清原被告の初公判、抽選券の発表が遅れた理由は…

J-WAVEの平日20時からの番組「JAM THE WORLD」(火曜日ナビゲーター:堀潤)のワンコーナー「CASE FILE」。時代を映すキーワードを毎週掘り下げていますが、今週は「裁判の傍聴」。5月24日のオンエアでは、先日行われた元プロ野球選手の清原和博被告の初公判で、「抽選券の発表が大幅に遅れた理由とは何か?」を裁判傍聴芸人の阿曽道昭さんにうかがいました。

清原被告の初公判は4月17日に東京地方裁判所で開かれ、抽選に使う整理券を求めて3,769人が並び、倍率は188倍と注目を集めましたが、当選の発表が大幅に遅れたそうです。当日はどんな様子だったのでしょうか?

「今回の抽選で一番すごかったのは、9時30分から11時まで整理券を配りますと発表されたこと。のりピーのときは9時~11時までの2時間だったので、人はそんなに集まらないと裁判所は見越していたんです。東京地裁すごいなと思いましたね」

3,769人と聞くとすごい人数のように聞こえますが、前例からするとそこまでではなかったということ。そして、気になる抽選結果は“パソコン抽選”といって、抽選ソフトで行われた結果をプリンターで出力し、その当選番号がホワイトボードに貼り出されます。

11時30分に発表するとの案内があったので、その時間になったらマスコミもカメラも集まり、もちろん抽選に参加した一般の人たちもドキドキして待っていたそうなのですが、当選番号の貼り出しがまったく行われなかったのだそうです。

「5分経っても10分経っても貼り出されないんですよ。『まあ、人もたくさんいるし、多少混乱しているのもわかるけどね』という感じでみんな文句も言わない。ちなみに雨がどしゃ降りだから、みんな傘をさしていて」

そして11時50分になっても何も説明がないので「何が起きているんだろう」と、阿曽さんが職員に尋ねても「ちょっと…」とはっきりしない。そこで、毎日顔を合わせている人にこっそり「何かあったんですか?」と聞いたら、「言っちゃダメですよ…プリンターが壊れたらしいです…」とまさかの原因が発覚!

「こんな大事なときにプリンターが壊れるってなんだよ! 1台しか用意してないのかと思いましたね」と阿曽さん。

結局発表されたのは12時5分頃。元々は11時30分に発表して50分までの20分間は貼り出す予定だったそうですが、遅れて12時5分過ぎに貼り出されたものは12時15分くらいには片付けられてしまったのだとか…。

それにしても抽選券の発表が遅れた理由がプリンターの故障だったとは、17年間裁判を見続けている阿曽さんも「初めての経験」と話していました。

【関連サイト】
「JAM THE WORLD」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

1年かけて自分で作る「手づくり3Dプリンター」(2015年01月08日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2015/01/3d-2.html

家庭用3Dプリンター その用途は?(2013年08月21日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2013/08/3d-1.html

関連記事