2月26日(水)に3rdアルバム『ATOMIC CHIHUAHUA』をリリースするINABA/SALASがJ-WAVEの番組に出演。最新アルバム、そしてツアーについて語った。
INABA/SALASのメンバー、B'zの稲葉浩志とスティーヴィー・サラスがゲストとして登場したのは、2月23日(日)にオンエアされたJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。
クリス:この番組にINABA/SALASとして登場するのは2020年以来5年ぶりです。パンデミックでツアーをキャンセルして以来ですが、もう通常運行ですか?
稲葉:通常っていうのがなかなか難しい(笑)。ただパンデミックでツアーがキャンセルになったので、それはやっておきたいよね、という話はスティーヴィーとずっとしていました。
クリス:スティーヴィーと稲葉さんはほぼ同世代で20年来の友人ということですが、仕事以外でも連絡は取ってるんですか。
稲葉:パンデミックのときにツアーがキャンセルになって以来、今回まで会ってなかったんですよ。でも連絡自体は結構取ってました。
クリス:スティーヴィー・サラスを紹介しますと、彼は1990年に『スティーヴィー・サラス・カラーコード』をリリースして以来ギタリストとして活躍しています。それこそミック・ジャガーとかスティーヴン・タイラーとか錚々たるミュージシャンと活動してきましたが、他にも様々なことをされていて、テレビ番組のプロデューサーや博物館のアドバイザー、映画プロデューサーにもなっています。2017年に制作され、日本では2020年に公開されたネイティブ・アメリカンの音楽ドキュメンタリー『ランブル ⾳楽界を揺るがしたインディアンたち』は当時話題になりましたが、これもエグゼクティブ・プロデューサーはスティーヴィー・サラスだったんです。
サラス:はい!
クリス:はい、じゃないよ(笑)。本当にいろんなことをされてるすごい人なんですが、東京に来るといつも案内役なんですよ、私。そんなおふたりをお招きしております。稲葉さんからみてスティーヴィーのすごさってどんなところですかね?
稲葉:音楽的なことを言ったら細かくありますけど、基本的にはエネルギーじゃないですかね、底なしの。
クリス:底なしですよね。本当にそう思います。スティーヴィーにも同じ質問をしたところ、回答が「僕は今まで有名なボーカリスト、たとえばテレンス・トレント・ダービーやミック・ジャガー、シールとかいろんなボーカリストと仕事をしてきたけど、稲葉浩志はスティーヴン・タイラーと同等かそれ以上。世界的なロックボーカリストだと思う」と。そして「エッジー(危険)」だと。稲葉浩志は危険(笑)と言ってました。どこが危険なんですかね?
稲葉:この人冗談しか言わないんで、はい(笑)。
クリス:2017年に1stアルバム『CHUBBY GROOVE』、2020年に2ndアルバム『Maximum Huavo』、そして5年ぶりとなる3枚目のニューアルバム『ATOMIC CHIHUAHUA』が2月26日(水)にリリースされます。1stアルバムのジャケットが豚さんで、2ndは雄鶏、で今回の3rdはチワワという。動物にこだわってるんですか?
稲葉:いや、こだわってるわけじゃないんですけど、スティーヴィーと次はどうする?って話はしていたので、彼なりに動物をモチーフにしているのかもしれません。
クリス:スティーヴィーにも訊いたところ、実は稲葉さんが動物を選んでいる、僕じゃないと言っています。1stアルバムのレコーディングでナッシュビルに行ったとき、マットというドラマーがいて、彼がペットとして豚を飼っていたので豚がテーマになったとのこと。2枚目は稲葉さんがブルース・リーのモノマネをして「アチョー!」と言ったときにそこからきたと。これはスティーヴィー談ですよ、あくまで。で、次も動物だろうということで、スティーヴィーが犬を使おうと提案したときに、結構凶暴だけど小さい犬はチワワだ、という話になり、最終的にチワワになったということです。アルバムも3枚目ということで、どういう新しい挑戦があったんでしょうか?
稲葉:今回、もともとツアーをやりたいよね、というところから始まって、ツアーやるなら1曲新曲を作っておこうか、と。ツアーの勢いづけになるような。で、作業を始めたんですけど、彼からギターリフだったり毎日いっぱいアイディアが届くので、それを聴くと「もうちょっと膨らまして1曲に仕上げたいな」って欲が出てきて。もともと1曲だけ作るところから始まったことだったんですが、物量的にはこれ(アルバム)くらいになっちゃったという。
クリス:スティーヴィーって本当に、すごくかっこいいリフの宝庫じゃないですか。
稲葉:そうなんですよ。
クリス:やっぱり触発されちゃう?
稲葉:すごくインスピレーションを受けますね。グルーヴもすごいし、それはなかなか普段自分が考えつかないことなので、これを曲にしないともったいないなと思わせますね。
ここでアルバムから『EVERYWHERE』をオンエアした。
クリス:これ、先日『ミュージックステーション(テレビ朝日系)』で披露した曲ですよね。前回、ゲストでこの番組に出ていただいたときに「今後のINABA/SALASはどうなりますか?」と訊いたら「神のみぞ知る」とおっしゃってましたが(笑)、3枚目が出て。どうですか、久しぶりに一緒に仕事して。おふたりの仕事は早いですよね。
稲葉:5年前は本当にそう思っていたから「神のみぞ知る」って言ったと思うんですけど。仕事は早い、そうですね。でも彼の粘りが相当強いので。僕も普段は飲まないエナジードリンクを飲まないといけない感じになっちゃいます。
クリス:普段はいい感じにやんちゃなスティーヴィーですけどね。仕事をやるときは真剣にやるということですね。
稲葉:質問は「過去でも未来でも、ズバリタイムマシーンがあったら行ってみたい時代はありますか?」。とりあえず、パッと思いつくのはピラミッドの建設現場ですね(笑)。
クリス:ピラミッドの建設現場、見たいですよね!どうやって石を積み上げたか諸説ありますからね。石を浮遊させたとか、石を溶かしたとか。もしかしたら、我々の知らないテクノロジーがあるかも。
サラス:My Turn?(僕の番?)
クリス:スティーヴィーの質問は「やっちまったな!最近やらかしたこと、失敗したことひとつ教えてください」。その答えは、とあるジャズクラブに僕(クリス)と一緒に飲みに行ったときに、お金を払わないで帰っちゃったって。たまにそういう話もありますけどね(笑)。
クリス:また音楽の話に戻りましょう。CDの初回限定盤に、『Nishi Meets Higashi Jam』というスペシャル映像が収録されているそうですね。
稲葉:セッションしている映像を撮りたいって話があったんで、ふたりでツアーのセットリストを考えるっていう映像を撮ったんです。
クリス:オフテイクみたいな。
稲葉:完全オフテイクですね。
クリス:今回8年ぶりのツアーなんですね。どんなツアーになりますか?
稲葉:アルバムが2枚出てて、今回3枚目をなんとかリリースできたので、それを散りばめながら。
クリス:ツアー自体の新しい要素って何かありますか?
稲葉:前回はZeppツアーだったんですけど、今回はアリーナもあるので、少しステージも派手になったりとか。規模的に、大きいダンスクラブじゃないけど、それくらいの気分でできると思ってます。
クリス:どんなショーになるかスティーヴィーにも聞きました。とにかくバンドがすごいと。前回もすごかったけど、今回も、ものすごく上手いテクニシャン揃いで、カリスマ性もすごく高いそうです。前回はスチュアート・ゼンダーという日本でも人気のベーシストだったけど、今回はアルマンド・サバルレッコという、ポール・サイモンと一緒にやったことがあり、スチュワート・コープランドとも共演したことがあるすごいミュージシャンを迎えました。今回のバンドも素晴らしいので自分は楽させてもらうと。私は楽ができると言っております(笑)。
INABA/SALASの最新情報は、B'zの公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
INABA/SALASのメンバー、B'zの稲葉浩志とスティーヴィー・サラスがゲストとして登場したのは、2月23日(日)にオンエアされたJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。
コロナ禍でキャンセルとなったツアーを必ずやりたいと思っていた
まずはMCのクリス・ペプラーが稲葉浩志とスティーヴィー・サラスを紹介し、彼らの友情について話を訊いた。クリス:この番組にINABA/SALASとして登場するのは2020年以来5年ぶりです。パンデミックでツアーをキャンセルして以来ですが、もう通常運行ですか?
稲葉:通常っていうのがなかなか難しい(笑)。ただパンデミックでツアーがキャンセルになったので、それはやっておきたいよね、という話はスティーヴィーとずっとしていました。
クリス:スティーヴィーと稲葉さんはほぼ同世代で20年来の友人ということですが、仕事以外でも連絡は取ってるんですか。
稲葉:パンデミックのときにツアーがキャンセルになって以来、今回まで会ってなかったんですよ。でも連絡自体は結構取ってました。
クリス:スティーヴィー・サラスを紹介しますと、彼は1990年に『スティーヴィー・サラス・カラーコード』をリリースして以来ギタリストとして活躍しています。それこそミック・ジャガーとかスティーヴン・タイラーとか錚々たるミュージシャンと活動してきましたが、他にも様々なことをされていて、テレビ番組のプロデューサーや博物館のアドバイザー、映画プロデューサーにもなっています。2017年に制作され、日本では2020年に公開されたネイティブ・アメリカンの音楽ドキュメンタリー『ランブル ⾳楽界を揺るがしたインディアンたち』は当時話題になりましたが、これもエグゼクティブ・プロデューサーはスティーヴィー・サラスだったんです。
サラス:はい!
クリス:はい、じゃないよ(笑)。本当にいろんなことをされてるすごい人なんですが、東京に来るといつも案内役なんですよ、私。そんなおふたりをお招きしております。稲葉さんからみてスティーヴィーのすごさってどんなところですかね?
稲葉:音楽的なことを言ったら細かくありますけど、基本的にはエネルギーじゃないですかね、底なしの。
クリス:底なしですよね。本当にそう思います。スティーヴィーにも同じ質問をしたところ、回答が「僕は今まで有名なボーカリスト、たとえばテレンス・トレント・ダービーやミック・ジャガー、シールとかいろんなボーカリストと仕事をしてきたけど、稲葉浩志はスティーヴン・タイラーと同等かそれ以上。世界的なロックボーカリストだと思う」と。そして「エッジー(危険)」だと。稲葉浩志は危険(笑)と言ってました。どこが危険なんですかね?
稲葉:この人冗談しか言わないんで、はい(笑)。
ツアー用に1曲だけ作るつもりが、アルバムに
続いて、2月26日(水)に発売される3rdアルバム『ATOMIC CHIHUAHUA』についてもう少し深掘りしてゆく。クリス:2017年に1stアルバム『CHUBBY GROOVE』、2020年に2ndアルバム『Maximum Huavo』、そして5年ぶりとなる3枚目のニューアルバム『ATOMIC CHIHUAHUA』が2月26日(水)にリリースされます。1stアルバムのジャケットが豚さんで、2ndは雄鶏、で今回の3rdはチワワという。動物にこだわってるんですか?
稲葉:いや、こだわってるわけじゃないんですけど、スティーヴィーと次はどうする?って話はしていたので、彼なりに動物をモチーフにしているのかもしれません。
クリス:スティーヴィーにも訊いたところ、実は稲葉さんが動物を選んでいる、僕じゃないと言っています。1stアルバムのレコーディングでナッシュビルに行ったとき、マットというドラマーがいて、彼がペットとして豚を飼っていたので豚がテーマになったとのこと。2枚目は稲葉さんがブルース・リーのモノマネをして「アチョー!」と言ったときにそこからきたと。これはスティーヴィー談ですよ、あくまで。で、次も動物だろうということで、スティーヴィーが犬を使おうと提案したときに、結構凶暴だけど小さい犬はチワワだ、という話になり、最終的にチワワになったということです。アルバムも3枚目ということで、どういう新しい挑戦があったんでしょうか?
稲葉:今回、もともとツアーをやりたいよね、というところから始まって、ツアーやるなら1曲新曲を作っておこうか、と。ツアーの勢いづけになるような。で、作業を始めたんですけど、彼からギターリフだったり毎日いっぱいアイディアが届くので、それを聴くと「もうちょっと膨らまして1曲に仕上げたいな」って欲が出てきて。もともと1曲だけ作るところから始まったことだったんですが、物量的にはこれ(アルバム)くらいになっちゃったという。
クリス:スティーヴィーって本当に、すごくかっこいいリフの宝庫じゃないですか。
稲葉:そうなんですよ。
クリス:やっぱり触発されちゃう?
稲葉:すごくインスピレーションを受けますね。グルーヴもすごいし、それはなかなか普段自分が考えつかないことなので、これを曲にしないともったいないなと思わせますね。
ここでアルバムから『EVERYWHERE』をオンエアした。
INABA/SALAS "EVERYWHERE"
稲葉:5年前は本当にそう思っていたから「神のみぞ知る」って言ったと思うんですけど。仕事は早い、そうですね。でも彼の粘りが相当強いので。僕も普段は飲まないエナジードリンクを飲まないといけない感じになっちゃいます。
クリス:普段はいい感じにやんちゃなスティーヴィーですけどね。仕事をやるときは真剣にやるということですね。
番組恒例ガチャ、稲葉浩志がタイムスリップしたい時代は?
続いて番組恒例のガチャがスタート。ゲストにガチャガチャを回してもらい、カプセルの中に入っている質問に答えるコーナーだ。稲葉:質問は「過去でも未来でも、ズバリタイムマシーンがあったら行ってみたい時代はありますか?」。とりあえず、パッと思いつくのはピラミッドの建設現場ですね(笑)。
クリス:ピラミッドの建設現場、見たいですよね!どうやって石を積み上げたか諸説ありますからね。石を浮遊させたとか、石を溶かしたとか。もしかしたら、我々の知らないテクノロジーがあるかも。
サラス:My Turn?(僕の番?)
クリス:スティーヴィーの質問は「やっちまったな!最近やらかしたこと、失敗したことひとつ教えてください」。その答えは、とあるジャズクラブに僕(クリス)と一緒に飲みに行ったときに、お金を払わないで帰っちゃったって。たまにそういう話もありますけどね(笑)。
ツアーではバンドメンバーにも注目してほしい
話はまたアルバムに戻り、初回限定盤に収録された映像からツアーの見どころを訊いた。クリス:また音楽の話に戻りましょう。CDの初回限定盤に、『Nishi Meets Higashi Jam』というスペシャル映像が収録されているそうですね。
稲葉:セッションしている映像を撮りたいって話があったんで、ふたりでツアーのセットリストを考えるっていう映像を撮ったんです。
クリス:オフテイクみたいな。
稲葉:完全オフテイクですね。
クリス:今回8年ぶりのツアーなんですね。どんなツアーになりますか?
稲葉:アルバムが2枚出てて、今回3枚目をなんとかリリースできたので、それを散りばめながら。
クリス:ツアー自体の新しい要素って何かありますか?
稲葉:前回はZeppツアーだったんですけど、今回はアリーナもあるので、少しステージも派手になったりとか。規模的に、大きいダンスクラブじゃないけど、それくらいの気分でできると思ってます。
クリス:どんなショーになるかスティーヴィーにも聞きました。とにかくバンドがすごいと。前回もすごかったけど、今回も、ものすごく上手いテクニシャン揃いで、カリスマ性もすごく高いそうです。前回はスチュアート・ゼンダーという日本でも人気のベーシストだったけど、今回はアルマンド・サバルレッコという、ポール・サイモンと一緒にやったことがあり、スチュワート・コープランドとも共演したことがあるすごいミュージシャンを迎えました。今回のバンドも素晴らしいので自分は楽させてもらうと。私は楽ができると言っております(笑)。
INABA/SALASの最新情報は、B'zの公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54