Shin Sakiuraがニューアルバム『Inner Division』への想いについて語った。
Shin Sakiuraが出演したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。オンエアは8月13日(日)。 Shin Sakiuraは2020年以来3年ぶり4枚目のアルバム『Inner Division』を、6月28日にリリースした。
クリス:このあたりは交流関係ですか? それとも「この人と仕事をしてみたいな」ということでアプローチされたりするんでしょうか?
Shin Sakiura:それでいくと両方で、ずっと前からチェックしていてアーティスト、リスナーとして「この人いいな」みたいなリストがあって。そのなかで、イベントで知り合ったり共通の知り合いに紹介してもらったり、向こうから連絡をもらったり、そういう縁があって一緒にやらせてもらう、みたいなのが多いです。
クリス:気になっているアーティストとは交友関係みたいなのを築いてからキャスティングする感じですか?
Shin Sakiura:たとえばWez Atlasくんだと、同じライブに出演していたことがあってそのときに知り合って。メチャメチャ映画とか音楽の話とかをいっぱいして「ぜひ一緒に音楽しようよ」みたいな感じになりました。baneさんも同じくイベントに出演していて、ライブがものすごくよかったので「ぜひ一緒に音楽させてください」って僕から言いました。Furui Rihoさんは前から逆に連絡をいただいていて。僕も前からチェックはしていたので「ぜひぜひお願いします」みたいな。しかもそれに合うような楽曲もちょうどできていたりしたので、オファーさせていただいたという感じです。
Shin Sakiura:自分で歌って出したのは本当に初めてで。いままでデモとかプリプロダクションのときにトップラインを考えるものは僕が歌ったりはするんですけど、リリースに至ったのははじめてです。
クリス:以前は当然バンドとかもやられたと思うんですが、そのときは歌っていたんですか?
Shin Sakiura:全然していなくて。なんなら友だちと音楽をしていたりするときに歌ったり、カラオケでなんかしたりするときとかも「お前歌わないほうがいいね」みたいな(笑)。なんか「なるほど……」みたいな感じの空気になりがちでした。
クリス:でも自分で歌おうと思ったのはなぜなんですか?
Shin Sakiura:歌自体への憧れはメチャクチャあったんです。そもそも歌というもののパワーとかを音楽を作っていると体感することがものすごく多いので「自分も歌ってみてもいいんじゃないかな?」みたいな。世界のプロデューサーとかでいけば、歌がメッチャうまいわけではなくてもプロデューサーが歌っていたりするスタイルも全然あって。「トラックメーカーはインストもので勝負しなきゃダメ」みたいなのはもういいんじゃないかなと。
クリス:そういうカテゴライズをする必要はないですもんね。
Shin Sakiura:自分に対して「ないな」とやっと思えたのが大きいです。
クリス:歌う前にトレーニングとかはしたんですか?
Shin Sakiura:実はちょっとしました。最初は本当に、いわゆる簡単な曲とされている音楽とかも全然歌ったりはもちろんできないし、音程もとれないしみたいな。なのでいろいろなボイトレのYouTubeの動画とかを観て、基礎練習を毎日してみたいな感じでした。
クリス:唇を震わせたりとか。
Shin Sakiura:そうです(笑)。発声の練習とかメチャメチャやっています。
クリス:YouTubeもいい先生に出くわすといいですよね。
Shin Sakiura:まさしくです。
クリス:相性というのがあるから、相性が合わないと……。
Shin Sakiura:「言っていることがわからん」となります(笑)。
クリス:俺も昔ボイトレをやったときに「クリスさん、背中から歌わないとダメです」「え? 背中から声を出してください?」って。いまはなんとなくわかるんだけど、そのボキャブラリーもね。自分で歌ってみてよかったなと思います?
Shin Sakiura:思います! 歌というものの楽しさ、純粋な音楽のワクワク感みたいなのをイチから体感しているような感じで。いままでアレンジなのでコードがどうとか、トップラインがとか、ダンスミュージックとしてどうだとか、そんなことばかりだったんです。だけど歌というものを改めて知って「音楽メッチャおもしろいな」となりました。
クリス:だって最初にメロディというか、音楽を奏でるのって声ですもんね。
Shin Sakiura:それを手にして「新しいおもちゃを見つけた」みたいな感じです。
クリス:いわゆるトラディショナルなアルバムコンセプトというか、そういうアルバムとして仕上げたのはなぜなんですか?
Shin Sakiura:個人的にやりたいことのイメージみたいなのが、そういうアルバムじゃないとできないことが多くて。単曲のストーリーがあるというよりは、その当時に自分がすごく感じていたことをいっぱい曲にしていったときに、10何曲になっちゃって。「これをストーリーとして聴かせるためにはどうしたらいいかな」みたいなことをいろいろ工夫していくうちに流れができたり、インタールードが入ったり、という感じになりました。
クリス:ひとつのコンセプトというか、長い曲の流れというのがまた増えてきていますが、一時期は皆無でしたよね。1曲リリースして全然脈絡なくパンパンリリースされていたような。
Shin Sakiura:本当にそうですね。
クリス:ひとつのストーリー性というか流れですよね。
Shin Sakiura:僕もアルバムとして作品を聴くのが好きだったりするので、今回はそれをやってみようかな、みたいなところでした。
Shin Sakiuraの最新情報は、公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
Shin Sakiuraが出演したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。オンエアは8月13日(日)。 Shin Sakiuraは2020年以来3年ぶり4枚目のアルバム『Inner Division』を、6月28日にリリースした。
アルバムのキャスティング
同番組には初登場となったShin Sakiura。自身の作品はもちろん、SIRUP、向井太一、iriなど、楽曲プロデュースやライブのサポートでも活躍。ニューアルバム『Inner Division』ではさまざまなアーティストをフィーチャーしているが、クリスはまずアルバムのキャスティングに関する質問を投げかけた。クリス:このあたりは交流関係ですか? それとも「この人と仕事をしてみたいな」ということでアプローチされたりするんでしょうか?
Shin Sakiura:それでいくと両方で、ずっと前からチェックしていてアーティスト、リスナーとして「この人いいな」みたいなリストがあって。そのなかで、イベントで知り合ったり共通の知り合いに紹介してもらったり、向こうから連絡をもらったり、そういう縁があって一緒にやらせてもらう、みたいなのが多いです。
クリス:気になっているアーティストとは交友関係みたいなのを築いてからキャスティングする感じですか?
Shin Sakiura:たとえばWez Atlasくんだと、同じライブに出演していたことがあってそのときに知り合って。メチャメチャ映画とか音楽の話とかをいっぱいして「ぜひ一緒に音楽しようよ」みたいな感じになりました。baneさんも同じくイベントに出演していて、ライブがものすごくよかったので「ぜひ一緒に音楽させてください」って僕から言いました。Furui Rihoさんは前から逆に連絡をいただいていて。僕も前からチェックはしていたので「ぜひぜひお願いします」みたいな。しかもそれに合うような楽曲もちょうどできていたりしたので、オファーさせていただいたという感じです。
自身初のボーカル曲
『Inner Division』には自身初のボーカル曲となる『bud』も収録。初めて歌声を披露することで音楽の世界の広がりを感じたそう。Shin Sakiura:自分で歌って出したのは本当に初めてで。いままでデモとかプリプロダクションのときにトップラインを考えるものは僕が歌ったりはするんですけど、リリースに至ったのははじめてです。
クリス:以前は当然バンドとかもやられたと思うんですが、そのときは歌っていたんですか?
Shin Sakiura:全然していなくて。なんなら友だちと音楽をしていたりするときに歌ったり、カラオケでなんかしたりするときとかも「お前歌わないほうがいいね」みたいな(笑)。なんか「なるほど……」みたいな感じの空気になりがちでした。
クリス:でも自分で歌おうと思ったのはなぜなんですか?
Shin Sakiura:歌自体への憧れはメチャクチャあったんです。そもそも歌というもののパワーとかを音楽を作っていると体感することがものすごく多いので「自分も歌ってみてもいいんじゃないかな?」みたいな。世界のプロデューサーとかでいけば、歌がメッチャうまいわけではなくてもプロデューサーが歌っていたりするスタイルも全然あって。「トラックメーカーはインストもので勝負しなきゃダメ」みたいなのはもういいんじゃないかなと。
クリス:そういうカテゴライズをする必要はないですもんね。
Shin Sakiura:自分に対して「ないな」とやっと思えたのが大きいです。
クリス:歌う前にトレーニングとかはしたんですか?
Shin Sakiura:実はちょっとしました。最初は本当に、いわゆる簡単な曲とされている音楽とかも全然歌ったりはもちろんできないし、音程もとれないしみたいな。なのでいろいろなボイトレのYouTubeの動画とかを観て、基礎練習を毎日してみたいな感じでした。
クリス:唇を震わせたりとか。
Shin Sakiura:そうです(笑)。発声の練習とかメチャメチャやっています。
クリス:YouTubeもいい先生に出くわすといいですよね。
Shin Sakiura:まさしくです。
クリス:相性というのがあるから、相性が合わないと……。
Shin Sakiura:「言っていることがわからん」となります(笑)。
クリス:俺も昔ボイトレをやったときに「クリスさん、背中から歌わないとダメです」「え? 背中から声を出してください?」って。いまはなんとなくわかるんだけど、そのボキャブラリーもね。自分で歌ってみてよかったなと思います?
Shin Sakiura:思います! 歌というものの楽しさ、純粋な音楽のワクワク感みたいなのをイチから体感しているような感じで。いままでアレンジなのでコードがどうとか、トップラインがとか、ダンスミュージックとしてどうだとか、そんなことばかりだったんです。だけど歌というものを改めて知って「音楽メッチャおもしろいな」となりました。
クリス:だって最初にメロディというか、音楽を奏でるのって声ですもんね。
Shin Sakiura:それを手にして「新しいおもちゃを見つけた」みたいな感じです。
アルバムのストーリーを聴いてもらう
『Inner Division』にはアルバム全体の流れを意識したインタールード(間奏曲)も収録。Shin Sakiuraはアルバムへの想いを語った。クリス:いわゆるトラディショナルなアルバムコンセプトというか、そういうアルバムとして仕上げたのはなぜなんですか?
Shin Sakiura:個人的にやりたいことのイメージみたいなのが、そういうアルバムじゃないとできないことが多くて。単曲のストーリーがあるというよりは、その当時に自分がすごく感じていたことをいっぱい曲にしていったときに、10何曲になっちゃって。「これをストーリーとして聴かせるためにはどうしたらいいかな」みたいなことをいろいろ工夫していくうちに流れができたり、インタールードが入ったり、という感じになりました。
クリス:ひとつのコンセプトというか、長い曲の流れというのがまた増えてきていますが、一時期は皆無でしたよね。1曲リリースして全然脈絡なくパンパンリリースされていたような。
Shin Sakiura:本当にそうですね。
クリス:ひとつのストーリー性というか流れですよね。
Shin Sakiura:僕もアルバムとして作品を聴くのが好きだったりするので、今回はそれをやってみようかな、みたいなところでした。
Shin Sakiuraの最新情報は、公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54