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落合陽一が“魔法使い”と呼ばれるようになったわけ

落合陽一が“魔法使い”と呼ばれるようになったわけ

J-WAVEがいま注目するさまざまなトピックをお届けする日曜夜の番組「J-WAVE SELECTION」。

毎月第2、第3、最終週がレギュラープログラムで、第2日曜は文化人類学者の竹村真一がゲストと共に、進むべき未来を提言する「SMBC EARTH TALK」、第3日曜は音楽家の小林武史が東日本大震災の被災地を訪れ、復興の現状をお伝えする「Hitachi Systems HEART TO HEART」、最終日曜は、ベンチャー企業や起業を志すイノベーターを支援する「INNOVATION WORLD」をお届けしています。

4月25日(日)にオンエアされた「INNOVATION WORLD」は、VERBALがナビゲーターを務め“次のイノベーションを起こそう!”とオンエアしました。

ゲストの1人には、メディア・アーティストの落合陽一さんが登場。5月14日(土)に筑波大学でテクノロジーと音楽のフェス「INNOVATION WORLD FESTA 2016」が開催されることや“魔法使い”と呼ばれていることなどに対してトークを繰り広げました。

*  *  *

VERBAL:昨年は『魔法の世紀』という本も出版されて“現代の魔法使い”とも呼ばれていますが、いつ頃から“魔法使い”と呼ばれていたんですか?

落合:「魔法みたいな研究がしたいよね」というようなことを2013年の終わり頃から言っていたんですね。僕はヨウジヤマモトの服が好きで、高校生の頃からよく着ていたんで、そんな見た目からも“魔法使い”って呼ばれるようになったんだと思います。

“魔法”ってキーワードだと思っていまして、つまりコンピューターが専門の人にしかわからなくなるのも“魔術化”の一つで、「魔法の世紀」というのは、逆にいうと、コンピューターの仕組みはよくわからないけど、結果が使えるような時代という意味なんです。

それと“魔法使い”という言葉には、ポジティブとネガティブな意味が同時にあって、ポジティブに言えば「何でも魔法みたいに使える」。ネガティブに言えば「あらゆるものが魔法だから仕組みはまったくわからん」という状態です。コンピューターによって奴隷にされているようにも見えるし、魔法使いになったようにも見えるわけです。ただ「奴隷の世紀」よりは「魔法の世紀」の方がポジティブですよね(笑)。そういうような世の中になってほしいなという願いもあるので、“魔法使い”と呼ばれることには抵抗はないんです。

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次回以降も毎月最終日曜日の夜は、次世代のイノベーターを目指すベンチャー企業家、クリエイターとともにお届けします。

【関連サイト】
「INNOVATION WORLD」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/

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