駿河太郎 役者とミュージシャンの違い語る

J-WAVE土曜18時からの番組「SAPPORO BEER OTOAJITO」(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。5月21日のオンエアでは、俳優の駿河太郎さんをゲストにお招きしました。現在俳優として活躍されている駿河さんですが、俳優として活動し始めたのは30歳から。元々ミュージシャンとしてデビューされた駿河さんの音楽ヒストリーを紐解きました。

1978年生まれの駿河さん、高校の時はキングギドラ、BUDDHA BRAND、SHAKAZONBIEなど日本でHIP HOPが流行り始めた頃で、最初に音楽にハマったのはHIP HOP。初めて買ったCDはアメリカのラッパー、クーリオだったそうです。

しかしプロを目指すほど傾倒はせず、大阪芸術大学短期大学へ進学。「僕はたまたま受かったからそこに行っていたのですが、皆やりたいことをちゃんと持って入っているのですよ。行っているうちに、『あかん俺、どうしよう』と悩んでいて」(駿河さん)と、周りと自分とのギャップに焦っていたそう。

そんな時、文化祭で「歌を唄ってくれ」と言われてMr.Childrenを唄い、すごい気持ちよかったのが音楽を目指すキッカケだったのだとか。「気持ちよさに酔って、『これ職業にできたら楽しいかも』と思ったのがキッカケですね」(駿河さん)。

そして短大卒業時、進路を両親に相談した時に「4年制の大学に行ったと思ってあと2年金出してやるからお前どっか行け。お前日本おったらダメになるわ」と、チャンスをもらえたそう! その時にはもう音楽をやるつもりだったので「音楽といえばビートルズか…ビートルズってイギリスやな…イギリスって俺が知っている地名…ロンドンだけか…ロンドンにしよう、と安易な考えと、ビザの取得しやすさでイギリスに行かせていただきました」とイギリスに行くことを決めた駿河さん。

イギリスでは、良い出会いもあったそうです。

「曲を作り出したはいいけど、どうすればいいか分からない時に日本人のギタリストに出会ったんです。その方と一緒にデモテープを作ってライブハウスに持ち込んだりしてライブをやっていたら、ある音楽家の方が僕を気にしてくれたんです。その方のスタジオでちゃんと音源を作ることができて、それを日本に売り込んでくれたんですよ。本当に運が良かったです」と思い出す駿河さん。それがキッカケで日本でもデビューできたそうで、当時は逆輸入のような状況だったのだとか。最近、そんなイギリスに役者の仕事で行くことができたことが感慨深かったそうです。

そしてクリスが「役者とミュージシャンの接点、相違点」についてどう思うか質問したところ、「接点は何かを表現することですが、ミュージシャンはゼロを1にする。役者は既にある1にプラスする仕事。役者は求められないと成立しないですが、ミュージシャンは発信をすることはできる点が違いですかね」と、しっかり考えながら答えてくれた駿河さんでした。

【関連サイト】
「SAPPORO BEER OTOAJITO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

Ms.OOJA 歌詞はファンの相談から作る?(2016年05月15日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/msooja.html

渋谷慶一郎 SPECのテーマ曲は「15分で完成した」(2016年04月03日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/15-spec.html

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