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藤原ヒロシ、ジョージ・ハリスンの息子と伊勢で見た“20年に一度”の光景

藤原ヒロシ、ジョージ・ハリスンの息子と伊勢で見た“20年に一度”の光景

藤原ヒロシが、街の歴史や変遷、地元・伊勢での出来事について語った。

藤原が登場したのは、クリス智子がお届けする『TALK TO NEIGHBORS』。この番組は毎週ひと組、クリスが今、声を届けたい人を迎える30分のトークプログラム。月曜から木曜はラジオでオンエアし、翌金曜には放送した内容に加えて、限定トークも含むポッドキャストを配信している。

ここでは、4月28日(火)にオンエアしたトーク内容をテキストでお届けする。

・ポッドキャストページ

「ドレミファソラシド」を作った人は誰?

まずは、街の歴史やレコード店、サブカルチャーのルーツのようなものは、意外と記録に残っていないという話題に。

藤原:すぐわかりそうなところが、なかなかわからないというか。誰か知ってそうじゃないですか。でも誰も知らない。

クリス:東京とか渋谷とかの街も、前へ前へと急いで動いてきているぶん、「ここって何だったんだろうね」っていう会話があまりなかったんですかね。

藤原:歩いてると「ここ何だったっけ?」っていうのはよくあるけど、もともと何が最初だったかって、世の中にあるものに気づかないというか。あまりにも当たり前にありすぎるからかもしれないですね。もしかしたらペットボトルを作った人の話とか、そういうのも面白いかもしれないですけど。そういうので、何年か前にわかったんですけど、オクターブを作った人。「ドレミファソラシド」を作った人って考えたことないじゃないですか。

クリス:ないですね。

藤原:僕らもずっと音楽やってるけど、誰が作ったかを考えてなかったんです。クラシックの「この曲、誰が作ったんだっけ?」はあるけど、そもそも音階を作った人はあまり考えない。そうしたら、ピタゴラスだったんですよ。

クリス:ええ! 本当ですか。

藤原:数学者だったんです。だから、音楽は数学なんです。今、いちばん尊敬する人はピタゴラスかもしれない。

クリスは、ピタゴラスの話に驚きつつ、「これもこの人だったのか」とあとから知って驚くことはあると振り返る。藤原も、そうした発見の面白さに触れ、自身は母親を何度か取材していると話す。

藤原:そういうの、やられたことあります?

クリス:母はないですね。でも、話を知りたいなと思いますよね。

藤原:普通の会話では「お父さんと結婚する前にボーイフレンドはいたの?」とかって、ないじゃないですか。でも、マイクとかスマホさえ置いて取材だと言えば、なんでも訊けちゃうんですよね。

クリス:何の目的で取材されたんですか?

藤原:別に何でもなく、「話を聞きたい」って言って。母親も戦争経験者なので、戦後どうだったかとかいろいろ聞こうと思って、そのついでに生活の話も聞いたりしていて。めちゃ面白かったですよ。

クリス:それ、保存しておくべきですよね。

藤原:だから、友だちでも興味がある人は1回録音して取材すると面白いんですよね。

誰がどの段階で気づいて価値を付けていったか

続いて、5月1日(金)発売の書籍『The History of Record Stores in Shibuya ~& Beyond 渋谷、レコード店の歴史、そして、それ以上の何か』(mo'des book)の話題へ。アナログレコード専門店「Face Records」創業者・武井進一の著書で、藤原と鈴木哲也のプロデュースのもと制作された。

本書は、渋谷のレコードストアを切り口に、戦後から現代までの渋谷・原宿の街の歴史をひも解く1冊だ。

クリス:これはどれくらいの時間をかけて制作されたんですか。

藤原:「やりましょう」って言ってから1年半くらいかな。

クリス:武井さんって、どんどん(その世界に深く)入っていかれる方なんですね。

藤原:資料のまとめ方とかすごいですよ。

クリス:こんなにまとめていただいて。渋谷区もありがたいでしょう(笑)。

藤原:武井さんは、ほかにもいくつかやりたいことがあって、昔のレコードの絵を描いていた人の話も書きたいって言っていたのと、これが本当にできたらまた面白いんじゃないかなというので、やっぱり古着の歴史も重要で。Levi'sでもファースト、セカンドというモデルがあったりとか、同じものでも何千万円もするようなものもあれば、普通のものもあるんですけど、その価値を付けていったのって日本人だと思うんですね。誰がどの段階でそれに気づいて価値を付けていったかとか。

クリス:それは(藤原)ヒロシさんじゃないですか?

藤原:僕じゃないです(笑)。でも、それを調べていけば「あいつじゃないよ、俺だよ」って言う人もきっといるだろうから、そこは難しいかなと思うんですけど、ちょっとずつ話していけば面白いかもしれないですよね。

長年にわたり東京を見続け、カルチャーをけん引してきた藤原は、この街の変遷をどのように捉えているのだろうか。

藤原:自分の行動範囲のなかであまり変わってるっていうのもないかなとも思いますが、でも六本木ヒルズという街ができたり、麻布台ヒルズがこの前できたりしましたけど、そういうのはすごいかもしれないですね。街ごとできるみたいなのって、あまり海外にはないですよね。

クリス:街ごと生まれ変わる強さが、あちこちにありますよね。

藤原:それは不思議ですね。渋谷とかも、1個ずつできるというよりは一気にいろんなものができますもんね。急に駅前のあたりが変わったし、ここ何年かで本当に変わった感じがしますね。

伊勢に帰省、そのタイミングで連絡が

藤原は先日、地元の三重県伊勢市に帰省したという。

藤原:ちょうど海外の友だち、ジョージ・ハリスンの息子が日本に来ていて、「伊勢に行く」って言われて。「じゃあ、伊勢で会おう」ってことで伊勢で遊んでたんですよ。

クリス:ジョージ・ハリスンの息子さん? そういうことがあるんですね。

藤原:ダニー・ハリスンっていうんですけど。音楽もやってるので、2025年に日本に来たときにはJ-WAVEにも来ていて。それで先日は伊勢にいて。伊勢神宮って、20年に一度の式年遷宮があるじゃないですか。それが今から7年後にあるんですけど、伊勢の街中の人が本殿で使う木を運ぶという行事があって、「お木曳(おきひき)」っていうんです。みんな法被とかを着て、大きい木を伊勢神宮に運ぶんですけど、それをちょうどやっていて彼もそれを見られて。

クリス:それはナイスタイミングでしたね。

藤原:(その行事も)20年に一度のタイミングですからね。

クリス:私は神殿が新しくなったときに見に行って、これを20年ごとにやってるのかって思いました。

藤原:それを建てるのが今から7年後なんで、その準備として全部、木を運んでいくんですよね。あと、石を運んだりとかいろんな行事があるんですけど、ここから7年間は毎週何かがあるって言ってました。

クリス:でも、20年ごとにって長いですよね。

藤原:僕も20年経ってこの前引っ越したんです。遷宮をしたんですね(笑)。

クリス:藤原神宮(笑)。

藤原:今後、遷宮にしていこうと思って。

クリス:20年ぶりの引っ越しですか? ヒロシさんって物が多いほうなんでしょうか?

藤原:多いほうですね、めちゃめちゃ。

クリス:ヒロシさんが関わってらっしゃるスニーカーとか急に出てると思ったらすぐ売れて、「あれは断捨離だったのかな」とか思って見てたんですけど。

藤原:断捨離もたまにありますよ。「フリマ」という名前の断捨離とかをして遷宮を迎えました(笑)。

クリス:じゃあ、今は清めたところに移ったんですね(笑)。

藤原:はい、そうですね(笑)。

藤原ヒロシがナビゲーターを務めるJ-WAVE『BLUE IN GREEN』内のコーナー「JUN THE CULTURE」は、毎週土曜13時30分ごろオンエア。そのほか、藤原ヒロシの最新情報はInstagram公式アカウント(@fujiwarahiroshi)まで。

クリス智子がお届けする『TALK TO NEIGHBORS』は、J-WAVEで月曜~木曜の13時よりオンエア。ポッドキャストでも配信中。

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番組情報
TALK TO NEIGHBORS
月・火・水・木曜
13:00-13:30

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