シンガーソングライターのTOMOOが、Mステ出演時のエピソードや、新曲『コントラスト』の制作秘話を語った。
TOMOOがゲストとして登場したのは、J-WAVEの番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ここでは、1月26日(日)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
クリス:テレ朝だから隣のビルですよね。
TOMOO:はい。今日、J-WAVEに来るときに「おとといも来たな」って思いました(笑)。(※J-WAVEはテレビ朝日の隣のビル)
クリス:やっぱりスタジオでの演奏は違いました?
TOMOO:違いますね。直前までが一番緊張しました。スタッフの方に「あと30秒です!」って言われたときに「もう知らん(笑)!」ってなりました。もう逃げられないので(笑)。
クリス:緊張するときって、お腹にきます?
TOMOO:お腹にもきますし、手足がめちゃめちゃ冷たくもなりますし、呼吸が浅くなるし、いろいろあります。
クリス:やっぱり人間はみんな同じですね。深呼吸しました?
TOMOO:深呼吸するんですけど、吸えている気がしないんですよ。
クリス:タモリさんはどうでしたか。
TOMOO:今回、あまりお話しできなかったんですけど、和田アキ子さんが20年ぶりに出演ということで、和田さんとタモリさんが和気藹々とされているのを後ろから「素敵だなあ」と思って見ていました。
クリス:和田さんと写真も撮ってましたよね。
TOMOO:放送が終わったあとにご挨拶させていただきました。実は私、何年も前から自分の声に悩んでいる時期があって、和田アキ子さんの声に勇気づけられていたんです。それをご本人にお伝えさせていただいたら、ハグしてくださって。めちゃくちゃ優しい方で感動しました。
クリス:この曲は書き下ろしですが、テーマやお題のようなものはあったんですか?
TOMOO:特になかったんですよ。ただ、私の曲がエンディングテーマとして流れる期間にどこからどこまでお話が進むのか、起こるストーリーとか、人物の心情とかに寄り添いつつ、でも思うがままに作ってくださいと言われました。私としては「切ない気持ちもありつつ、期待するような気持ちもある」っていう瑞々しい感じ、10代の気持ちを描きました。
クリス:『アオのハコ』自体が青春部活ラブストーリーなんですよね。曲を作るにあたって、自分の学生時代がもとになっていたりしますか?
TOMOO:学校というより、学生だった年齢のときに思っていた気持ちを書いたんですけど、私は女子校で、部活とかで先輩に憧れて一喜一憂するようなことがあったりして、そういう気持ちを思い出したりしました。
クリス:中学・高校は演劇部に所属していたそうですね。もともとは女優さんを目指していたんですか?
TOMOO:いや、演劇は楽しいなとは思っていたんですが、女子校なので私は男性役ばかりだったんです。
クリス:なんで男性役だったんですか?
TOMOO:声が低いからじゃないですかね。なので、女性の役がわからないから、実際にそれをお仕事にするのは無理だろうなって思っていました。
クリス:でもその頃から、舞台の上に立つことが好きだったということですね。
TOMOO:そうですね。舞台でどう見えるかを意識したのはその頃からです。
クリス:そして、新曲のタイトルは『コントラスト』ですが、このタイトルはどこから思いついたんですか?
TOMOO:歌詞があらかたできてからタイトルをつけたんですけど、サビの「なんでこんなに嬉しいの なんでこんなに悲しいの」っていう言葉がキーフレーズになっているんですね。その「嬉しい」「悲しい」っていう対極の言葉が、瑞々しい心においては鮮やかだったよなと思って、感情が両極端な言葉の間をジェットコースターのように日々行き来することを「コントラスト」という言葉でわかってもらえるかも、と思ってつけました。
クリス:ここでガチャです。この玉を開いて、入っていた質問を読んでください。
TOMOO:「自分へのご褒美、最近、自分へのご褒美で買ったもの、やったことを教えてください」。今履いている靴を買いました。これ、なんて言うんですかね? かかとのところがスリッパ状になっているやつ。中がもふもふしていて厚底なんですけど、UGGの……いえ、違いますよ、UGGです。
クリス:(笑)ディレクターが今、それは「サボ」だって言って、TOMOOさんが「違いますよ、UGGです」って(笑)。「UGGのサボ」ってことですよね(笑)。
TOMOO:サボか(笑)。すみません! ずっと憧れていて、有名な人がラジオに出演するときにサンダル履いてカジュアルな格好で来るじゃないですか。それをかっこいいって、ずっと思っていたので。
クリス:わかります。ゆるい格好で、肩に力が入っていない感じですね。
TOMOO:そうです。すぐに肩に力が入ってしまうので、そういうのに憧れがあって買いました。
クリス:次のガチャは。
TOMOO:「絶対うまいはず、ズバリ得意料理はなんですか?」。料理は得意じゃないんですけど、カレーだけはこだわりという原動力だけでおいしいところまで持っていかないとやってられないというか(笑)。
クリス:どんなカレーですか?
TOMOO:いろいろあるんですけど、ポークビンダルーってご存知ですか? 「ビン」はワインのことで、ポルトガルとインドの境目みたいな料理なんです。豚肉を、ポルトガルのワイン煮込みみたいにして、カレーのスパイスがミックスされていて。
クリス:作るときのこだわりはなんですか?
TOMOO:うまみの芳醇さがどれくらいあるか、かな? 酸っぱいんですけど、私の好みは「酸っぱ!」のあとに「辛っ!」ってなるんですけど、ふくよかな甘みと奥行きがある感じで。
クリス:なんかすごいなあ! 本格的ですね。
TOMOO:いや、まだそこまではいけてなくて、理想のポークビンダルーを作りたいと思っているところです。
クリス:未完なんですね。でも楽しいですよね。
TOMOO:はい。理想どおりできたときは嬉しいんだろうなって思ってます。
TOMOO:最初の頃はコソコソ小さい声で「いつか武道館でライブしたいんですよね」って言っていたんですけど、だんだんその声をここまで大きくしていって、夢が叶って、不思議な気持ちです。たどり着いてみると、遠くに見えていた海の水が透明に見えるみたいな感じで。なんとも言えない気持ちです。
クリス:武道館に他のアーティストのライブを観に行ったことはありますか?
TOMOO:けっこう観に行ってますね。印象深いライブがいっぱいありました。
クリス:たとえば?
TOMOO:Coccoさんとか、sumikaさんとか。sumikaさんは「武道館はお客さんの顔がよく見える場所なんだってことがわかりました」って片岡さんが仰っていて。私も顔が見える場所として武道館を目指したいなって、ちょっとこっそり思いました。
クリス:武道館に呼びたい人はいますか?
TOMOO:私が音楽を志すきっかけを与えてくれた友だちのユキコですかね。
クリス:どんな友だちなんですか?
TOMOO:私が中学生のときに、ユキコちゃんからもらった手紙の返事として歌を作って聞かせたら、「絶対歌手になったほうがいい、私が最初のファンだからね」って言ってくれて。
クリス:すごくいい話ですね。セリフのような素晴らしい言葉。それはライブに呼ばないといけないですね。あとはご両親とか?
TOMOO:そうですね。昔、喧嘩した、もう会ってない人とかも(笑)。
クリス:ぜひ、ここまでたどり着いたことを伝えたいですよね。
TOMOOの最新情報は、公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
TOMOOがゲストとして登場したのは、J-WAVEの番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ここでは、1月26日(日)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
『ミュージックステーション』の思い出
1月24日に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演したTOMOO。2回目の出演となる今回は、初めてゲストや司会者が座っているスタジオで新曲『コントラスト』を披露した。まず、出演時のエピソードを訊いた。クリス:テレ朝だから隣のビルですよね。
TOMOO:はい。今日、J-WAVEに来るときに「おとといも来たな」って思いました(笑)。(※J-WAVEはテレビ朝日の隣のビル)
クリス:やっぱりスタジオでの演奏は違いました?
TOMOO:違いますね。直前までが一番緊張しました。スタッフの方に「あと30秒です!」って言われたときに「もう知らん(笑)!」ってなりました。もう逃げられないので(笑)。
クリス:緊張するときって、お腹にきます?
TOMOO:お腹にもきますし、手足がめちゃめちゃ冷たくもなりますし、呼吸が浅くなるし、いろいろあります。
クリス:やっぱり人間はみんな同じですね。深呼吸しました?
TOMOO:深呼吸するんですけど、吸えている気がしないんですよ。
クリス:タモリさんはどうでしたか。
TOMOO:今回、あまりお話しできなかったんですけど、和田アキ子さんが20年ぶりに出演ということで、和田さんとタモリさんが和気藹々とされているのを後ろから「素敵だなあ」と思って見ていました。
クリス:和田さんと写真も撮ってましたよね。
TOMOO:放送が終わったあとにご挨拶させていただきました。実は私、何年も前から自分の声に悩んでいる時期があって、和田アキ子さんの声に勇気づけられていたんです。それをご本人にお伝えさせていただいたら、ハグしてくださって。めちゃくちゃ優しい方で感動しました。
自分が学生の頃に思っていた気持ちを曲に
TOMOOは1月8日に新曲『コントラスト』をリリースした。この曲は、現在放送中のアニメ『アオのハコ』(TBS系)第2クールのエンディングテーマとしてオンエアされている。TOMOO - コントラスト【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
TOMOO:特になかったんですよ。ただ、私の曲がエンディングテーマとして流れる期間にどこからどこまでお話が進むのか、起こるストーリーとか、人物の心情とかに寄り添いつつ、でも思うがままに作ってくださいと言われました。私としては「切ない気持ちもありつつ、期待するような気持ちもある」っていう瑞々しい感じ、10代の気持ちを描きました。
クリス:『アオのハコ』自体が青春部活ラブストーリーなんですよね。曲を作るにあたって、自分の学生時代がもとになっていたりしますか?
TOMOO:学校というより、学生だった年齢のときに思っていた気持ちを書いたんですけど、私は女子校で、部活とかで先輩に憧れて一喜一憂するようなことがあったりして、そういう気持ちを思い出したりしました。
クリス:中学・高校は演劇部に所属していたそうですね。もともとは女優さんを目指していたんですか?
TOMOO:いや、演劇は楽しいなとは思っていたんですが、女子校なので私は男性役ばかりだったんです。
クリス:なんで男性役だったんですか?
TOMOO:声が低いからじゃないですかね。なので、女性の役がわからないから、実際にそれをお仕事にするのは無理だろうなって思っていました。
クリス:でもその頃から、舞台の上に立つことが好きだったということですね。
TOMOO:そうですね。舞台でどう見えるかを意識したのはその頃からです。
クリス:そして、新曲のタイトルは『コントラスト』ですが、このタイトルはどこから思いついたんですか?
TOMOO:歌詞があらかたできてからタイトルをつけたんですけど、サビの「なんでこんなに嬉しいの なんでこんなに悲しいの」っていう言葉がキーフレーズになっているんですね。その「嬉しい」「悲しい」っていう対極の言葉が、瑞々しい心においては鮮やかだったよなと思って、感情が両極端な言葉の間をジェットコースターのように日々行き来することを「コントラスト」という言葉でわかってもらえるかも、と思ってつけました。
番組恒例「ガチャタイム」で質問に答える
トークの後半は番組恒例の「ガチャ」。TOMOOは出てきたボールに入っている質問に答えた。クリス:ここでガチャです。この玉を開いて、入っていた質問を読んでください。
TOMOO:「自分へのご褒美、最近、自分へのご褒美で買ったもの、やったことを教えてください」。今履いている靴を買いました。これ、なんて言うんですかね? かかとのところがスリッパ状になっているやつ。中がもふもふしていて厚底なんですけど、UGGの……いえ、違いますよ、UGGです。
クリス:(笑)ディレクターが今、それは「サボ」だって言って、TOMOOさんが「違いますよ、UGGです」って(笑)。「UGGのサボ」ってことですよね(笑)。
TOMOO:サボか(笑)。すみません! ずっと憧れていて、有名な人がラジオに出演するときにサンダル履いてカジュアルな格好で来るじゃないですか。それをかっこいいって、ずっと思っていたので。
クリス:わかります。ゆるい格好で、肩に力が入っていない感じですね。
TOMOO:そうです。すぐに肩に力が入ってしまうので、そういうのに憧れがあって買いました。
クリス:次のガチャは。
TOMOO:「絶対うまいはず、ズバリ得意料理はなんですか?」。料理は得意じゃないんですけど、カレーだけはこだわりという原動力だけでおいしいところまで持っていかないとやってられないというか(笑)。
クリス:どんなカレーですか?
TOMOO:いろいろあるんですけど、ポークビンダルーってご存知ですか? 「ビン」はワインのことで、ポルトガルとインドの境目みたいな料理なんです。豚肉を、ポルトガルのワイン煮込みみたいにして、カレーのスパイスがミックスされていて。
クリス:作るときのこだわりはなんですか?
TOMOO:うまみの芳醇さがどれくらいあるか、かな? 酸っぱいんですけど、私の好みは「酸っぱ!」のあとに「辛っ!」ってなるんですけど、ふくよかな甘みと奥行きがある感じで。
クリス:なんかすごいなあ! 本格的ですね。
TOMOO:いや、まだそこまではいけてなくて、理想のポークビンダルーを作りたいと思っているところです。
クリス:未完なんですね。でも楽しいですよね。
TOMOO:はい。理想どおりできたときは嬉しいんだろうなって思ってます。
初の武道館ライブへの思いを語る
5月23日(金)に自身初となる日本武道館でのライブが決定したTOMOO。今の心境を訊いた。TOMOO:最初の頃はコソコソ小さい声で「いつか武道館でライブしたいんですよね」って言っていたんですけど、だんだんその声をここまで大きくしていって、夢が叶って、不思議な気持ちです。たどり着いてみると、遠くに見えていた海の水が透明に見えるみたいな感じで。なんとも言えない気持ちです。
クリス:武道館に他のアーティストのライブを観に行ったことはありますか?
TOMOO:けっこう観に行ってますね。印象深いライブがいっぱいありました。
クリス:たとえば?
TOMOO:Coccoさんとか、sumikaさんとか。sumikaさんは「武道館はお客さんの顔がよく見える場所なんだってことがわかりました」って片岡さんが仰っていて。私も顔が見える場所として武道館を目指したいなって、ちょっとこっそり思いました。
クリス:武道館に呼びたい人はいますか?
TOMOO:私が音楽を志すきっかけを与えてくれた友だちのユキコですかね。
クリス:どんな友だちなんですか?
TOMOO:私が中学生のときに、ユキコちゃんからもらった手紙の返事として歌を作って聞かせたら、「絶対歌手になったほうがいい、私が最初のファンだからね」って言ってくれて。
クリス:すごくいい話ですね。セリフのような素晴らしい言葉。それはライブに呼ばないといけないですね。あとはご両親とか?
TOMOO:そうですね。昔、喧嘩した、もう会ってない人とかも(笑)。
クリス:ぜひ、ここまでたどり着いたことを伝えたいですよね。
TOMOOの最新情報は、公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
radikoで聴く
2025年2月2日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54