Official髭男dism『Sharon』が2位！ 「僕自身のリアルなもどかしさ」を歌った曲【最新チャート】

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』でKaty Perryの『Woman's World』が1位を獲得した。

このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのデータをポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは7月28日（日）付のチャートを紹介！

10位：Coldplay『feelslikeimfallinginlove』

先週4位から6ポイントダウンで10位に。2011年の『FUJI ROCK FESTIVAL』でトリを飾ったColdplay。先日この曲のリリックビデオがバンドの公式YouTubeチャンネルで公開された。これまでに数々のアワードを受賞し、Elton JohnとDua Lipaのコラボ曲『Cold Heart』のミュージックビデオも手掛けたドイツ人イラストレーターRaman Djafariが監督を務め、世界中から名だたるアニメーター15名を集めて制作された一大アニメーション作品に。曲のタイトル通り「運命の相手を探す旅に出る」というストーリーが描かれており、アニメーター15人で共同制作しているだけあり、シーンごとにアニメのテイストが次々と変わっていくところが見どころになっている。

9位：Kessoncoda『Dreambend』

先週30位初登場から9位にジャンプアップしたのは、ウェストロンドンのドラムとキーボードのデュオ・Kessoncoda。UK出身ドラムのTom SunneyとキーボードのFilip Sowaによるデュオで、まだデビューしたばかりの新人の2人組だが、6月末には「Glastonbury Festival」、そして7月初めにはヨーロッパ最大規模のジャズフェスティバル「Love Supreme Jazz Festival」にも出演を果たした。「Love Supreme」では鍵盤とドラムセットが向かい合うように左右に配置され、満面の星空を思わせるようなセットをバックにパフォーマンスを実施したそう。

8位：Sala『EVERY HOUR』

先週と順位変わらず今週も8位に。この曲のサウンドプロデュースを手掛けているのは、J-WAVEの番組『MUSIC BLOOM』でもおなじみのShin Sakiura。Salaの公式XにはShin Sakiuraとスタジオで一緒にマフィンを食べながらこの曲で踊ったり、歌ったりしている2人の様子がアップされており「Shin Sakiuraが無表情で踊っているところ」が見ものなのだとか。

7位：羊文学『Burning』

先週5位から2ポイントダウンもトップ10圏内をキープした。7月に配信リリースされた同曲だが、CDでもリリースが決定。発売日は8月28日（水）。ジャケットにはこの曲がエンディングテーマとなっているアニメ『【推しの子】』（TOKYO MXほか）の主人公「星野アクア」のイラストが描かれている。CD版にはこの曲のアニメバージョン、アコースティックバージョンに加えて英語バージョンも収録される。アジアツアーも経て海外での注目度が高まっている羊文学だが、同曲は今後の海外進出の布石となるか。

6位：NewJeans『Supernatural』

今週は5ポイント後退で6位に。『How Sweet』で2連覇を達成したNewJeansだが、日本デビューシングルとなる『Supernatural』で3連覇、通算5連覇中だったがついに1位の座を明け渡して6連覇とはならなかった。6月の東京ドーム2デイズ公演が大盛況だったNewJeansの日本プロモーションの公式な売り上げはまだ発表されていないが、韓国のとある経済紙が東京ドーム公演のチケットとアルバム、グッズなどの売り上げを見積もると400から500億ウォン、日本円にしておよそ40から50億円におよぶと報道している。

5位：離婚伝説『本日のおすすめ』

痛恨の2ポイントダウンで今週は5位に。ボーカルの松田 歩とギターの別府 純によるユニット離婚伝説だが、2人に最近ハマっているおすすめを訊いてみたところ「暑くなってきて夜寝つけない、という方にピッタリ。ニトリのNクールをおすすめします」と回答。3つの冷たさから選ぶことができる寝具で、暑い夏の夜を乗り越えるために必須のアイテム。Nクールを愛用しているという2人は「クリスさんもぜひ使ってみてください」とコメントを寄せた。

4位：ONE OK ROCK『Delusion:All』

4位に初登場したのは先週ボーカルのTakaが同番組にゲスト出演したONE OK ROCKの『Delusion:All』。この曲が今週最も高い位置に初登場した「High Power Debut」ソングとなった。現在公開中の映画『キングダム 大将軍の帰還』の主題歌で、『キングダム』シリーズ1作目の主題歌として書き下ろされた『Wasted Nights』以来、2度目のコラボとなる。Takaはゲスト出演した際に今回のコラボについて「お世話になっている鍼灸師の先生がいて、映画に出演している大沢たかおさんも同じ先生に診てもらっており、その先生を通じて『もう1度コラボしてほしい』とオファーを受けた」と語っていた。

3位：DARUMAS『DARUMA』

先週2位まで上り詰めたものの、今週は1ポイントダウンで3位に。ハイチからチリに移住したボーカルのVedala Vilmond、そしてボーカル、ギターマイアミ出身のキューバ系アメリカ人のCeci Leon、そしてアルゼンチン出身のベーシストAldanaの3人からなる女子トリオDARUMAS。3人ともそれぞれ異なるバックグラウンドを持っており、ボーカルのVedalaは15歳のころにメジャーレーベルと契約、ソロアーティストとして何曲か作品を発表している。Ceciは10歳のころからギターを弾き始め、バンド結成前はボーカルとギターの先生として活動。Aldanaはプロデューサーとしての顔を持っており、これまでにラテン系のいろいろなミュージシャンの作品に携わってきたそう。そんな3人がそれぞれ、自身のキャリアを新しいステージとして始めたのがDARUMAS。AldanaがCeciに「バンドやらない？」と持ち掛けたところ、このプロジェクトがスタートしたのだとか。

2位：Official髭男dism『Sharon』

ニューアルバム『Rejoice』が発売され、先週32位からジジャンプアップで今週は2位に。アルバム発売日前日には、J-WAVEの『SONAR MUSIC』にメンバーがコメント出演し、アルバムの全曲解説を実施。『Sharon』に関してボーカルの藤原 聡は「仕事と家での時間の両立がうまくいかない、僕自身のリアルなもどかしさを歌っている。途中でキーが変わる転調がとても美しくて大好きな1曲です」と語っている。

1位：Katy Perry『Woman's World』

エントリー2週目にして頂点に。およそ4年ぶり、通算7枚目のスタジオアルバム『143』を9月にリリースするKaty Perryだが、そのアルバムのプロデューサーに名を連ねているのがDr. Lukeだ。『I Kissed A Girl』『California Gurls』『Roar』など、これまでKatyの大ヒットを数多く手掛けてきた人物で『Woman's World』も彼のプロデュースによるもの。しかしこれが物議を醸しているそうで、Dr. LukeはシンガーのKeshaから性的暴行や嫌がらせなどで訴えられ、9年間にわたる泥沼の裁判を繰り広げたのち、昨年ようやく和解が成立。有罪にはならなかったものの、Taylor Swift、Lady Gaga、Ariana Grandeなど多くのアーティスト仲間がKeshaを応援していたこともあり「限りなく黒に近いのでは」というのが大方の意見となっている。業界ではDr. Lukeを避ける動きがあるなか、あえてKatyはDr. Lukeを採用して「『Woman's World』は女性を力づける曲と言いながら、Dr. Lukeと組むのはおかしいのではないか」と批判されている。これがアルバムの売り上げにどう影響するのかが気になるところだ。

1位：Katy Perry『Woman's World』
2位：Official髭男dism『Sharon』
3位：DARUMAS『DARUMA』
4位：ONE OK ROCK『Delusion:All』
5位：離婚伝説『本日のおすすめ』
6位：NewJeans『Supernatural』
7位：羊文学『Burning』
8位：Sala『EVERY HOUR』
9位：Kessoncoda『Dreambend』
10位：Coldplay『feelslikeimfallinginlove』

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。