DJ/プロデューサーのNight Tempoが、仲のいいアーティストやコラボしたいアーティスト、ニューアルバム『Neo Standard』について語った。
Night Tempoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが2週にわたって音楽談議を繰り広げる番組だ。オンエアは8月18日(金)、Night Tempoの2週目となる。
Night Tempoは9月20日(水)にニューアルバム『Neo Standard』をリリースする。
【前週のオンエア】アジア人の表現は「哀愁」がある─Night Tempoがシティポップを例に分析
クリス:特にボーカリストとコラボしていますけど、仲のいいアーティストは?
Night Tempo:よくおしゃべりをする方は土岐麻子さんですね。土岐さんは韓国語もしゃべれるので。
クリス:そうなの!?
Night Tempo:韓国とかK-POPが好きで、韓国語の勉強もしているんです。
クリス:土岐さんもNight Tempoさんの作品に参加さていますよね。
クリス:今後コラボレーションしてみたいアーティストっています?
Night Tempo:昔から中森明菜さんの声がすごく好きで、だからコラボしたいなって思ったんですけど、現実になるかはわからないです。
ここでクリスが「今は亡くなったボーカリストの声をAIで再現することをどう思うか?」と質問する。
Night Tempo:僕はもともとプログラマーだからパソコンを使ったものに対して反感はないんですけど、AIはいつでも作れるから今できる方たちと先にやってみたいです。
クリス:否定はしていないってことですよね。
Night Tempo:もちろんです。例えばNFTとかChatGPTとか、その当たりのソフトもやってたので、こういった技術の進歩については全然OKです。昔のものが好きだけど、現実は最先端です。
クリス:AIのシンギュラリティ(技術的特異点)的なものについては肯定的ですか?
Night Tempo:個人的には別にいいと思うんですけど、ある程度の制限はいると思います。例えばAIが人のように考えるようになったら、どこに利用されるかわからない。悪用を防ぐためにちゃんと仕組みがないと。そう言っても結局作る人間は作るんですよね。実はすでにAIは拡散されていると個人的には思うので、世の中の情報もある程度管理されてると思います。ただ段階を踏んで世の中に公開されていると思います。
クリス:人類対AIって図式は起こると思います?
Night Tempo:悪い奴らの手に入ったら……と思うんですけど、まだまだ強いアメリカの手によっていろいろ管理はされていると思いますので、それはまだ大丈夫だと思います。でも明日どうなるかわからないですね。
Night Tempo:彼らのリズム感がすごく好きです。
クリス:メロディーはどうですか?
Night Tempo:シャラマーはどちらかというとモータウンとかそのあたりのバンドサウンドとディスコバンドサウンドのちょうどいいところの間をとってるんです。今、聴いたらいいねって感じるのはそこで、メロディーもちょうどいいし、リズムもちょうどいい、歌詞を聴いてみるとそこまで意味はないんですよね。メッセージがないのもいい。だからポップカルチャー的に好きです。
また、Night Tempoはシャラマーと同時代の好きなアーティストとしてイギリスのボーカルグループ、ビー・ジーズをあげた。
Night Tempo:彼らも同じような感じなんですけど、彼らはもうちょっとメッセージがあるんですよね。
クリス:Night Tempoさん的には、トレンディな人ですか、クオリティっていう方向性ですか?
Night Tempo:僕は専門家ではないから。自分自身はアーティストとは思ってないので。僕はかなりポップ系の人間だとは思います。食べ物もいろいろ混ぜるのが好きだから、自分が好きなものをいろいろ聴いてそれを混ぜて、自分が好きなものを出す。
クリス:音楽の作り手というか、1人の音楽ファンって感じなのかな。自己表現というよりも自分が聴いていた音楽を作るってことですかね。
Night Tempo:はい。それがもとで自分のサウンドを引き出すことができたらベストだなと思って、ポップカルチャーを愛せる立場でいろいろトライしてみて、これをやってみたらみなさん好きに聴いてくれるんだなっていうのを学んで、そこから自分のサウンドが少しずつわかるようになりました。
Night Tempo:今回は自分が作りたかった音楽をやりたい放題で作って、自分が作業してみたかった人たちに声をかけて、いっぱい断られると思ったんですけど、みなさんすぐOKを出してくれました。
クリス:素晴らしい。
Night Tempo:思ったよりスムーズにすごいものができたっていう。正直自分で考えてみても「どうやって作ったんだろう」って思うくらいのラインナップになっていて、ちょっと大変です。
クリス:早見 優さんはじめ、ベテラン女性アーティスト10組をゲストボーカルに迎えて、ダンスミュージックなんだけど、トラック的には最先端のエレクトロなアルバムに仕上がってるんですよね。
Night Tempo:いろんなものを混ぜていて、どちらかというとジャンル自体がNight Tempoって言えるくらい、とにかく混ぜているアルバムです。
番組では『Neo Standard』からの先行シングル、早見 優が作詞、Night Tempoが作曲・プロデュースを手掛けた『Shampoo(feat.Yu Hayami)』をオンエアした。
そんなNight TempoはJ-WAVEとタッグを組み「4」人の豪華ゲストを迎える一夜限りの歌謡ショー「祝・日比谷野音100周年 J-WAVE & Night Tempo present ザ・ナイトテン4」を11月4日(土)に東京・日比谷野外大音楽堂で開催する。
「祝・日比谷野音100周年 J-WAVE & Night Tempo present ザ・ナイトテン4」
https://www.j-wave.co.jp/special/nightten4/
このイベントはNight Tempoがホストを務め、ゲストに野宮真貴、早見 優、松本伊代、渡辺満里奈が登場。さらにNight Tempoがプロデュースするレトロポップユニット・FANCYLABOの出演も決定している。
番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週金曜23時から。
Night Tempoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが2週にわたって音楽談議を繰り広げる番組だ。オンエアは8月18日(金)、Night Tempoの2週目となる。
Night Tempoは9月20日(水)にニューアルバム『Neo Standard』をリリースする。
【前週のオンエア】アジア人の表現は「哀愁」がある─Night Tempoがシティポップを例に分析
コラボしてみたいアーティストは?
シティポップや歌謡曲など日本の音楽のよさを世に広めているNight Tempoは、これまで数多くの日本人アーティストとコラボレーションをしてきた。クリス:特にボーカリストとコラボしていますけど、仲のいいアーティストは?
Night Tempo:よくおしゃべりをする方は土岐麻子さんですね。土岐さんは韓国語もしゃべれるので。
クリス:そうなの!?
Night Tempo:韓国とかK-POPが好きで、韓国語の勉強もしているんです。
クリス:土岐さんもNight Tempoさんの作品に参加さていますよね。
クリス:今後コラボレーションしてみたいアーティストっています?
Night Tempo:昔から中森明菜さんの声がすごく好きで、だからコラボしたいなって思ったんですけど、現実になるかはわからないです。
ここでクリスが「今は亡くなったボーカリストの声をAIで再現することをどう思うか?」と質問する。
Night Tempo:僕はもともとプログラマーだからパソコンを使ったものに対して反感はないんですけど、AIはいつでも作れるから今できる方たちと先にやってみたいです。
クリス:否定はしていないってことですよね。
Night Tempo:もちろんです。例えばNFTとかChatGPTとか、その当たりのソフトもやってたので、こういった技術の進歩については全然OKです。昔のものが好きだけど、現実は最先端です。
クリス:AIのシンギュラリティ(技術的特異点)的なものについては肯定的ですか?
Night Tempo:個人的には別にいいと思うんですけど、ある程度の制限はいると思います。例えばAIが人のように考えるようになったら、どこに利用されるかわからない。悪用を防ぐためにちゃんと仕組みがないと。そう言っても結局作る人間は作るんですよね。実はすでにAIは拡散されていると個人的には思うので、世の中の情報もある程度管理されてると思います。ただ段階を踏んで世の中に公開されていると思います。
クリス:人類対AIって図式は起こると思います?
Night Tempo:悪い奴らの手に入ったら……と思うんですけど、まだまだ強いアメリカの手によっていろいろ管理はされていると思いますので、それはまだ大丈夫だと思います。でも明日どうなるかわからないですね。
「自分自身はアーティストだと思ってない」その理由は
Night Tempoはアメリカのソウル、R&Bグループ・シャラマーが好きだと聞きつけたクリスは、「Night Tempoとシャラマーの音楽性が近い」と口にする。Night Tempo:彼らのリズム感がすごく好きです。
クリス:メロディーはどうですか?
Night Tempo:シャラマーはどちらかというとモータウンとかそのあたりのバンドサウンドとディスコバンドサウンドのちょうどいいところの間をとってるんです。今、聴いたらいいねって感じるのはそこで、メロディーもちょうどいいし、リズムもちょうどいい、歌詞を聴いてみるとそこまで意味はないんですよね。メッセージがないのもいい。だからポップカルチャー的に好きです。
また、Night Tempoはシャラマーと同時代の好きなアーティストとしてイギリスのボーカルグループ、ビー・ジーズをあげた。
Night Tempo:彼らも同じような感じなんですけど、彼らはもうちょっとメッセージがあるんですよね。
クリス:Night Tempoさん的には、トレンディな人ですか、クオリティっていう方向性ですか?
Night Tempo:僕は専門家ではないから。自分自身はアーティストとは思ってないので。僕はかなりポップ系の人間だとは思います。食べ物もいろいろ混ぜるのが好きだから、自分が好きなものをいろいろ聴いてそれを混ぜて、自分が好きなものを出す。
クリス:音楽の作り手というか、1人の音楽ファンって感じなのかな。自己表現というよりも自分が聴いていた音楽を作るってことですかね。
Night Tempo:はい。それがもとで自分のサウンドを引き出すことができたらベストだなと思って、ポップカルチャーを愛せる立場でいろいろトライしてみて、これをやってみたらみなさん好きに聴いてくれるんだなっていうのを学んで、そこから自分のサウンドが少しずつわかるようになりました。
やりたい放題で作ったニューアルバム
Night Tempoは9月20日(水)に1年9カ月ぶりとなるオリジナルアルバム『Neo Standard』をリリースする。Night Tempo:今回は自分が作りたかった音楽をやりたい放題で作って、自分が作業してみたかった人たちに声をかけて、いっぱい断られると思ったんですけど、みなさんすぐOKを出してくれました。
クリス:素晴らしい。
Night Tempo:思ったよりスムーズにすごいものができたっていう。正直自分で考えてみても「どうやって作ったんだろう」って思うくらいのラインナップになっていて、ちょっと大変です。
クリス:早見 優さんはじめ、ベテラン女性アーティスト10組をゲストボーカルに迎えて、ダンスミュージックなんだけど、トラック的には最先端のエレクトロなアルバムに仕上がってるんですよね。
Night Tempo:いろんなものを混ぜていて、どちらかというとジャンル自体がNight Tempoって言えるくらい、とにかく混ぜているアルバムです。
番組では『Neo Standard』からの先行シングル、早見 優が作詞、Night Tempoが作曲・プロデュースを手掛けた『Shampoo(feat.Yu Hayami)』をオンエアした。
そんなNight TempoはJ-WAVEとタッグを組み「4」人の豪華ゲストを迎える一夜限りの歌謡ショー「祝・日比谷野音100周年 J-WAVE & Night Tempo present ザ・ナイトテン4」を11月4日(土)に東京・日比谷野外大音楽堂で開催する。
「祝・日比谷野音100周年 J-WAVE & Night Tempo present ザ・ナイトテン4」
https://www.j-wave.co.jp/special/nightten4/
このイベントはNight Tempoがホストを務め、ゲストに野宮真貴、早見 優、松本伊代、渡辺満里奈が登場。さらにNight Tempoがプロデュースするレトロポップユニット・FANCYLABOの出演も決定している。
番組の公式サイトに過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週金曜23時から。
番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
-
毎週金曜23:00-23:30