鞘師里保が、最近読んだお気に入りの書籍を紹介し、最近の活動について語った。
鞘師が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)のワンコーナー「DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF」。6月9日(日)のオンエアをテキストで紹介。
小川:今日は、鞘師さんがお気に入りの本を並べた写真を撮ってきてくれました。こちらを拝見します。
鞘師:ここ1年ぐらいに読んだ本たちになります。
小川:先ほどエッセイを読むことが多いとおっしゃっていましたね。
鞘師:エッセイを読むと、その方が何を考えて過ごされているかとか、人生観みたいなものを知れることが多いんですよね。人がどうやって生きているのか、どう考えて過ごされているのかを知るのが好きというのが、エッセイを読むことに表れているなと思います。
小川:写真には小説やエッセイがいろいろ写っていますが、私が気になったものは高瀬隼子さん『おいしいごはんが食べられますように』です。最近話題の一冊ですけども、いかがでしたか?
鞘師:実はまだ読んでいなくて、待機している本になります(笑)。
小川:私も家に「今度読む」と置いている本がたくさん溜まっております(笑)。隣の『リラの花咲くけものみち』(光文社)はどんな本ですか?
鞘師:獣医師を目指す大学生の女の子のお話です。動物が好きだから獣医を目指すんですけども、実際に動物の生死と関わるとき、果たしてこの仕事に携わることが幸せなのか、と主人公の葛藤が書かれていて考えさせられました。
小川:読んでどのような感想を持ちましたか?
鞘師:みなさん、夢を描くときにいい未来ばかり想像すると思うんです。だけど、それにのめり込んだときに知りたくなかった現実を知ってしまうんですね。私はもともとエンタメの世界に憧れて、今はここでお仕事をさせていただいておりますけども、自分が好きなこととか没頭できることを職業にするとき、果たしてそれはよかったのかと考える時期があったんです。やりたいことがお仕事になったときの葛藤と重なったというか、自分の経験を重ねてこの本を読んでおりました。
鞘師:絵のタッチがすごくかわいいです。
小川:こちらは漫画のエッセイですか?
鞘師:そうです。近藤聡乃さんは長年ニューヨークに住まれている方で、近藤さんのニューヨークでの日々を綴った連載を一冊にした本です。私自身、ニューヨークに留学しておりましたので、共感できる部分と「こういう生活をされているんだ」という発見がありました。
小川:見開き1ページずつタイトルが付いていて、エピソードが描かれていますね。「朝ごはんの壁」とか「必ず言われる」とか、タイトルから惹かれちゃいます。鞘師さんのニューヨークの生活はいかがでしたか? ダンスも日本でやるのと海外の人たちと一緒にやるのとでは違いましたか?
鞘師:私にとっては全然違う体験でした。日本だと基礎から習うことが多い傾向があると思うんですけど、ニューヨークだと飛び込みのクラスが多いんですよね。1時間半で1つの振付を覚えましょう、みたいなクラスにみんなが好きなときに飛び込むという感じなので、基礎練習をしっかりやっているイメージはないです。
小川:へええ!
鞘師:そのぶん、自分の解釈で自分の表現をしているカッコいいダンサーの方がたくさんいて、とても感化されました。私はちゃんとやらないといけない、基礎もやらないといけない、間違っていないかな……と気にしながら進むタイプだったのでぶち壊された感覚でした(笑)。
小川:鞘師さんは広島の時代から基礎を叩き込んできた方ですしね。
鞘師:幼少期からダンスを習っていて、地盤を固めていくようなダンサーの習い方をしていたので、衝撃でした。
小川:『ニューヨークで考え中』を読んでいても、価値観が壊れるという点で共感するところはありましたか?
鞘師:日常の話でいうと、「ピザを食べたら太っちゃうなあ」みたいなことを言ったら、「もっと食べたほうがいいよ!」と驚かれたことですね(笑)。
小川:たしかに、見た目に対する価値観も違いますもんね。
鞘師:私もビックリだし、言われたほうもビックリしている、みたいなことがあって面白いです。
小川:神様たちの世界に迷い込んだ少年の、ちょっと怖くて不思議な物語ということですけども、つまり少年を演じられる?
鞘師:そうです! 8歳の小学生の薫平を演じます。タイトルにあるように、この子は乱暴者なんです。「らんぼうもの」だと言われている人、「らんぼうものめ」と指している人たちの気持ちを考えさせられるようなお話だなと思いました。薫平が神様の世界に迷い込んでしまって、そこからどう脱していくかの過程を見ていただくお話になります。お子さんに楽しんでいただける夏休みの企画ですが、大人の方も楽しんでいただける作品になると思います。
小川:公演期間は7月20日(土)から28日(日)まで。身近にお子さんがいる方は、ぜひご一緒に、そして大人の方も楽しんでいただけたらと思います。
7月24日(水)、鞘師は初のフルアルバム『Symbolized』をリリース予定だ。
小川:名前に込められた思いを教えてください。
鞘師:「Symbolized」は何かを象徴しているとか、何かを型取っている意味の言葉です。今の私を型取っていて、集大成という意味を込めてタイトルに付けました。
小川:目の前にいらっしゃいますけども、今の鞘師里保さんは輝いていますよ。本当に素敵な女性なので、曲、パフォーマンスも含めてご覧になってください!
鞘師里保の最新情報は、公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF」では、本棚からゲストのクリエイティヴを探る。オンエアは10時5分頃から。
鞘師が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)のワンコーナー「DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF」。6月9日(日)のオンエアをテキストで紹介。
2024年6月16日28時頃まで
鞘師里保がお気に入りの本を紹介
鞘師里保は2011年にモーニング娘。9期メンバーとしてデビューし、2015年に同グループを卒業。その後、ニューヨークへダンス留学。2020年より芸能活動を再開し、ドラマや舞台、ミュージカルなど活躍の場を広げている。DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF
— ACROSS THE SKY (@acrossthesky813) June 9, 2024
元モーニング娘。で
現在は俳優、アーティストとして活躍されている#鞘師里保 さんの人生に影響を与えた本とは?@sayashi_staff#jwave #sky813
鞘師里保さんのお気に入りの本 pic.twitter.com/xXYvVppOvL
小川:今日は、鞘師さんがお気に入りの本を並べた写真を撮ってきてくれました。こちらを拝見します。
鞘師:ここ1年ぐらいに読んだ本たちになります。
小川:先ほどエッセイを読むことが多いとおっしゃっていましたね。
鞘師:エッセイを読むと、その方が何を考えて過ごされているかとか、人生観みたいなものを知れることが多いんですよね。人がどうやって生きているのか、どう考えて過ごされているのかを知るのが好きというのが、エッセイを読むことに表れているなと思います。
小川:写真には小説やエッセイがいろいろ写っていますが、私が気になったものは高瀬隼子さん『おいしいごはんが食べられますように』です。最近話題の一冊ですけども、いかがでしたか?
鞘師:実はまだ読んでいなくて、待機している本になります(笑)。
小川:私も家に「今度読む」と置いている本がたくさん溜まっております(笑)。隣の『リラの花咲くけものみち』(光文社)はどんな本ですか?
鞘師:獣医師を目指す大学生の女の子のお話です。動物が好きだから獣医を目指すんですけども、実際に動物の生死と関わるとき、果たしてこの仕事に携わることが幸せなのか、と主人公の葛藤が書かれていて考えさせられました。
小川:読んでどのような感想を持ちましたか?
鞘師:みなさん、夢を描くときにいい未来ばかり想像すると思うんです。だけど、それにのめり込んだときに知りたくなかった現実を知ってしまうんですね。私はもともとエンタメの世界に憧れて、今はここでお仕事をさせていただいておりますけども、自分が好きなこととか没頭できることを職業にするとき、果たしてそれはよかったのかと考える時期があったんです。やりたいことがお仕事になったときの葛藤と重なったというか、自分の経験を重ねてこの本を読んでおりました。
ニューヨークで衝撃を受けたことは?
鞘師が最近読んだ本のなかで本棚に残したいと思った本は、近藤聡乃の2015年の書籍『ニューヨークで考え中』(亜紀書房)だという。鞘師:絵のタッチがすごくかわいいです。
小川:こちらは漫画のエッセイですか?
鞘師:そうです。近藤聡乃さんは長年ニューヨークに住まれている方で、近藤さんのニューヨークでの日々を綴った連載を一冊にした本です。私自身、ニューヨークに留学しておりましたので、共感できる部分と「こういう生活をされているんだ」という発見がありました。
小川:見開き1ページずつタイトルが付いていて、エピソードが描かれていますね。「朝ごはんの壁」とか「必ず言われる」とか、タイトルから惹かれちゃいます。鞘師さんのニューヨークの生活はいかがでしたか? ダンスも日本でやるのと海外の人たちと一緒にやるのとでは違いましたか?
鞘師:私にとっては全然違う体験でした。日本だと基礎から習うことが多い傾向があると思うんですけど、ニューヨークだと飛び込みのクラスが多いんですよね。1時間半で1つの振付を覚えましょう、みたいなクラスにみんなが好きなときに飛び込むという感じなので、基礎練習をしっかりやっているイメージはないです。
小川:へええ!
鞘師:そのぶん、自分の解釈で自分の表現をしているカッコいいダンサーの方がたくさんいて、とても感化されました。私はちゃんとやらないといけない、基礎もやらないといけない、間違っていないかな……と気にしながら進むタイプだったのでぶち壊された感覚でした(笑)。
小川:鞘師さんは広島の時代から基礎を叩き込んできた方ですしね。
鞘師:幼少期からダンスを習っていて、地盤を固めていくようなダンサーの習い方をしていたので、衝撃でした。
小川:『ニューヨークで考え中』を読んでいても、価値観が壊れるという点で共感するところはありましたか?
鞘師:日常の話でいうと、「ピザを食べたら太っちゃうなあ」みたいなことを言ったら、「もっと食べたほうがいいよ!」と驚かれたことですね(笑)。
小川:たしかに、見た目に対する価値観も違いますもんね。
鞘師:私もビックリだし、言われたほうもビックリしている、みたいなことがあって面白いです。
待望のファーストアルバムを7月にリリース!
番組では、鞘師の今後の活動に注目。7月20日(土)から、鞘師主演の舞台『らんぼうものめ』の公演がスタート。KAATキッズ・プログラムの作品であり、子どもも大人も楽しめる舞台となっている。小川:神様たちの世界に迷い込んだ少年の、ちょっと怖くて不思議な物語ということですけども、つまり少年を演じられる?
鞘師:そうです! 8歳の小学生の薫平を演じます。タイトルにあるように、この子は乱暴者なんです。「らんぼうもの」だと言われている人、「らんぼうものめ」と指している人たちの気持ちを考えさせられるようなお話だなと思いました。薫平が神様の世界に迷い込んでしまって、そこからどう脱していくかの過程を見ていただくお話になります。お子さんに楽しんでいただける夏休みの企画ですが、大人の方も楽しんでいただける作品になると思います。
小川:公演期間は7月20日(土)から28日(日)まで。身近にお子さんがいる方は、ぜひご一緒に、そして大人の方も楽しんでいただけたらと思います。
7月24日(水)、鞘師は初のフルアルバム『Symbolized』をリリース予定だ。
小川:名前に込められた思いを教えてください。
鞘師:「Symbolized」は何かを象徴しているとか、何かを型取っている意味の言葉です。今の私を型取っていて、集大成という意味を込めてタイトルに付けました。
小川:目の前にいらっしゃいますけども、今の鞘師里保さんは輝いていますよ。本当に素敵な女性なので、曲、パフォーマンスも含めてご覧になってください!
鞘師里保の最新情報は、公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「DAIWA HOUSE MY BOOKSHELF」では、本棚からゲストのクリエイティヴを探る。オンエアは10時5分頃から。
radikoで聴く
2024年6月16日28時59分まで
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番組情報
- ACROSS THE SKY
-
毎週日曜9:00-12:00