sumikaの片岡健太(Vo/Gt)が、新曲へのこだわりや制作時のエピソードなどを語った。
片岡が登場したのは、11月30日(日)に放送されたJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。
【関連記事】『sumikaの片岡健太&小川貴之に訊く、部屋のこだわりとお気に入りのモノ 』
クリス:以前、片岡くんはよく『TOKIO HOT 100』に出ていたので「片岡くんは『TOKIO HOT 100』を私物化している」なんて言っていましたが、随分(期間が)空きましたね。もう飽きました?
片岡:いやいや、誤解が(笑)。急に呼ばれなくなったから、僕が最後になにかしたんだろうなと思って。ずっと訊きたかったんですが、なにかしましたか?
クリス:全然。J-WAVEはしょっちゅう来てますもんね。
片岡:毎週来ています。
クリス:月曜から木曜、24時からの『SPARK』の月曜ナビゲーターを担当しています。これはいつから?
片岡:2022年ぐらいです。
クリス:ちょうどうちの番組に来なくなったぐらいか。
片岡:やめてください(笑)。やばい、これ取り調べだ。
クリス:つながりました(笑)。そうすると3年間やっていて、すごく慣れてきたのか、下ネタを言って音で隠されているとブログに書いてありました。これはどういうことですか?
片岡:深夜なのをいいことに言いまくってるんですけど、あまり消されてないです。
クリス:たまに消されるんだ。
片岡:よほどやばいことをそのときは言っているんでしょうね。
クリス:なんて言ったら消されるんだろうね、わからないけど(笑)。片岡くんのそういった面を聴きたいという方はぜひ、月曜24時からの『SPARK』で。
片岡:なんか(アピールポイントが)偏ってますね(笑)。
クリス:これはどういったこだわりなのでしょうか。
片岡:曲と詞は同じですが「編曲が違うだけでこんなに変わるんだよ」という、編曲のおもしろさを音楽として味わってもらいたいなという気持ち。そして、もう少し広い意味でいくとゴールは同じなのに道順というか、「行き方」っていっぱいあるじゃないですか。行き方にこだわりすぎたり、潔癖になりすぎて行き方に失敗すると「ゴールに行くのやめよ」となってしまうような風潮をなんとなく感じて。
クリス:なるほどね。
片岡:その潔癖な部分みたいなものを僕自身もあまり感じたくなかったし、もっと自由に生きていきたいなという気持ちで曲を作りました。
クリス:アレンジが違うだけでも、随分と趣が変わりますよね。ひとつで二度おいしいという感じだものね。
片岡:そう思ってもらえたら。
クリス:今日、11月30日はその2曲を聴き比べようと。曲のタイトルは『Beatnik』で、テーマは「抑圧からの開放」です。なにかあったの?
片岡:ちょっとめんどくさいことが多すぎるというか、これは個人的になにかあるというより、風潮というか。ラジオとかやっていても思いますが、発言一つひとつに気を遣うなと思うので、疲れたなと(笑)。
クリス:最近はちょっと肩身の狭い思いをせざるを得ないような、そんな状況もみなさん感じていると思います。ちなみにアレンジが違うということは、アレンジャーが違います。『Beatnik -Bird-』はTAKU INOUEさんプロデュースで、『Beatnik -Horse-』はsumikaのセルフプロデュースです。TAKUさんのアレンジはどうでしたか?
片岡:今回、初めましてだったんですが、sumikaのメンバーでまったく思いつかないような角度で。それこそコード進行とか、メンバーから絶対に出てこないアイデアだったり。
クリス:コード進行も違うわけですね。
片岡:ビートのアプローチがかなり顕著でした。すごく刺激がありました。
クリス:『Beatnik -Bird-』か、『Beatnik -Horse-』、鳥か馬どちらからにしましょう?
片岡:じゃあ「らしくないほう」を選びたいので『Beatnik -Bird-』にします。
クリス:では、まず『Beatnik -Bird-』を聴きましょう。
番組ではsumikaの『Beatnik -Bird-』をオンエアした。
クリス:これがTAKU INOUEさんのアレンジです。自分たちのアレンジと、どこが違うと思いますか?
片岡:いちばんは、このメロディに対してリズムパートをこう当てないな、というところかな。思いつかないです。
クリス:歌い直してるの?
片岡:歌のテイクは違います。
クリス:歌入れも2バージョンなんですね。では、今度はsumikaプロデュースの『Beatnik -Horse-』です。
続いて、番組では『Beatnik -Horse-』をオンエアした。
クリス:やっぱり全然(違う)。BPMは同じだものね。
片岡:同じです。不思議ですよね。料理が一緒でもお皿が変わると味が変わるみたいな。
クリス:ミックスという概念とはまた違うものね。特にダンス系にはリミックスは多いじゃないですか。
片岡:今回は『Horse』と『Bird』でエンジニアさんも違うんです。なので、「音のここを出していく」みたいなのも変わっています。
クリス:エンジニアさんの“癖”ってありますもんね。歌入れも違うということで、歌い分けは自分のなかではどんな感じだった?
片岡:先にやったほうが『Horse』で、慣れている歌い方でやったんですが『Bird』はまったく、自分の手札にない歌い方を出さないと、どうしてもオケにマッチしない感じなので。けっこう悪戦苦闘したんですが、それで新しい扉を開いた感じはします。
クリス:なににハマっていますか?
片岡:写真ですね。
クリス:カメラが目の前にあります。
片岡:ちょうど前回『TOKIO HOT 100』に出演させていただいて、2021年6月から始めました。カメラを買って、それこそパンデミックのときに全然、人と会えなかったじゃないですか。会えなくなって「この人に会いたいな」と思ったときに、携帯の写真フォルダを見返したら、会いたいなと思った人の写真がまったく入ってなかったんです。だから俺、写真撮るの苦手だったんだなと思って。スマホで写真を撮るというのが苦手で、片手間というよりは「この人と会えてうれしい」という記録を残したいと。それを人に知ってもらうために、カメラを始めようと思って。
クリス:携帯だとデータという感じがするけど、カメラを構えられると写真なんだよね。なにか違いますよね。
片岡:不思議なもので。
クリス:4月から全国を回って、東京は2026年7月23日(木)、24日(金)に日本武道館公演。どんなツアーにしたいですか?
片岡:春なので前向きになれるツアーにしたいなと思っています。
クリス:春から始まって、東京はたぶん猛暑でしょうね。2025年もあと1カ月、早いよね。
片岡:早いですね。
クリス:最近はライブの日程を発表するのが、みなさん早いですよね。1年前の方もいらっしゃいます。
片岡:会場を押さえるのも大変だったりするので。
クリス:10年前とは事情が違いますからね。明日から12月ですが、なにかやり残したことはありますか?
片岡:まだ衣替えができてないんです(笑)。2025年は暖かいなと思って。年内にちゃんとコートは出したいなと思います。
クリス:なかなか(タイミングが)見えないですよね。
片岡:めちゃくちゃ寒い日が3、4日続いたら衣替えしようと思っています。
クリス:12月は冷え込むようなので、ぜひ早いうちに衣替えしてください。2026年の野望や計画はありますか?
片岡:やっぱり新曲をいっぱい作りたいです。2025年はアルバムを出せましたが、そこで新しい扉を開いたというか。やりたいことがいっぱいあるので、こもりたい。合宿とか行きたいです。
クリス:音楽から離れたところではなにがしたいですか?
片岡:海外に行きたいです、イタリアに。
クリス:なにしますか?
片岡:ベネチアに行って水の都を体感したいです。
クリス:いまのうちと言われてますからね。
片岡:数十年後には沈んじゃうと言われているので、そうなる前に行きたいです。
クリス:イタリアも1度だけローマに行ったことがありますが、すばらしいです。あとはサルデーニャ島にも行きました。
片岡:チェックします!
sumikaの最新情報は公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
sumikaの『SPARK』は毎週月曜の24:00-25:00。バリエーション豊かな企画でオンエア中だ。
片岡が登場したのは、11月30日(日)に放送されたJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。
『SPARK』の月曜ナビゲーターを担当
片岡が『SAISON CARD TOKIO HOT 100』に登場するのは2021年6月以来、およそ4年5カ月ぶり。とはいえ、sumikaが月曜ナビゲーターを務める番組『SPARK』(月曜〜木曜 24時〜25時)があるため、J-WAVEには毎週来ているという。【関連記事】『sumikaの片岡健太&小川貴之に訊く、部屋のこだわりとお気に入りのモノ 』
クリス:以前、片岡くんはよく『TOKIO HOT 100』に出ていたので「片岡くんは『TOKIO HOT 100』を私物化している」なんて言っていましたが、随分(期間が)空きましたね。もう飽きました?
片岡:いやいや、誤解が(笑)。急に呼ばれなくなったから、僕が最後になにかしたんだろうなと思って。ずっと訊きたかったんですが、なにかしましたか?
クリス:全然。J-WAVEはしょっちゅう来てますもんね。
片岡:毎週来ています。
クリス:月曜から木曜、24時からの『SPARK』の月曜ナビゲーターを担当しています。これはいつから?
片岡:2022年ぐらいです。
クリス:ちょうどうちの番組に来なくなったぐらいか。
片岡:やめてください(笑)。やばい、これ取り調べだ。
クリス:つながりました(笑)。そうすると3年間やっていて、すごく慣れてきたのか、下ネタを言って音で隠されているとブログに書いてありました。これはどういうことですか?
片岡:深夜なのをいいことに言いまくってるんですけど、あまり消されてないです。
クリス:たまに消されるんだ。
片岡:よほどやばいことをそのときは言っているんでしょうね。
クリス:なんて言ったら消されるんだろうね、わからないけど(笑)。片岡くんのそういった面を聴きたいという方はぜひ、月曜24時からの『SPARK』で。
片岡:なんか(アピールポイントが)偏ってますね(笑)。
新曲はアレンジ違いの2曲をリリース
sumikaは11月5日(水)に新曲『Beatnik -Bird-』と『Beatnik -Horse-』を配信リリース。2曲は元は同じ曲だが、アレンジなどが異なったものになっている。クリス:これはどういったこだわりなのでしょうか。
片岡:曲と詞は同じですが「編曲が違うだけでこんなに変わるんだよ」という、編曲のおもしろさを音楽として味わってもらいたいなという気持ち。そして、もう少し広い意味でいくとゴールは同じなのに道順というか、「行き方」っていっぱいあるじゃないですか。行き方にこだわりすぎたり、潔癖になりすぎて行き方に失敗すると「ゴールに行くのやめよ」となってしまうような風潮をなんとなく感じて。
クリス:なるほどね。
片岡:その潔癖な部分みたいなものを僕自身もあまり感じたくなかったし、もっと自由に生きていきたいなという気持ちで曲を作りました。
クリス:アレンジが違うだけでも、随分と趣が変わりますよね。ひとつで二度おいしいという感じだものね。
片岡:そう思ってもらえたら。
クリス:今日、11月30日はその2曲を聴き比べようと。曲のタイトルは『Beatnik』で、テーマは「抑圧からの開放」です。なにかあったの?
片岡:ちょっとめんどくさいことが多すぎるというか、これは個人的になにかあるというより、風潮というか。ラジオとかやっていても思いますが、発言一つひとつに気を遣うなと思うので、疲れたなと(笑)。
クリス:最近はちょっと肩身の狭い思いをせざるを得ないような、そんな状況もみなさん感じていると思います。ちなみにアレンジが違うということは、アレンジャーが違います。『Beatnik -Bird-』はTAKU INOUEさんプロデュースで、『Beatnik -Horse-』はsumikaのセルフプロデュースです。TAKUさんのアレンジはどうでしたか?
片岡:今回、初めましてだったんですが、sumikaのメンバーでまったく思いつかないような角度で。それこそコード進行とか、メンバーから絶対に出てこないアイデアだったり。
クリス:コード進行も違うわけですね。
片岡:ビートのアプローチがかなり顕著でした。すごく刺激がありました。
クリス:『Beatnik -Bird-』か、『Beatnik -Horse-』、鳥か馬どちらからにしましょう?
片岡:じゃあ「らしくないほう」を選びたいので『Beatnik -Bird-』にします。
クリス:では、まず『Beatnik -Bird-』を聴きましょう。
番組ではsumikaの『Beatnik -Bird-』をオンエアした。
sumika / Beatnik -Bird-【Music Video】
片岡:いちばんは、このメロディに対してリズムパートをこう当てないな、というところかな。思いつかないです。
クリス:歌い直してるの?
片岡:歌のテイクは違います。
クリス:歌入れも2バージョンなんですね。では、今度はsumikaプロデュースの『Beatnik -Horse-』です。
続いて、番組では『Beatnik -Horse-』をオンエアした。
Beatnik -Horse-
片岡:同じです。不思議ですよね。料理が一緒でもお皿が変わると味が変わるみたいな。
クリス:ミックスという概念とはまた違うものね。特にダンス系にはリミックスは多いじゃないですか。
片岡:今回は『Horse』と『Bird』でエンジニアさんも違うんです。なので、「音のここを出していく」みたいなのも変わっています。
クリス:エンジニアさんの“癖”ってありますもんね。歌入れも違うということで、歌い分けは自分のなかではどんな感じだった?
片岡:先にやったほうが『Horse』で、慣れている歌い方でやったんですが『Bird』はまったく、自分の手札にない歌い方を出さないと、どうしてもオケにマッチしない感じなので。けっこう悪戦苦闘したんですが、それで新しい扉を開いた感じはします。
最近、カメラにハマったきっかけとは?
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では、ゲストの素顔を引き出すランダムな質問を用意。恒例の「ガチャ」で片岡が引いた質問は「最近音楽以外でハマっていることは?」。クリス:なににハマっていますか?
片岡:写真ですね。
クリス:カメラが目の前にあります。
片岡:ちょうど前回『TOKIO HOT 100』に出演させていただいて、2021年6月から始めました。カメラを買って、それこそパンデミックのときに全然、人と会えなかったじゃないですか。会えなくなって「この人に会いたいな」と思ったときに、携帯の写真フォルダを見返したら、会いたいなと思った人の写真がまったく入ってなかったんです。だから俺、写真撮るの苦手だったんだなと思って。スマホで写真を撮るというのが苦手で、片手間というよりは「この人と会えてうれしい」という記録を残したいと。それを人に知ってもらうために、カメラを始めようと思って。
クリス:携帯だとデータという感じがするけど、カメラを構えられると写真なんだよね。なにか違いますよね。
片岡:不思議なもので。
2026年春から始まるライブツアーを実施
sumikaはライブツアー「sumika Live Tour 2026『Unique』」の開催を控えている。クリス:4月から全国を回って、東京は2026年7月23日(木)、24日(金)に日本武道館公演。どんなツアーにしたいですか?
片岡:春なので前向きになれるツアーにしたいなと思っています。
クリス:春から始まって、東京はたぶん猛暑でしょうね。2025年もあと1カ月、早いよね。
片岡:早いですね。
クリス:最近はライブの日程を発表するのが、みなさん早いですよね。1年前の方もいらっしゃいます。
片岡:会場を押さえるのも大変だったりするので。
クリス:10年前とは事情が違いますからね。明日から12月ですが、なにかやり残したことはありますか?
片岡:まだ衣替えができてないんです(笑)。2025年は暖かいなと思って。年内にちゃんとコートは出したいなと思います。
クリス:なかなか(タイミングが)見えないですよね。
片岡:めちゃくちゃ寒い日が3、4日続いたら衣替えしようと思っています。
クリス:12月は冷え込むようなので、ぜひ早いうちに衣替えしてください。2026年の野望や計画はありますか?
片岡:やっぱり新曲をいっぱい作りたいです。2025年はアルバムを出せましたが、そこで新しい扉を開いたというか。やりたいことがいっぱいあるので、こもりたい。合宿とか行きたいです。
クリス:音楽から離れたところではなにがしたいですか?
片岡:海外に行きたいです、イタリアに。
クリス:なにしますか?
片岡:ベネチアに行って水の都を体感したいです。
クリス:いまのうちと言われてますからね。
片岡:数十年後には沈んじゃうと言われているので、そうなる前に行きたいです。
クリス:イタリアも1度だけローマに行ったことがありますが、すばらしいです。あとはサルデーニャ島にも行きました。
片岡:チェックします!
sumikaの最新情報は公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
sumikaの『SPARK』は毎週月曜の24:00-25:00。バリエーション豊かな企画でオンエア中だ。
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毎週日曜13:00-16:54
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クリス・ペプラー
