
山崎育三郎がこれからの目標や、2025年に企画・出演するミュージカルへの想いなどを語った。
山崎が登場したのは、井桁弘恵が「チーフ」としてナビゲートする、ラジオを「ラボ」に見立てたJ-WAVEの番組『LOGISTEED TOMOLAB.~TOMORROW LABORATORY』(通称、トモラボ)。私たちの周りにある森羅万象を「イシュー(テーマ)」にして、各界で活躍する「フェロー」を毎週ゲストに迎えながら、明日が豊かになるヒントを探すプログラムだ。
山崎をフェローとして迎えた1月25日(土)の放送は、同番組の通算200回目のオンエアとなり、スペシャル企画をお届けした。ここでは、その模様の一部をテキストで紹介する。ポッドキャストでも配信中だ。
・ポッドキャストページはこちら。
山崎は東京都出身。12歳のときにミュージカルデビュー。2007年『レ・ミゼラブル』マリウス役に抜擢され、華やかな容姿、卓越した表現力でミュージカル界のプリンスとして人気を集める。2015年には日曜劇場『下町ロケット』(TBSテレビ系列)で注目を浴び、映画やドラマなどにも多数出演。『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)では井桁とともにMCを務めている。また、2月28日(金)より3月22日(土)まで、東急シアターオーブで上演されるミュージカル『昭和元禄落語心中』に出演する。
番組は、2人が質問に答える形式で進行。最初の質問は「おふたりは抱負や目標を立てるタイプですか?」というものだった。
山崎:特に決めていないかな。発表されていないものも含めて、毎年、1年間のスケジュールが決まっているんです。それをきっちりこなす感じですね。
井桁:気持ち的な目標を決めたりします? たとえば、プライベートで「こんなことをしたい」とか「こういう心持ちでいたい」とか。
山崎:子どもとたくさん遊びたい。いま一番楽しいんですよね。
井桁:なにをするんですか?
山崎:毎日、家でキャッチボールしています。上の子が野球をやっていて「大谷翔平になりたい」と言っているんです。僕は古田敦也さんが好きで、息子もキャッチャーをやってみたいと言うので、サンタさんからキャッチャーミットをもらって一緒に柔らかくしたんです。いまは息子がキャッチャー、僕がピッチャーでずっと投げて捕る、をやっています。7、8割の力で投げても捕れちゃうんですよ。
井桁:嘘でしょ(笑)。
山崎:本当。本格的に練習していて、野球がいま一番楽しいかな。
井桁: その年代は上達が早いですし。
山崎: ちょっとセンスあるかもね。
井桁: 我が子ながら?
山崎: うん。親バカだけどすごくうまい。運動神経いいかもしれないね。
井桁:育さん自身も運動神経いいですよね。
山崎: いちおう全国大会ベスト8。小学6年生のときに西武球場でピッチャーしてますから。
井桁: すごい。じゃあ、いまはそれが楽しいんですね。
山崎:あとは始球式ですね。2024年は阪神タイガースと日本ハムファイターズの2球団で投げさせてもらいましたけど、いつか全球団でやりたい。始球式と歌のセットはなかなかいないらしくて。阪神タイガースのときも国歌独唱して5分後に始球式、しっかりストライク入れました。ファイターズのときは北海道だから『大空と大地の中で』を歌って、そのあと投げる。最終的には大谷(翔平)選手の試合で国歌を歌いたいですね。
井桁:WBCの舞台とかになるのかな?
山崎:そうですね。自慢だけど、イチローさんの引退試合で国歌を歌わせてもらいました。しかも日本国歌とアメリカ国歌の2曲を続けて。
井桁:アメリカ国歌も日本人が歌っていいんですか?
山崎:「両方歌ってください」って依頼があって。イチローさんが横にいるなかで最後の試合、東京ドームで5万人がシーンとしていて。
井桁:本当ですか?(笑)
山崎:ここで嘘つくの? (笑)。
井桁:「嘘だー」って言いたくなるレベルの話じゃないですか。
山崎:高校で留学していたんですが、留学時代の友だちみんなから「イチローの引退試合観たよ」ってFacebookでメッセージが届いて。それがメジャーリーグの開幕戦だったんです。言い続けると意外に夢じゃなくなることもありますよね。
山崎:これも自分の昔からの夢なんです。日本は『レ・ミゼラブル』や『エリザベート』『ミス・サイゴン』など、海外ヒット作を上演するのが主流なんですよね。でも日本で生まれて、世界に出ていくミュージカル作品を作っていくべきだと思います。
井桁:確かに、日本のミュージカルはそんなに多くないイメージがあります。
山崎:日本人特有の国民性もあって、タモリさんが「ミュージカル嫌い」って言うように、話していて急に歌い出すのは恥ずかしいみたいな感覚があったんだと思う。いまはミュージカル映画やディズニー実写版、さらにTikTokとかで若い人がダンスを披露したりして、自分を表現するのが身近になっているから、思ったより受け入れられるんじゃないかと。
山崎は、2018年にNHKで放送されたドラマ『昭和元禄落語心中』に出演した際に「これをミュージカル化したい」と、思い立ったそう。
山崎:ドラマを撮影しているときから「絶対にミュージカル化したら面白い」と思っていたんです。それが6年経って、ようやく上演が決まりました。いまは稽古中で、音楽や振付、セット、衣装などをゼロから作り上げている。自分が企画しているので、気持ちが入っています。だから2025年の抱負は、積み重ねてきた「わくわくするもの」を自分で形にしていく、っていう感じですかね。
続いての質問は「『心と体』ということで、それぞれが健康でいるために心がけていることはありますか?」だった。
井桁:メンタルとフィジカルの健康については、なるべく俯瞰して自分のことを見るようにしています。
山崎:それはコントロールできるほう?
井桁:できるほうですね。
山崎:いげちゃんは安定しているイメージかな。
井桁:「今日は落ちているな」と思ったら「今日は落ちているな」と認めるし。
山崎:無理しないタイプというか。
井桁:そうなったら「今日はもう無理です」みたいなことを言っちゃうので。あと、心が疲れているなと思ったら、ドライブをしてひとりで景色がいいところに行って、スッキリして帰ってきます。本当に時間がないときはいっぱい食べるとか。
山崎:どういうときに気持ちが落ちちゃうの?
井桁:体が疲れているとか寝不足で余裕がないと、イライラして人にあたっちゃう。すると自分で「言い方きつかったな」と気付いて落ち込みます。でもそのときは優しい言葉をかけられないから、負のループがぐるぐるまわる、というのはあります。
井桁はSNSで自分の名前を検索(エゴサ)して落ち込むこともあるという。
井桁:育さんはエゴサしないって言ってますよね。その代わり、ファンクラブがあたたかい場所だと。私もそれを聞いて2024年にファンクラブを開設したんです。
山崎:おめでとうございます。いいでしょ?
井桁:育さんが言ってくれたことがすごく印象に残っていて。私にもあたたかい味方でいてくれる「この人のために頑張れる」みたいな場所がほしいなと思って。ファンクラブを開設しました。めちゃくちゃあたたかいです。
山崎:そうなのよ。ファンクラブのコミュニティ以外で本音は語らない。みんな同じものが好きで、同じ感性の人たちの集まりなので幸せしかないのよ。そこで幸せな気持ちになれるし、SNSは無法地帯だから想いを発信する必要もない。クローズドな世界を作ったほうがみんな心が穏やかになれる。
井桁:気付いたら会員同士でコメントし合っていたり。
山崎:仲よくなってお友だちになるとかね。
井桁:「育さん、こういうこと言ってたんだ」って思いましたね。それはいま心の安定につながっていると思います。
J-WAVE『LOGISTEED TOMOLAB.~TOMORROW LABORATORY』は毎週土曜夜8時からオンエア。公式サイトでは、オンエア内容を「グラレコ」でわかりやすくまとめている。
現在は、2025年2月1日のオンエアがradikoタイムフリー機能で楽しめる。イシューは「休む」。日本人は休むのが下手? 休むとは何か、休む方法とは? 休養学の第一人者・片野秀樹さんをフェローに迎えて語り合った。
・番組サイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tomolab/
山崎が登場したのは、井桁弘恵が「チーフ」としてナビゲートする、ラジオを「ラボ」に見立てたJ-WAVEの番組『LOGISTEED TOMOLAB.~TOMORROW LABORATORY』(通称、トモラボ)。私たちの周りにある森羅万象を「イシュー(テーマ)」にして、各界で活躍する「フェロー」を毎週ゲストに迎えながら、明日が豊かになるヒントを探すプログラムだ。
山崎をフェローとして迎えた1月25日(土)の放送は、同番組の通算200回目のオンエアとなり、スペシャル企画をお届けした。ここでは、その模様の一部をテキストで紹介する。ポッドキャストでも配信中だ。
・ポッドキャストページはこちら。
抱負や目標を立てる?
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本番組では、毎回グラレコで内容を解説している
番組は、2人が質問に答える形式で進行。最初の質問は「おふたりは抱負や目標を立てるタイプですか?」というものだった。
山崎:特に決めていないかな。発表されていないものも含めて、毎年、1年間のスケジュールが決まっているんです。それをきっちりこなす感じですね。
井桁:気持ち的な目標を決めたりします? たとえば、プライベートで「こんなことをしたい」とか「こういう心持ちでいたい」とか。
山崎:子どもとたくさん遊びたい。いま一番楽しいんですよね。
井桁:なにをするんですか?
山崎:毎日、家でキャッチボールしています。上の子が野球をやっていて「大谷翔平になりたい」と言っているんです。僕は古田敦也さんが好きで、息子もキャッチャーをやってみたいと言うので、サンタさんからキャッチャーミットをもらって一緒に柔らかくしたんです。いまは息子がキャッチャー、僕がピッチャーでずっと投げて捕る、をやっています。7、8割の力で投げても捕れちゃうんですよ。
井桁:嘘でしょ(笑)。
山崎:本当。本格的に練習していて、野球がいま一番楽しいかな。
井桁: その年代は上達が早いですし。
山崎: ちょっとセンスあるかもね。
井桁: 我が子ながら?
山崎: うん。親バカだけどすごくうまい。運動神経いいかもしれないね。
井桁:育さん自身も運動神経いいですよね。
山崎: いちおう全国大会ベスト8。小学6年生のときに西武球場でピッチャーしてますから。
井桁: すごい。じゃあ、いまはそれが楽しいんですね。
山崎:あとは始球式ですね。2024年は阪神タイガースと日本ハムファイターズの2球団で投げさせてもらいましたけど、いつか全球団でやりたい。始球式と歌のセットはなかなかいないらしくて。阪神タイガースのときも国歌独唱して5分後に始球式、しっかりストライク入れました。ファイターズのときは北海道だから『大空と大地の中で』を歌って、そのあと投げる。最終的には大谷(翔平)選手の試合で国歌を歌いたいですね。
井桁:WBCの舞台とかになるのかな?
山崎:そうですね。自慢だけど、イチローさんの引退試合で国歌を歌わせてもらいました。しかも日本国歌とアメリカ国歌の2曲を続けて。
井桁:アメリカ国歌も日本人が歌っていいんですか?
山崎:「両方歌ってください」って依頼があって。イチローさんが横にいるなかで最後の試合、東京ドームで5万人がシーンとしていて。
井桁:本当ですか?(笑)
山崎:ここで嘘つくの? (笑)。
井桁:「嘘だー」って言いたくなるレベルの話じゃないですか。
山崎:高校で留学していたんですが、留学時代の友だちみんなから「イチローの引退試合観たよ」ってFacebookでメッセージが届いて。それがメジャーリーグの開幕戦だったんです。言い続けると意外に夢じゃなくなることもありますよね。
「わくわくするもの」を自分で形にしていく
2025年1月18日(土)で39歳になった山崎は、2025年2月よりミュージカル『昭和元禄落語心中』に出演。同作品の企画も務めている山崎は、その想いを語った。ミュージカル『昭和元禄落語心中』PV
井桁:確かに、日本のミュージカルはそんなに多くないイメージがあります。
山崎:日本人特有の国民性もあって、タモリさんが「ミュージカル嫌い」って言うように、話していて急に歌い出すのは恥ずかしいみたいな感覚があったんだと思う。いまはミュージカル映画やディズニー実写版、さらにTikTokとかで若い人がダンスを披露したりして、自分を表現するのが身近になっているから、思ったより受け入れられるんじゃないかと。
山崎は、2018年にNHKで放送されたドラマ『昭和元禄落語心中』に出演した際に「これをミュージカル化したい」と、思い立ったそう。
山崎:ドラマを撮影しているときから「絶対にミュージカル化したら面白い」と思っていたんです。それが6年経って、ようやく上演が決まりました。いまは稽古中で、音楽や振付、セット、衣装などをゼロから作り上げている。自分が企画しているので、気持ちが入っています。だから2025年の抱負は、積み重ねてきた「わくわくするもの」を自分で形にしていく、っていう感じですかね。
心と体の健康のために
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放送回のグラレコ
井桁:メンタルとフィジカルの健康については、なるべく俯瞰して自分のことを見るようにしています。
山崎:それはコントロールできるほう?
井桁:できるほうですね。
山崎:いげちゃんは安定しているイメージかな。
井桁:「今日は落ちているな」と思ったら「今日は落ちているな」と認めるし。
山崎:無理しないタイプというか。
井桁:そうなったら「今日はもう無理です」みたいなことを言っちゃうので。あと、心が疲れているなと思ったら、ドライブをしてひとりで景色がいいところに行って、スッキリして帰ってきます。本当に時間がないときはいっぱい食べるとか。
山崎:どういうときに気持ちが落ちちゃうの?
井桁:体が疲れているとか寝不足で余裕がないと、イライラして人にあたっちゃう。すると自分で「言い方きつかったな」と気付いて落ち込みます。でもそのときは優しい言葉をかけられないから、負のループがぐるぐるまわる、というのはあります。
井桁はSNSで自分の名前を検索(エゴサ)して落ち込むこともあるという。
井桁:育さんはエゴサしないって言ってますよね。その代わり、ファンクラブがあたたかい場所だと。私もそれを聞いて2024年にファンクラブを開設したんです。
山崎:おめでとうございます。いいでしょ?
井桁:育さんが言ってくれたことがすごく印象に残っていて。私にもあたたかい味方でいてくれる「この人のために頑張れる」みたいな場所がほしいなと思って。ファンクラブを開設しました。めちゃくちゃあたたかいです。
山崎:そうなのよ。ファンクラブのコミュニティ以外で本音は語らない。みんな同じものが好きで、同じ感性の人たちの集まりなので幸せしかないのよ。そこで幸せな気持ちになれるし、SNSは無法地帯だから想いを発信する必要もない。クローズドな世界を作ったほうがみんな心が穏やかになれる。
井桁:気付いたら会員同士でコメントし合っていたり。
山崎:仲よくなってお友だちになるとかね。
井桁:「育さん、こういうこと言ってたんだ」って思いましたね。それはいま心の安定につながっていると思います。
J-WAVE『LOGISTEED TOMOLAB.~TOMORROW LABORATORY』は毎週土曜夜8時からオンエア。公式サイトでは、オンエア内容を「グラレコ」でわかりやすくまとめている。
現在は、2025年2月1日のオンエアがradikoタイムフリー機能で楽しめる。イシューは「休む」。日本人は休むのが下手? 休むとは何か、休む方法とは? 休養学の第一人者・片野秀樹さんをフェローに迎えて語り合った。
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