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2025年のK-POPシーンは、ベテラン勢が盛り上げる? 韓国エンタメウォッチャーが予想

2025年のK-POPシーンは、ベテラン勢が盛り上げる? 韓国エンタメウォッチャーが予想

韓国エンタメウォッチャー、K-POPゆりこさんが2024年、そして今後のK-POPシーンについて語った。

K-POPゆりこさんが登場したのは、2024年12月31日(火)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ)内のコーナー「MUSIC+1」だ。

K-POP業界の2024年を総括

まずK-POPゆりこさんは、年初に予想した2024年のK-POP業界の動きを振り返った。

サッシャ:2024年のはじめにコメントでいろいろと語っていただきました。新人ボーイズグループが大活躍する1年になると。

K-POPゆりこ:RIIZE、BOYNEXTDOOR、TWS、ZEROBASEONEと、私が名前を挙げたグループがみなさん大活躍しました。

サッシャ:日本人も活躍しましたね。

K-POPゆりこ:日本人メンバーが在籍するNCT WISHの人気が思った以上に、日本でも韓国でも上がってきたというのは今年のトピックかなと思います。

サッシャ:一方でちょっと予想外のトラブルもありました。

K-POPゆりこ:暗いニュースもあったかなと思います。ボーイズグループのなかではRIIZEが突出するかなと思っていました。実際にそうなった部分もありますが、メンバーのスンハンさんの想定外の脱退劇が、秋に起こってしまいました。デビューしてすぐに私生活の問題が明らかになり活動休止していましたが、10月に活動再開を発表しました。ですが、一部のアンチからの激しいバッシングがありまして。

サッシャ:厳しいね。

K-POPゆりこ:たった2日間で脱退を発表してしまいました。「事務所の対応はどうだったのか」、「アンチの対策が弱かったんじゃないか」と。

サッシャ:外堀を埋めないままに戻そうとしてしまった、ということもあるのでしょうか?

K-POPゆりこ:それもあると思います。同時に、ファンの在り方、「人を応援するってどういうことなのか」など、いろいろな課題を多方面に突きつけた問題だと思います。

K-POPゆりこは2024年のK-POP業界のトップニュース「NewJeansと事務所の契約問題」についても語った。

K-POPゆりこ:まだ解決していないので、2025年に続いてしまうと思います。簡単にご説明しますと、HYBE傘下のレーベルADORの当時の代表でNewJeansの生みの親、ミン・ヒジンさんがHYBEの経営陣やほかのレーベルの経営陣との葛藤や、過去にあった問題について記者会見で発表しました。日本でもニュースに取り上げられたので、ご存じの方も多いと思います。

サッシャ:HYBEはBTSの事務所ですからね。その傘下の会社の問題ということで、ニュースになりました。

K-POPゆりこ:NewJeansのメンバーがグループの会社のスタッフから、いじめを受けているのではないかという話もありました。

サッシャ:信じられない。

K-POPゆりこ:韓国の国会でも問題が上がったり、ほかのグループも巻き込まれてしまったりと、どんどん話が大きくなっていきました。現在ミン・ヒジンさんはADORを去り、NewJeansもADORとの専属契約を解除するという発表をしました。これも前代未聞だと思います。一方で、12月3日(火)にADORは「NewJeansとの専属契約はまだ有効です」と、ソウル中央地方裁判所に提訴した状態です。

サッシャ:2025年は名前を変えて再始動するんじゃないかとか、いろいろな説があります。

K-POPゆりこ:すでに彼女たちはNewJeansという名前を放送では言っていないんですよね。「こんにちは」だけになっているので「改名の準備をしているのかな?」とも思います。

2025年はベテラン勢がシーンを盛り上げる?

番組ではG-DRAGONの『HOME SWEET HOME(feat. TAEYANG & DAESUNG)』をオンエア。K-POPゆりこさんは2025年に向けての「明るい話題」について語った。

G-DRAGON - HOME SWEET HOME (Official Audio) (feat. TAEYANG & DAESUNG)

サッシャ:G-DRAGONのカムバック、BIGBANGの復活は大きな話題だったんじゃないでしょうか。

K-POPゆりこ:2024年の最も明るい話題だったと思います。11月にG-DRAGONが約7年ぶりの電撃復帰。突然『POWER』という新曲でカムバックしました。発表してすぐに韓国のチャートを駆け上りまして、年末のアワード、いろいろな大舞台に急遽参加が決まりましたよね。かつてのファンも盛り上がりましたが、プラスアルファで新しいファンも獲得しているという。さすが強いなG-DRAGON、というところですね。

サッシャ:復活組でいうとほかにもあります。

K-POPゆりこ:BIGBANGの妹分として活躍していた2NE1も10年ぶりに再結成して、日本のライブも大盛況でした。

サッシャ:ベテラン勢も頑張るのが2025年?

K-POPゆりこ:2025年はベテラン勢の存在感を再認識する、シーンを再び盛り上げてくれる年になるんじゃないか、というのをひとつの予想として立てています。

サッシャ:韓国の音楽シーンは入れ替わりが激しいですよね。

K-POPゆりこ:いままでは本当にそうでした。ちょっと前だったら「30代になったら、次は俳優」といったネクストステージもありましたが、どんどんK-POPのアイドルグループの寿命が延びてきた気もしていますし、ファン層も広がってきています。K-POPの歴史も長くなってきましたよね。

サッシャ:K-POPで育った人たちも年齢を重ねてきて、同年代の人を引き続き応援できるようになってきたと。

K-POPゆりこ:そういった環境になってきていると思います。

サッシャ:ほかにも復活しそう、戻ってきそうとかはありますか?

K-POPゆりこ:2025年はEXOのメインダンサー・カイ、一番年下のセフンが除隊します。最近、イベントとかでEXOの曲をカバーするアーティストが増えていますが、「本家本元が戻ってくるんじゃないか」というのを期待していて。ただ、一部メンバーで事務所と契約問題を抱えている人もいますので“期待”と。そして、なんといってもBTSです。

サッシャ:BTSはどうなっているんですか?

K-POPゆりこ:2025年6月には、みんな除隊する予定です。全員揃ってのツアーは2026年になるんじゃないかと。

サッシャ:戻ってきても準備期間がありますからね。

K-POPゆりこ:韓国の報道、証券会社から情報が出ています。

サッシャ:証券会社!? 経済にわたるような問題なんですね。

K-POPゆりこ:K-POPの大きなネタバレみたいなものは、韓国の金融界が握っていたりします。

2025年は「混沌とする」?

K-POPゆりこさんは最後に2025年のK-POPシーンについて、予想も含めて語った。

サッシャ:2025年デビュー予定で注目のグループを教えてください。

K-POPゆりこ:1月6日(月)にJYPエンターテインメントからボーイズグループ、KickFlipのデビューが発表される予定です。日本人メンバーもいて、かつてオーディション番組に出ていたメンバーの一部が入っているのでは、と言われています。

サッシャ:ほかにはありますか?

K-POPゆりこ:SMエンターテインメントからもaespa以来、約5年ぶりのガールズグループが出るのではと言われています。

サッシャ:まだ詳細はわからないんですね。

K-POPゆりこ:ある程度「この子たちなんじゃないか」という情報が出てはいます。あと、韓国の報道ではYGエンターテイメントやHYBE系のレーベルからも複数デビューするのではないかと言われています。

サッシャ:あらためて2025年のK-POPシーンを総括するとどうでしょうか?

K-POPゆりこ:いままで『STEP ONE』でけっこう予想を当ててきたと思いますが、2025年が一番難しいです。NewJeansの問題がどのように、いつ解決するか、というのもシーン全体に影響するような気がします。あとはベテラン勢の復活、プラス新しい子たちがどう入ってくるか。男女か、ベテランか新人か、というのを超えて、いろいろな人が混在する年になるんじゃないかと私は予想しています。

サッシャ:毎年当てまくっているゆりこさんが2025年は「混沌とする」と。そのままのK-POPシーンになるのかどうか、2025年の年末に答え合わせをしたいと思います。

J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」の放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。

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