ニューウェーブ/テクノポップバンド・LAUSBUBのMei(Vo/Ba)が、テクノに傾倒した経緯や影響を受けたアーティスト、最新シングル『sign』の制作エピソードを語った。
Meiが登場したのは、7月4日(土)放送のJ-WAVE『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。
この番組では、ゲストがビールに合う“おみや”を紹介する。Meiは佐藤水産の「帆立燻油」を持参し、ビールとともに楽しんだ。
クリス:どういう経緯でこの映画に出ることになったんですか?
Mei:もともと、長久 允監督が学生のころから大好きで、長久監督もLAUSBUBのことを好きでいてくださったみたいで、「何か一緒にできないか」というふうに言ってくださって。そこから私が俳優として、Ricoは音楽制作で参加させていただいたという感じです。
クリス:映画出演は初めてだったんですか?
Mei:初めてです。演技するのも初めてだったんですけど、最初、台本をいただいて読んで、どう演じるかちょっと難しいなと思いつつ、現場の雰囲気もとてもよくて。なにより長久監督が演者に委ねるような、(役を)自分で解釈してやるっていうのがすごく楽しかったです。
クリス:そうかぁ、またお芝居やってみたいと思います?
Mei:やってみたいです。
クリス:これから“二足のわらじ”という感じでしょうかね。
Mei:そうなれたらうれしいです。
バンド名のLAUSBUBはドイツ語で「いたずらっ子」という意味。Ricoが提案したという。
Mei:Ricoがドイツ語でいろいろワードを調べてて、「これいいんじゃない?」って選んでくれた感じです。
クリス:Ricoさんはドイツ語にこだわってたんですか?
Mei:そうですね。やっぱりテクノといえばドイツみたいな。
クリス:ちなみに、LAUSBUBが有名になったきっかけは動画なんですよね。
Mei:軽音楽部の大会があって、そのときコロナ禍だったのでYouTubeで上げられていて、それがTwitter(現・X)で広まったという感じです。
クリス:サカナクションの山口一郎さんもLAUSBUBを大絶賛していますけれども、同郷なんですよね。
Mei:はい、同郷の先輩です。ありがたいです。
Mei:『STAY TUNE』がCMで流れていて、それがかっこいいと思ってCDを買ったんです。このミュージックビデオはJ-WAVEで撮影されているんですよね?
クリス:そうなんです。あのロビーがね。
Mei:(なので、J-WAVEに来て)びっくりしました。うれしかったです。Suchmosにはリスナーとしても耳を育てられた感じがありますね。
クリス:テクノにハマったきっかけは何だったんですか?
Mei:軽音楽部でRicoと出会ってから、テクノっていうジャンルを聴くようになりました。それまでも電子音楽のようなものは聴いていたと思うんですけど、たとえばどういう機材からできている音なのかとか、音に注目して聴き始めたのはRicoと出会ってからですね。
クリス:そうだったんですね。軽音楽部に入る前はどんな音楽を聴いてらっしゃったんですか?
Mei:バンドサウンドのものが多くて。なので、ライブとかも行ってました。ただ、シンセサイザーとかそういう機材を使った音楽はあんまり聴いていなかったです。
クリス:最初に聴いてたのは、いわゆるドラマーがいるグループ?
Mei:はい。スリーピースだったりとか。
クリス:今は打ち込みで。
Mei:完全にそうですね。
クリス:でも、ベースは弾くんですよね?
Mei:ベースは弾きます。ベースと歌と。
クリス:軽音楽部に入ったきっかけは何だったんですか?
Mei:もともと、歌を歌うことは小さいころから好きだったんですけど、人の前で歌ったりとか楽器とかも習っていたわけじゃなかったので、チャレンジというか、そういうきっかけでした。
クリス:なるほど。最初の楽器がベースですか?
Mei:最初の楽器ですね。最初はスリーピースのバンドを組んでいて、そこにRicoもいたんですけど、そのなかで「私はドラム」「私はギター」「じゃあ、私はベースやります」って感じで残った楽器を担当したんです。
クリス: そのバンドはオリジナル曲ですか? それともカバー?
Mei:カバーをやっていて。Khruangbinの『Firecracker』を最初にやりました。
クリス:テクノに傾倒して今のかたちになったのは、いつぐらいなんですか。
Mei:コロナ禍で学校が休校になって、家にいる期間にRicoが「家で遠隔でも作れるような音楽、バンドを始めよう」というふうに誘ってくれて始まりました。
【関連記事】柴田聡子が六本木ヒルズでライブ! 写真をお届け【TOKYO M.A.P.S STUTS EDITION】
Mei:柴田さんの『ぼちぼち銀河』というアルバムを何度も聴きました。初めて聴いたときに「こんな歌がこの世にあるんだ」ってすごく感動して。柴田さんのメロディーに対する歌詞ののせ方があまりない、唯一無二な感じがしました。「なんて言っているんだろう」とか「聴いたことないな」っていう印象がすごい強かったんですけど、何度も聴いていくうちに気づいていくこと、繰り返し聴くことによって深みが生まれる、とても大好きなシンガーです。
クリス:ほかにお好きなアーティストはいますか?
Mei:音楽面で言うと、もっとも自分の作る音楽に影響を受けてるなと思うのは、Mira Calixです。海外の女性のアーティストで、ソロで活動されてる方なんですけど、『absent origin』というアルバムは何度も聴いたアルバムですね。
Mei:もともとはアンビエントのDJだったんですけど、最近出たアルバムはコラージュという手法を使って音楽を作っていて。いろんな音をサンプリングして録音したものを配置している、けっこう変わった音楽なんです。その音は、知人の声だったり政治家の声だったり、手をたたく音だったり。そこに彼女の歌やラップが重なって、ときにはビートも入ったりみたいな、インスタレーションを聴いているような感じがして。たとえば、その音がいろんなところから出てるんですけど、その遠さだったり近さだったり、そういうのに耳を澄ませながら聴いていると「こんな音楽あるんだ……」って最初はすごく思いましたし、聴き手が意味をまた作っていくような、そういった音楽の在り方にはすごい影響を受けましたね。
クリス:大抜擢ですよね。
Mei:ありがたいですね。監督の今泉力哉さんが「やっていただきたい」と言ってくださって。
クリス:作曲はRicoさん、作詞はMeiさんとRicoさんが担当されていますが、作詞のすみ分けはどんな感じですか。ふたりでアイデアを出し合うのか、それとも持ち寄る感じなのか。
Mei:最初にRicoの曲があって、メロディーラインも先に決めちゃって。そのあとに「このワードは入れたい」とか「こういう構成にしたい」というところから入って、ふたりで組み立てていく感じです。
クリス: 言葉は自分のものにしないといけないと思うんですが、Ricoさんの歌詞も自分のなかに自然に入ってくる感じですか。
Mei:制作をするうえで、歌詞を書いたらすぐに歌を録らなきゃいけないというスケジューリングになることが多くて、自分で言葉を噛み砕いていく時間がなかなか取れないんですよね。歌詞が決まったらすぐに歌になるっていうスピード感に必死についていかないとっていう焦りも感じていたんですけど、やっぱりRicoと一緒に歌詞を書いていく時間のなかで、お互いにこの曲に対しての気持ちというか心構えみたいな、「この曲はこういうものにしよう」って、そこに合う言葉を当てはめていくっていう。そこに対してはお互いに信頼があるなと思います。スピード感はありますけど、必死に食らいついてる感じはありますね。
LAUSBUBは、9月19日(土)の大阪公演を皮切りに全国5都市を巡るツアー「LAUSBUB Concert Tour 2026」を開催する。
クリス:どんなステージになりそうですか。編成的なものとか。
Mei:編成はいつもと同じくふたりでやる予定になっていて。まだどんなステージになるかは先の話ですけど、今までにないLAUSBUBの音楽をお届けできるんじゃないかなと。音楽だけじゃなくて、ステージングや映像もあったりするので、ぜひぜひ来てほしいなと思ってます。
さらに、LAUSBUBは「FUJI ROCK FESTIVAL 2026」や「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO」にも出演が決定している。そのほか、LAUSBUBの最新情報は公式サイトまで。
番組の公式サイトには、過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週土曜18時から。
Meiが登場したのは、7月4日(土)放送のJ-WAVE『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。
この番組では、ゲストがビールに合う“おみや”を紹介する。Meiは佐藤水産の「帆立燻油」を持参し、ビールとともに楽しんだ。
映画『炎上』で俳優に初挑戦
Meiは2003年生まれ、北海道出身。札幌の高校の軽音楽部で、同級生のRicoとLAUSBUBを結成。全道高校軽音楽新人大会での映像がSNSで拡散され、注目を集めた。Meiは4月公開の映画『炎上』に俳優として出演している。映画『炎上』予告|主演・森七菜|なぜ、彼女は歌舞伎町に火をつけたのか。【4月10日(金)公開】
Mei:もともと、長久 允監督が学生のころから大好きで、長久監督もLAUSBUBのことを好きでいてくださったみたいで、「何か一緒にできないか」というふうに言ってくださって。そこから私が俳優として、Ricoは音楽制作で参加させていただいたという感じです。
クリス:映画出演は初めてだったんですか?
Mei:初めてです。演技するのも初めてだったんですけど、最初、台本をいただいて読んで、どう演じるかちょっと難しいなと思いつつ、現場の雰囲気もとてもよくて。なにより長久監督が演者に委ねるような、(役を)自分で解釈してやるっていうのがすごく楽しかったです。
クリス:そうかぁ、またお芝居やってみたいと思います?
Mei:やってみたいです。
クリス:これから“二足のわらじ”という感じでしょうかね。
Mei:そうなれたらうれしいです。
バンド名のLAUSBUBはドイツ語で「いたずらっ子」という意味。Ricoが提案したという。
Mei:Ricoがドイツ語でいろいろワードを調べてて、「これいいんじゃない?」って選んでくれた感じです。
クリス:Ricoさんはドイツ語にこだわってたんですか?
Mei:そうですね。やっぱりテクノといえばドイツみたいな。
クリス:ちなみに、LAUSBUBが有名になったきっかけは動画なんですよね。
Mei:軽音楽部の大会があって、そのときコロナ禍だったのでYouTubeで上げられていて、それがTwitter(現・X)で広まったという感じです。
クリス:サカナクションの山口一郎さんもLAUSBUBを大絶賛していますけれども、同郷なんですよね。
Mei:はい、同郷の先輩です。ありがたいです。
テクノに傾倒したきっかけは…
そんなMeiに初めて買ったCDを訊くと、Suchmosが2017年にリリースしたアルバム『THE KIDS』とのこと。Mei:『STAY TUNE』がCMで流れていて、それがかっこいいと思ってCDを買ったんです。このミュージックビデオはJ-WAVEで撮影されているんですよね?
クリス:そうなんです。あのロビーがね。
Mei:(なので、J-WAVEに来て)びっくりしました。うれしかったです。Suchmosにはリスナーとしても耳を育てられた感じがありますね。
Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)
Mei:軽音楽部でRicoと出会ってから、テクノっていうジャンルを聴くようになりました。それまでも電子音楽のようなものは聴いていたと思うんですけど、たとえばどういう機材からできている音なのかとか、音に注目して聴き始めたのはRicoと出会ってからですね。
クリス:そうだったんですね。軽音楽部に入る前はどんな音楽を聴いてらっしゃったんですか?
Mei:バンドサウンドのものが多くて。なので、ライブとかも行ってました。ただ、シンセサイザーとかそういう機材を使った音楽はあんまり聴いていなかったです。
クリス:最初に聴いてたのは、いわゆるドラマーがいるグループ?
Mei:はい。スリーピースだったりとか。
クリス:今は打ち込みで。
Mei:完全にそうですね。
クリス:でも、ベースは弾くんですよね?
Mei:ベースは弾きます。ベースと歌と。
クリス:軽音楽部に入ったきっかけは何だったんですか?
Mei:もともと、歌を歌うことは小さいころから好きだったんですけど、人の前で歌ったりとか楽器とかも習っていたわけじゃなかったので、チャレンジというか、そういうきっかけでした。
クリス:なるほど。最初の楽器がベースですか?
Mei:最初の楽器ですね。最初はスリーピースのバンドを組んでいて、そこにRicoもいたんですけど、そのなかで「私はドラム」「私はギター」「じゃあ、私はベースやります」って感じで残った楽器を担当したんです。
クリス: そのバンドはオリジナル曲ですか? それともカバー?
Mei:カバーをやっていて。Khruangbinの『Firecracker』を最初にやりました。
クリス:テクノに傾倒して今のかたちになったのは、いつぐらいなんですか。
Mei:コロナ禍で学校が休校になって、家にいる期間にRicoが「家で遠隔でも作れるような音楽、バンドを始めよう」というふうに誘ってくれて始まりました。
初めて聴いたとき「こんな歌がこの世にあるんだ」って
Meiは熱心に聴いたアーティストとして、柴田聡子の名前を挙げる。柴田は今年5月に、J-WAVEと六本木ヒルズの共催によるフリーライブイベント「J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S STUTS EDITION」に出演していた。【関連記事】柴田聡子が六本木ヒルズでライブ! 写真をお届け【TOKYO M.A.P.S STUTS EDITION】
Mei:柴田さんの『ぼちぼち銀河』というアルバムを何度も聴きました。初めて聴いたときに「こんな歌がこの世にあるんだ」ってすごく感動して。柴田さんのメロディーに対する歌詞ののせ方があまりない、唯一無二な感じがしました。「なんて言っているんだろう」とか「聴いたことないな」っていう印象がすごい強かったんですけど、何度も聴いていくうちに気づいていくこと、繰り返し聴くことによって深みが生まれる、とても大好きなシンガーです。
柴田聡子 | Satoko Shibata - ぼちぼち銀河 | Bochi Bochi Galaxy _ Official Music Video
Mei:音楽面で言うと、もっとも自分の作る音楽に影響を受けてるなと思うのは、Mira Calixです。海外の女性のアーティストで、ソロで活動されてる方なんですけど、『absent origin』というアルバムは何度も聴いたアルバムですね。
Mira Calix - transport me
Ricoとの作詞は「信頼がある」
LAUSBUBは、最新シングル『Sign』を6月10日に配信リリース。同曲はPrime Original ドラマシリーズ『クロエマ』の主題歌となっている。LAUSBUB - sign (Official Video)
Mei:ありがたいですね。監督の今泉力哉さんが「やっていただきたい」と言ってくださって。
クリス:作曲はRicoさん、作詞はMeiさんとRicoさんが担当されていますが、作詞のすみ分けはどんな感じですか。ふたりでアイデアを出し合うのか、それとも持ち寄る感じなのか。
Mei:最初にRicoの曲があって、メロディーラインも先に決めちゃって。そのあとに「このワードは入れたい」とか「こういう構成にしたい」というところから入って、ふたりで組み立てていく感じです。
クリス: 言葉は自分のものにしないといけないと思うんですが、Ricoさんの歌詞も自分のなかに自然に入ってくる感じですか。
Mei:制作をするうえで、歌詞を書いたらすぐに歌を録らなきゃいけないというスケジューリングになることが多くて、自分で言葉を噛み砕いていく時間がなかなか取れないんですよね。歌詞が決まったらすぐに歌になるっていうスピード感に必死についていかないとっていう焦りも感じていたんですけど、やっぱりRicoと一緒に歌詞を書いていく時間のなかで、お互いにこの曲に対しての気持ちというか心構えみたいな、「この曲はこういうものにしよう」って、そこに合う言葉を当てはめていくっていう。そこに対してはお互いに信頼があるなと思います。スピード感はありますけど、必死に食らいついてる感じはありますね。
LAUSBUBは、9月19日(土)の大阪公演を皮切りに全国5都市を巡るツアー「LAUSBUB Concert Tour 2026」を開催する。
LAUSBUB Concert Tour 2026
— 𝗟𝗔𝗨𝗦𝗕𝗨𝗕 (@officialausbub) May 27, 2026
9.19 (土) 大阪 CONPASS
9.21 (月祝) 福岡 Kieth Flack
9.23 (水祝) 名古屋 club(O)Utopos
9.26 (土) 東京 WWW
10.2 (金) 札幌 cube garden
本日よりオフィシャル先行がスタート!
受付期間: ~ 6/8(月) 23:59まで
https://t.co/GTafvVWIji
MUST CHECK!! pic.twitter.com/V4QbbENx8U
Mei:編成はいつもと同じくふたりでやる予定になっていて。まだどんなステージになるかは先の話ですけど、今までにないLAUSBUBの音楽をお届けできるんじゃないかなと。音楽だけじゃなくて、ステージングや映像もあったりするので、ぜひぜひ来てほしいなと思ってます。
さらに、LAUSBUBは「FUJI ROCK FESTIVAL 2026」や「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO」にも出演が決定している。そのほか、LAUSBUBの最新情報は公式サイトまで。
番組の公式サイトには、過去ゲストのトーク内容をアーカイブ。オンエアで扱った音楽の情報も掲載している。
・過去ゲストのアーカイブページ
https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/archives.html
『SAPPORO BEER OTOAJITO』では、毎週さまざまなゲストを迎えてお酒を飲みながら音楽トークを繰り広げる。放送は毎週土曜18時から。
番組情報
- SAPPORO BEER OTOAJITO
-
毎週土曜18:00-18:54