Saucy Dogの石原慎也が、「自分自身を作り上げている3つの構成要素」を紹介。また2024年12月18日(水)にリリースしたSaucy Dogのミニアルバム『ニューゲート』について語った。
石原が出演したのは、J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo・稲葉 友)。オンエアは2024年12月20日(金)。
石原:ミサンガとか験担ぎをめちゃくちゃ大事にしていて。
稲葉:それは日常的に?
石原:そうですね。今まで足首に4つミサンガを着けたんですけど、4回とも全部願いごとが叶ってるんです。ちゃんと叶っているから、それから験担ぎが大事だと思うようになりました。
稲葉:今も着けているんですか?
石原:今は着けてないです。ただ財布の中には切れたミサンガがずっと入っていますね。
LiLiCo:踏み出す足とかは? ステージには必ず左足から踏み出すとか。
石原:ステージに出るときは、ステージに一番近い人と、手を握ってハイタッチをするようにしてますね。
LiLiCo:そのハイタッチができなかったときは、ライブはうまくいかないの?
石原:ちょっとモヤモヤというかフワフワしちゃいますね。
自分自身を作り上げている構成要素の2つ目、石原は「妖怪」と答えた。
石原:日本の妖怪が好きで。妖怪のかわいらしさとか作品によって妖怪のよさが変わってくるんですよ。「この本ではこういう風に綴られているけど、こっちは悪い妖怪っぽく綴られているな」みたいな。そういうのも知るのが好きで。
LiLiCo:。今、スウェーデンで日本の妖怪展をやっているの。
石原:ええ!
稲葉:小豆洗とか、ぬらりひょんとか、LiLiCoとか。
LiLiCo:そう(笑)。私、妖怪だと思われたからオープン前に入れてもらえたの(笑)。
石原:スウェーデン行きたいな。
稲葉:妖怪は地域に根ざしたヒストリーがあるから掘っていくとおもしろいですよね。
石原:日本の地域に根ざしているものであるにもかかわらず、スウェーデンでやるっていうのがおもしろいですよね。「この妖怪は関西地方で」って言われてもわからなそうですけどね。
LiLiCo:でも、ちゃんと人が観に行ってるから。
3つ目の要素に石原は「御朱印帳」と答えた。
石原:今、御朱印をけっこう集めていて。やっぱりお寺とかまわったりしたいですね。パワースポットとかけっこう好きなので。この前もゼロ磁場に行ってきたりとか日光に行ったりとか。
LiLiCo:じゃあ、御朱印帳はたくさん集めてる?
石原:今年から始めたのでまだ1冊です。どうせお寺に行くならと思って始めました。
LiLiCo:ほかにも石原さんは、おとそを毎年自分で作っているそうですね。
石原:おとそにする用のパックがあるんですけど、それを大みそかに漬けておいて次の日(元旦)の朝におとそを飲むんです。本当だったら「今年もよろしくお願いします」とか言いながら家族で回して飲むんですけど、俺1人しかいないので自分で作って飲んでますね。
LiLiCo:「ニューゲート」ってすごく新しい気持ちになる言葉だけど、なぜタイトルにしたんですか?
石原:昔の懐かしいSaucy Dog感もありつつ、未来に向かうSaucy Dogも混ざっている、まさしく中間地点というか入り口のような1枚になると思っていて。何十年経ってもこのミニアルバムを聴いて「この1枚があったから今のSaucy Dogがいるな」って思ってもらえるような作品になりました。
稲葉:ミニアルバムといっても8曲も入ってますよね。歌詞は基本的に石原さんが書かれているんですか。
石原:はい。
稲葉:歌詞は実体験から書かれているのか、日々思うことを反映することが多いのか、どちらが多いですか?
石原:実体験が多いですね。『この長い旅の中で』(映画『52ヘルツのクジラたち』主題歌)のような映画やドラマのタイアップは原作を読んで、その内容と自分を重ねるエピソードを探していきます。やはり実体験が多めかもしれませんね。
稲葉:実体験を掘りすぎるとしんどくなりませんか? 生きていると開けたくない蓋もあるじゃないですか。
石原:その点で自分は得してるなって思うのは、歌詞を書いているときに「書かないといけない」っていうしんどさが勝っちゃって、それをちょっと克服できるというか。
稲葉:向き合ったうえで昇華できることが、書かなきゃいけないことによって、ある種スムーズに行われると。
石原:「こんなこともあった、あんなこともあった……」、でも書かなきゃいけないから、いちいちそれに感傷的になれない感じです。
LiLiCo:リリースしてみんなに聴いてもらったら(心の傷とかが)治る気がする。
石原:みんなに聴いてもらって浄化するじゃないですけど。
LiLiCo:そういう経験をしている人がほかにもたくさんいるからこそ共感をしてくれるんですね。
稲葉:僕、『コーンポタージュ』の歌詞がすごく好きなんですよね。
稲葉:コーンポタージュの底に取り残された感じと、自分の精神的、身体的に取り残されていることのリンクは、あるあるで使われきっていたと思っていたけど、まだちゃんと(新しい表現が)あったんだなって、グッときました。
石原:うれしいですね。
石原:「これをやっちゃダメだよ」「これはやりたくない」「こっちのほうがいい」といった言い合いが多すぎて毎回ケンカになるんです。
稲葉:それがSaucy Dogのクリエイティブの手順の1つみたいな。
石原:そうですね。今となってはありがたいなって思いますね。
LiLiCo:歌詞を書きながら「ここは何か言われるだろうな」とか思ったりするのはちょっとね(笑)。
石原:俺はこう思ってるんだけどな……みたいな(笑)。
稲葉:伝わるかなって。
石原:そうそう(笑)。
LiLiCo:音楽って本当に難しいよね。だから曲を生み出せる人ってすごいよね。
ミニアルバム『ニューゲート』のCDパッケージには初回プレス封入特典として来年スタートする全国ホールツアーの先行予約シートも封入されている。
石原:4月から8月まで全国11カ所22公演のツアーになります。このミニアルバムを引っさげて回る感じになるかなと思います。4月から8月なので『コーンポタージュ』は季節的に合わないかもしれないと思いながらも、みんながやってくれって言うのであれば(やります)。
稲葉:みんな言っていこう!
最後に石原は『ニューゲート』収録の『よくできました』をリクエストし、オンエアした。
Saucy Dogの最新情報は、公式サイトまで。
LiLiCoと稲葉がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』の放送は金曜の11時30分から。
石原が出演したのは、J-WAVEで放送中の番組『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo・稲葉 友)。オンエアは2024年12月20日(金)。
財布には切れたミサンガがずっと入っている
まずは石原に音楽以外の「自分自身を作り上げている3つの構成要素」を訊くと、1つ目に「ジンクス」と答えた。石原:ミサンガとか験担ぎをめちゃくちゃ大事にしていて。
稲葉:それは日常的に?
石原:そうですね。今まで足首に4つミサンガを着けたんですけど、4回とも全部願いごとが叶ってるんです。ちゃんと叶っているから、それから験担ぎが大事だと思うようになりました。
稲葉:今も着けているんですか?
石原:今は着けてないです。ただ財布の中には切れたミサンガがずっと入っていますね。
LiLiCo:踏み出す足とかは? ステージには必ず左足から踏み出すとか。
石原:ステージに出るときは、ステージに一番近い人と、手を握ってハイタッチをするようにしてますね。
LiLiCo:そのハイタッチができなかったときは、ライブはうまくいかないの?
石原:ちょっとモヤモヤというかフワフワしちゃいますね。
自分自身を作り上げている構成要素の2つ目、石原は「妖怪」と答えた。
石原:日本の妖怪が好きで。妖怪のかわいらしさとか作品によって妖怪のよさが変わってくるんですよ。「この本ではこういう風に綴られているけど、こっちは悪い妖怪っぽく綴られているな」みたいな。そういうのも知るのが好きで。
LiLiCo:。今、スウェーデンで日本の妖怪展をやっているの。
石原:ええ!
稲葉:小豆洗とか、ぬらりひょんとか、LiLiCoとか。
LiLiCo:そう(笑)。私、妖怪だと思われたからオープン前に入れてもらえたの(笑)。
石原:スウェーデン行きたいな。
稲葉:妖怪は地域に根ざしたヒストリーがあるから掘っていくとおもしろいですよね。
石原:日本の地域に根ざしているものであるにもかかわらず、スウェーデンでやるっていうのがおもしろいですよね。「この妖怪は関西地方で」って言われてもわからなそうですけどね。
LiLiCo:でも、ちゃんと人が観に行ってるから。
3つ目の要素に石原は「御朱印帳」と答えた。
石原:今、御朱印をけっこう集めていて。やっぱりお寺とかまわったりしたいですね。パワースポットとかけっこう好きなので。この前もゼロ磁場に行ってきたりとか日光に行ったりとか。
LiLiCo:じゃあ、御朱印帳はたくさん集めてる?
石原:今年から始めたのでまだ1冊です。どうせお寺に行くならと思って始めました。
LiLiCo:ほかにも石原さんは、おとそを毎年自分で作っているそうですね。
石原:おとそにする用のパックがあるんですけど、それを大みそかに漬けておいて次の日(元旦)の朝におとそを飲むんです。本当だったら「今年もよろしくお願いします」とか言いながら家族で回して飲むんですけど、俺1人しかいないので自分で作って飲んでますね。
歌詞は実体験が多い
Saucy Dogは12月18日(水)に8枚目のミニアルバム『ニューゲート』をリリースした。LiLiCo:「ニューゲート」ってすごく新しい気持ちになる言葉だけど、なぜタイトルにしたんですか?
石原:昔の懐かしいSaucy Dog感もありつつ、未来に向かうSaucy Dogも混ざっている、まさしく中間地点というか入り口のような1枚になると思っていて。何十年経ってもこのミニアルバムを聴いて「この1枚があったから今のSaucy Dogがいるな」って思ってもらえるような作品になりました。
稲葉:ミニアルバムといっても8曲も入ってますよね。歌詞は基本的に石原さんが書かれているんですか。
石原:はい。
稲葉:歌詞は実体験から書かれているのか、日々思うことを反映することが多いのか、どちらが多いですか?
石原:実体験が多いですね。『この長い旅の中で』(映画『52ヘルツのクジラたち』主題歌)のような映画やドラマのタイアップは原作を読んで、その内容と自分を重ねるエピソードを探していきます。やはり実体験が多めかもしれませんね。
稲葉:実体験を掘りすぎるとしんどくなりませんか? 生きていると開けたくない蓋もあるじゃないですか。
石原:その点で自分は得してるなって思うのは、歌詞を書いているときに「書かないといけない」っていうしんどさが勝っちゃって、それをちょっと克服できるというか。
稲葉:向き合ったうえで昇華できることが、書かなきゃいけないことによって、ある種スムーズに行われると。
石原:「こんなこともあった、あんなこともあった……」、でも書かなきゃいけないから、いちいちそれに感傷的になれない感じです。
LiLiCo:リリースしてみんなに聴いてもらったら(心の傷とかが)治る気がする。
石原:みんなに聴いてもらって浄化するじゃないですけど。
LiLiCo:そういう経験をしている人がほかにもたくさんいるからこそ共感をしてくれるんですね。
稲葉:僕、『コーンポタージュ』の歌詞がすごく好きなんですよね。
Corn Potage
石原:うれしいですね。
ケンカはクリエイティブの手順?
続いて、レコーディングの話題になると石原は「Saucy Dogのメンバーは言い合いが多い」と明かす。石原:「これをやっちゃダメだよ」「これはやりたくない」「こっちのほうがいい」といった言い合いが多すぎて毎回ケンカになるんです。
稲葉:それがSaucy Dogのクリエイティブの手順の1つみたいな。
石原:そうですね。今となってはありがたいなって思いますね。
LiLiCo:歌詞を書きながら「ここは何か言われるだろうな」とか思ったりするのはちょっとね(笑)。
石原:俺はこう思ってるんだけどな……みたいな(笑)。
稲葉:伝わるかなって。
石原:そうそう(笑)。
LiLiCo:音楽って本当に難しいよね。だから曲を生み出せる人ってすごいよね。
ミニアルバム『ニューゲート』のCDパッケージには初回プレス封入特典として来年スタートする全国ホールツアーの先行予約シートも封入されている。
石原:4月から8月まで全国11カ所22公演のツアーになります。このミニアルバムを引っさげて回る感じになるかなと思います。4月から8月なので『コーンポタージュ』は季節的に合わないかもしれないと思いながらも、みんながやってくれって言うのであれば(やります)。
稲葉:みんな言っていこう!
最後に石原は『ニューゲート』収録の『よくできました』をリクエストし、オンエアした。
Yokudekimashita
LiLiCoと稲葉がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』の放送は金曜の11時30分から。
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