Audiは、なぜ「音楽体験ミュージアム」とコラボしたのか？ 同社の“音へのこだわり”を紐解く

提供：アウディ ジャパン

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100年以上の歴史を持つドイツのプレミアム自動車ブランド・Audiは、創業当時から「Vorsprung durch Technik」をブランド哲学として掲げている。日本語で「技術による先進」を意味するこのスローガンの通り、同社は卓越した技術と洗練されたデザインで自動車業界を牽引してきた。ハイパフォーマンスカーから電気自動車に至るまで、未来を見据えた革新性と感性を刺激するモビリティを提供し、多くのドライバーを魅了し続けている。

そのAudiが、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内にある情報発信拠点「TOKYO NODE」で開催中の展覧会「MUUUSE : MUSIC MUSEUM ～⾳に触れる、光を聞く。⾝体が反射する。～」とコラボレーション中だ。

本展覧会は、TOKYO NODEとラジオ局・J-WAVEが共同開催したもの。テーマに掲げるのは「⾝体ごと⾳楽に没⼊する新感覚の⾳楽体験ミュージアム」。その通り、音楽、テクノロジー、アートが交錯する特別な空間が広がり、感覚を揺さぶる構成となっている。

会場内ではYOASOBIやTM NETWORK、水曜日のカンパネラ、UVERworldといった、ラジオでもお馴染みのアーティストの楽曲が鳴り響く。世界で活躍するクリエイターが制作した映像表現とともに、聴覚のみならず視覚、触覚を通じて音楽を全身で楽しむことができるのだ。はただ音楽を「聴く」のではなく、「体験する」。新しい音楽鑑賞のかたちを発見できる内容となっている。

Audiが音で楽しめるブースも

そんなミュージアム会場に現れるのが、Audiのコンパクト電気自動車「Audi Q4 e-tron」の車両だ。美しいフォルムが特徴的なこの車両は、未来的なデザインとテクノロジーの象徴であり、本展覧会にも馴染んでいる。 夜をイメージした暗いブースの中では、「Audi Q4 e-tron」から生み出される音響デザインを中心にした演出が展開される。身体に響き、新鮮ながらもどこか耳馴染みが良い音は、なんと実際の走行音など、車両から発する音を使用したオリジナル楽曲だ。

バックには、音の波形やグラフィックで構成された街の喧騒や首都高を彷彿とさせる映像と光が連動する独自の空間が広がる。まるで「Audi Q4 e-tron」が未来に向けて走り出しているかのような演出が展開され、来場者は椅子に腰掛け、ラウンジ感覚で寛ぐことができる。

Audiの音へのこだわり─「アート」として扱う

AudiがJ-WAVE主催のMUUUSEとコラボレーションする背景には、同ブランドが長年培ってきた音響へのこだわりがある。もともと、車とラジオは密接な関係だ。ドライバーたちは昔から、運転中に変わりゆく風景とともに音楽を楽しんできた。

Audiは2005年以降、デンマークの高級オーディオブランド「バング＆オルフセン」と協業を開始。車内をまるでコンサートホールのような空間に変える音響技術を開発してきた。さらにQ4 e-tronでは米国の新興オーディオブランド「SONOS」のスピーカーを採用している。Audi車なら、好きな場所に移動しながら、極上の環境で音楽を満喫できる。J-WAVEとのコラボレーションはとても自然なことだった。

さらに、Audiは音を「機能」のひとつではなく「アート」として扱うアプローチを採用している。なんとエンジン音やエキゾースト音など車両から発する音も電子的に人工合成し、ときにはドライバーの感情を高揚させるように設計されているのだ。

「Audi Q4 e-tron」をはじめとする電動自動車についても、遮音性と静粛性を保ちながら、新しい音響体験を生み出すことに成功。これらの独自技術と美学は、Audiを音響マニアから支持されるブランドに押し上げている。心地よい音を追求してきたAudiの歴史が、MUUUSEという音楽体験型展覧会に絡み合ったわけだ。

「技術による先進」を音と光の世界で体現

Audi車は、単なる移動手段ではない。その車内音響や走行音のデザイン性を考えれば、まさに「ポータブルオーディオ」とも呼べる存在である。車を音楽を楽しむための空間として、また移動しながら音に没入するためのデバイスとしても、Audi車はその価値を示している。

MUUUSEにおける「Audi Q4 e-tron」の展示は、電動化された未来のモビリティが音楽体験そのものになり得る可能性を示唆している。この車両を中心にした展示が、多くの来場者に新たな発見と感動を与えていることは間違いない。

Audiの展示は、ブランドが掲げる「技術による先進」を音と光の世界で体現したと言える。車両を「音楽体験の場」として再解釈し、未来への可能性を示しているのだ。

同展覧会は2024年12月27日(金)まで虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE」で開催されている。音楽とテクノロジー、そしてモビリティの新たな融合を、ぜひ現地で体感してほしい。

＜取材・文＝小沢あや（ピース株式会社）＞

■開催概要

・イベント名
MUUUSE : MUSIC MUSEUM ～⾳に触れる、光を聞く。⾝体が反射する。～

・期間
2024年11月1日(金) - 2024年12月27日(金)

・営業時間
10:00 - 20:00(最終入場19:30)
※12月17日(火)以降は10:00 - 22:00（最終入場21:30）
※イベント開催日や貸切日など、開館・閉館時間が異なる場合があります。

・会場
TOKYO NODE GALLERY A/B/C
東京都港区虎ノ門2-6-2
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F

・Audi Q4 e-tron スペシャルサイト
https://www.audi.jp/e-tron/models/q4_e-tron/