伝説のバンド・The Smiths(ザ・スミス)から始まった、モリッシーの魅力に迫った。
この内容をお届けしたのは、3月17日(火)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:市川紗椰)の「MUSIC EXPLORER」。世界の音楽シーンのムーブメントを“今”の視点で考察するコーナーだ。
『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間のプログラム。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが日替わりで担当している。
モリッシーは通算14作目となるスタジオアルバム『Make-up Is A Lie』をリリースした。同作はUKチャートで初登場3位を記録し、さらにフランスやドイツ、スコットランドといった各国でもトップ3入りを果たしている。こうした結果は、デビュー以来変わらぬ支持と影響力を維持し続けていることを示していると言える。
市川:モリッシーは現在66歳ですが、衰えるどころか、のびのびと歌う姿は健在です。低音がより強くなって円熟した歌唱で語りかけるような表現に、さらに深みが出てきました。曲調もダンスポップのイメージを持つものなど、ここ数年のアルバムのなかでもかなり軽やかな印象です。私自身、中学生のころから大好きなのですが、そもそもモリッシーとはどんな人物なのか、そのヒストリーを少し振り返ってみましょう。
モリッシーは1982年、マンチェスターでジョニー・マーとともに結成したバンド・The Smithsのボーカルとして音楽シーンに登場した。活動期間はわずか5年ながら時代の代弁者とも称され、カリスマ的な人気を誇った存在である。
市川:魅力の理由はいろいろありますが、ひとつはギタリストのジョニー・マーのサウンドです。ロックバンドでありながら歪みの少ない、クリーンで繊細なアルペジオ。音像がとにかく技巧的でたまりません。そこにモリッシーの声が重なります。
The Smithsの歌詞は孤独や拒絶、皮肉、社会への違和感などをテーマに、当時のサッチャー政権下で揺れていた人々の心情を代弁するような内容に注目が集まったという。
市川:後追いで聴いた世代の私にとっては、皮肉とロマンが同居するその歌詞、自虐とブラックユーモア、文学的引用の数々がたまらない魅力です。悲しいのにどこか笑える、ひねくれているのにロマンチック、そんな独特の世界観があります。今回の新作ではよりストレートな社会批判の印象も受けました。メディア不信など、現代的なテーマにも触れているように感じます。
しかし、強い個性を持つモリッシーとジョニー・マーが長く共存し続けることは容易ではなかったとされる。1987年、バンドは4枚のアルバムを残し、解散。その後も再結成の噂は幾度となく取り沙汰されてきたが、現在まで実現していない。
市川:解散後、モリッシーはすぐにソロ活動へ移りましたが、反体制的なメッセージや、誰にも媚びない姿勢を貫き続けています。一方のジョニー・マーは、若手バンドへの参加を繰り返すなど独自のキャリアを歩んでいます。Modest Mouseに在籍していた時期の彼も印象的でしたが、長くは続かないんですよね。
番組では、ニューアルバム『Make-up Is A Lie』のタイトルトラック『Make-up Is A Lie』をオンエアした。
市川:タイトルは「化粧なんて嘘っぱち」という意味ですが、やはり声は一発でわかりますよね。少し芝居がかった歌い方や感情を引き伸ばすフレーズが独特で、非常に雰囲気があります。アルバムのリリースに合わせてツアーもスタートしていますが、早速、話題になっています。スペイン・バレンシア公演が「睡眠不足」を理由にキャンセルされたというニュースです。公式サイトによると、ミラノからバレンシアまで車で移動した影響で休息が取れず、公演が不可能になったとのこと。その後、ツアーは通常どおり続いているので、何かしら事情があったのでしょう。
『Make-up Is A Lie』では、Roxy Musicが1973年にリリースした『Amazona』のカバーも収録されている。モリッシーは、ブライアン・フェリー率いる同バンドのファンであることを公言しており、なかでも2ndアルバム『For Your Pleasure』を愛聴していることで知られている。
市川:今回はRoxy Musicの3枚目のアルバム『Stranded』収録曲をカバーしていますが、ブライアン・フェリーを中心としたバンドの美意識から影響を受けているなと感じますね。
モリッシーの最新情報はワーナーミュージック・ジャパンの公式サイトまで。
J-WAVE『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「MUSIC EXPLORER」では、世界の音楽シーンのムーブメントを「今」の視点で考察する。放送は月曜~木曜の14時ごろから。
この内容をお届けしたのは、3月17日(火)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:市川紗椰)の「MUSIC EXPLORER」。世界の音楽シーンのムーブメントを“今”の視点で考察するコーナーだ。
『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間のプログラム。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが日替わりで担当している。
The Smithsの独特な世界観
今回のテーマは「The Smithsから始まったモリッシーのカリスマ性」。イギリスを代表するシンガーソングライターのひとり、モリッシーに焦点を当てる。モリッシーは通算14作目となるスタジオアルバム『Make-up Is A Lie』をリリースした。同作はUKチャートで初登場3位を記録し、さらにフランスやドイツ、スコットランドといった各国でもトップ3入りを果たしている。こうした結果は、デビュー以来変わらぬ支持と影響力を維持し続けていることを示していると言える。
市川:モリッシーは現在66歳ですが、衰えるどころか、のびのびと歌う姿は健在です。低音がより強くなって円熟した歌唱で語りかけるような表現に、さらに深みが出てきました。曲調もダンスポップのイメージを持つものなど、ここ数年のアルバムのなかでもかなり軽やかな印象です。私自身、中学生のころから大好きなのですが、そもそもモリッシーとはどんな人物なのか、そのヒストリーを少し振り返ってみましょう。
モリッシーは1982年、マンチェスターでジョニー・マーとともに結成したバンド・The Smithsのボーカルとして音楽シーンに登場した。活動期間はわずか5年ながら時代の代弁者とも称され、カリスマ的な人気を誇った存在である。
The Smiths - Heaven Knows I'm Miserable Now (Official Music Video)
The Smithsの歌詞は孤独や拒絶、皮肉、社会への違和感などをテーマに、当時のサッチャー政権下で揺れていた人々の心情を代弁するような内容に注目が集まったという。
市川:後追いで聴いた世代の私にとっては、皮肉とロマンが同居するその歌詞、自虐とブラックユーモア、文学的引用の数々がたまらない魅力です。悲しいのにどこか笑える、ひねくれているのにロマンチック、そんな独特の世界観があります。今回の新作ではよりストレートな社会批判の印象も受けました。メディア不信など、現代的なテーマにも触れているように感じます。
バンド解散後も孤高に闘い続けるモリッシー
当時のUKシーンでは、Duran DuranやCulture Clubといった華やかなサウンドが主流であった。そのなかにおいて、The Smithsはアウトサイダー的な存在であり、むしろその異質さゆえにヒーローのような輝きを放っていた。There Is a Light That Never Goes Out (2011 Remaster)
市川:解散後、モリッシーはすぐにソロ活動へ移りましたが、反体制的なメッセージや、誰にも媚びない姿勢を貫き続けています。一方のジョニー・マーは、若手バンドへの参加を繰り返すなど独自のキャリアを歩んでいます。Modest Mouseに在籍していた時期の彼も印象的でしたが、長くは続かないんですよね。
番組では、ニューアルバム『Make-up Is A Lie』のタイトルトラック『Make-up Is A Lie』をオンエアした。
Morrissey - Make-up is a Lie (Official Visualizer)
『Make-up Is A Lie』では、Roxy Musicが1973年にリリースした『Amazona』のカバーも収録されている。モリッシーは、ブライアン・フェリー率いる同バンドのファンであることを公言しており、なかでも2ndアルバム『For Your Pleasure』を愛聴していることで知られている。
市川:今回はRoxy Musicの3枚目のアルバム『Stranded』収録曲をカバーしていますが、ブライアン・フェリーを中心としたバンドの美意識から影響を受けているなと感じますね。
Morrissey - Amazona (Official Visualizer)
J-WAVE『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「MUSIC EXPLORER」では、世界の音楽シーンのムーブメントを「今」の視点で考察する。放送は月曜~木曜の14時ごろから。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
radikoで聴く
2026年3月24日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- MIDDAY LOUNGE
-
月・火・水・木曜13:30-16:30
-
月曜:ハリー杉山 火曜:市川紗椰 水曜:クリス・ペプラー 木曜:ジョン・カビラ
