「やっぱりずっと“ライブバンド”」THE ORAL CIGARETTES・山中拓也&あきらかにあきらが、4年半ぶりのアルバムへの思いを語る!

THE ORAL CIGARETTESのボーカル・山中拓也と、ベース・あきらかにあきらが、最新アルバムの制作について語り、プライベートな写真を公開した。

ふたりが登場したのは、2月27日(木)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。

あきらかにあきらの結婚を祝福!

『STEP ONE』に約2年ぶりの出演となるTHE ORAL CIGARETTES。同日の朝に、あきらかにあきらの結婚が発表されたこともあり、出演早々、スタジオは祝福ムードに包まれた。

サッシャ:あきらかにあきらさん、ご結婚おめでとうございます!

ノイハウス:おめでとうございます!

山中:おめでとう!

あきら:ありがとうございます!

サッシャ:今朝のご発表で。びっくりしました。

あきら:そうですよね。

サッシャ:さっきInstagramをチェックしたら、いちばん上に出てきて「えーっ!」って。そんなすばらしい日にお越しいただいて。



番組からお祝いのプレゼントが贈られ、あきらは「ちょっと驚かせてしまったかもしれないですけど、変わらず音楽を一生懸命届けるので、温かく見守っていただけるとうれしいです!」と語った。

ファン待望のニューアルバムをリリース

THE ORAL CIGARETTESは1月22日に4年半ぶりとなるニューアルバム『AlterGeist0000』をリリースした。その反響について、山中に訊いた。

山中:4年前にアルバムを出して、その2年後くらいからファンの方が「アルバム、全然出ぇへんやん!」って、ざわつき始めたのですが、「ほんまに待たせてごめんやで」と思いながら4年半、待ってもらっていました。いまツアーも回っているんですけど、お客さんの熱量がすごく高くて、「このアルバム、めっちゃ聴いてくれているんだな」と感じますね。

サッシャ:このアルバム、幅広くないですか? ミクスチャーっぽいものもあれば、ちょっとラップっぽいものもあるし、バラードのようにしっかり聴かせるものもあるし、詰め込んだなという感じがします。

山中:やりたいことを全部詰め込んだという感じです。

サッシャ:そうだよね! あと、歌詞とかも楽しんでいるのが伝わります。

山中:めっちゃ聴いてくれていてうれしいです!

あきら:いままででいちばん音楽に向き合ったアルバムという感じです。

ノイハウス:そう言い切れるのはすばらしいですね。

サッシャ:ここまでキャリアを築いてきて、まだ「いちばん向き合える」というのはすごくないですか?

あきら:音楽のことが、どんどん好きになっていっていますね。

ノイハウス:仕事がどんどん好きになるって、最高ですね。

アルバム制作時には、メンバーそれぞれが新たな“挑戦”も

ノイハウスは、ニューアルバム『AlterGeist0000』の楽曲制作のなかで、「特にこれにチャレンジしてみた」ポイントについて質問した。

山中:『SODA』という楽曲があるのですが、初めてバンドの後輩と一緒に曲を作るということをしてみました。あと、今回はとんでもない数のマイクを試しました。

サッシャ:「どういう音が録れるのか?」と、いろんな種類のマイクを使ったということですか?

山中:はい。いろいろなマイクで歌録りをして、「この音じゃないな」「これは近いかも」「これで作っていこうか」ということをけっこうやりました。スタジオに行って録り終えたのに、結局納得がいかずにそのスタジオの日がまったくボツになったこともありました。

サッシャ:マイクは何本くらい試したのですか?

山中:わからないですね(笑)。もう、スタジオにある限り……。

サッシャ:曲によって、使っているマイクが違うということ?

山中:そうです。いままでのアルバムは、3本くらいのマイクを入れ替えてやっていたんですけど、今回はそのスタジオにあるマイクとかも試させてもらったりしました。

サッシャ:こだわりましたね。サウンド的にはどうですか?

あきら:拓也がデモの段階からすごいクオリティで出してくれていたので、「この曲の方向性はこうなんだな」というのが明確だったぶん、音作りもシンプルに考えられました。そのおかげで、その場で思った新しい挑戦を試して、といった時間配分ができたので、楽曲と向き合う時間がより濃くなったかなと思います。

サッシャ:ベースでこだわったところは?

あきら:曲によってひずみ具合を変えました。いままでいちばんひずませた楽曲もあって、「このバンドにおいて、どこまでやっていいんだろう?」というところにすごく挑戦的になれましたね。

サッシャ:レコーディングは先にボーカルがあって、それに楽曲を合わせたのですか?

山中:いえ、デモである程度、曲の雰囲気を作って、それにベースとかをのせてもらって曲を先に録って、最後に歌です。

サッシャ:それぞれバンドメンバーの演奏も、相性のいいマイク選びの土台になっているということですね。バンドはやっぱりチームワークですね。

山中:そうですね。バンドはチームワークでしかないですからね(笑)。

ノイハウスは、アルバム2曲目に収録された『DIKIDANDAN』に注目。「ライブパフォーマンスをすると、盛り上がるんじゃないですか?」と、2人に問いかける。

山中:ツアーでは「本当に初めて聴いたのかな?」と思うくらい、このアルバムでいちばん盛り上がっている楽曲じゃないですかね。

サッシャ:そこまで言い切れるって、最高!

ノイハウス:リード曲として選ばれていますが、理由はあるんですか?

山中:僕らはアルバムや音源も大事に作っていますけど、やっぱりずっと“ライブバンド”として売ってきているので、ライブでいちばん爆発力のある楽曲をリード曲にしたいと思って選びました。

THE ORAL CIGARETTES「DIKIDANDAN」Music Video

ライブで行った、地方での1枚

「MUSIC+1」では木曜恒例企画「あなたのケータイに入っている写真を見せて!」を実施。まだSNSにアップしていない写真をふたりに公開してもらうことに。



あきら:これは、メンバー4人で仙台にライブで行った際の前乗り日に、ずっと行きたかった中華料理屋さんに予約して行って、そこのシェフの方とお食事後に撮った写真です。

サッシャ:何というお店ですか?

あきら:KUROMORIさんというところです。

ノイハウス:何がおいしかったですか?

山中:びっくりするぐらい全部おいしかったです。(行く前に)あきらにすごくハードルを上げられていたんですよ。

あきら:僕は縁があって(以前にも)行ったことがあったので、メンバーに「ほんまにおいしいから! めっちゃ楽しみにしてて!」と話していました。

山中:それでめっちゃ楽しみにして行ったらおいしすぎて、(「KUROMORI」は)通販もやっていらっしゃるので、家に帰って速攻で(通販を)頼みました。

あきら:そこの中華料理屋さんは、宮城県の食材のみで料理を作っているんです。野菜から魚、お肉、出汁、お塩まで全部。そういうこだわりのある方でした。

続く山中がチョイスしたのも、飲食店での写真。焼肉屋のカウンターで撮られた1枚には、気さくな雰囲気の男性も写っていた。



山中:佐賀県にある、一見さんお断りの焼肉屋さんで、「俺が大将!」みたいな感じの人がやっています。(写真では)フランクな感じですけど、お肉を切っているときはめちゃくちゃかっこいいんですよ。

サッシャ:職人感が出ている?

山中:そうです。「初めての人とかはいらない。俺は近くにいる人を大切にしたいから」という思いで一見さんお断りにしたらしいのですが、俺らに心を開いてくれた瞬間がその写真です(笑)。

サッシャ:お店の名前は公表してもいいですか?

山中:「明月館・肉上手」というところです。友だちが初めて連れて行ってくれて、いままで食べた焼き肉のなかでいちばんおいしかったので、今度、佐賀でライブをするときは絶対にメンバーと行きたいなと思っています。

あきら:(この写真の日は)ギターのシゲと2人で行っていたので、僕は行ってないんですよ。

山中:その前にサウナに行ったんですけど、そのサウナが3人までしか予約が取れなかったので、(自分と)友だちと、メンバー1人の3人で。あきらも(ドラムの中西)雅哉も、地方にけっこう友だちがいるけど、シゲは割といつも暇そうだから、かわいそうだなと思って(誘いました)(笑)。

THE ORAL CIGARETTESは、4月にアリーナツアー『AlterGeist0000 ARENA TOUR 2025』を開催する。4月12日(土)、13日(日)は横浜アリーナ、18日(金)、19日は大阪城ホールで行われる。

サッシャ:どんなライブになりそうですか?

山中:アリーナでワンマンライブをすることもひさしぶりなので、アリーナでしかできないワンマンをちゃんと見せられるように、いま着々と準備を進めているところです。

サッシャ:きっと最高のライブを見せてくれると思います。

アリーナツアーの詳細や最新情報は、公式サイトまで。

J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
radikoで聴く
2025年3月6日28時59分まで

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番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-13:00

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