふかわも「ちくしょー!」としか返せませんでした(笑)。

少し覗くと、ますます深く覗きたくなる堀江さんの頭の中…。この先、どんな思考、アイデアで私たちをアッと驚かせてくれるのでしょうか? その活動から今後も目が離せませんね!

【関連サイト】
「OTHERS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/others/

生物学者、長沼毅「人間の進化は美徳の進化でもある」(2016年04月17日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1400.html

落合陽一が“魔法使い”と呼ばれるようになったわけ(2016年04月25日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1457.html

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